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公開番号2025111090
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005266
出願日2024-01-17
発明の名称印刷用メタルマスク
出願人アテネ株式会社
代理人弁理士法人牛木国際特許事務所
主分類B41N 1/24 20060101AFI20250723BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】スキージの位置により版離れ速度が異なり、ペーストの塗布量にバラつきが生じるのを防止する。
【解決手段】版枠1の内側にメタルマスク2を備え、前記メタルマスク2の上面を移動するスキージ5によって、前記メタルマスク2の下方に配設される被印刷物3にペースト6を印刷する印刷用メタルマスク10であって、前記メタルマスク2の下面に、スキージ5の移動方向に対し略直角に、非金属材料からなる複数の帯状突起7を設けた印刷用メタルマスク10により課題を解決する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
版枠の内側にメタルマスクを備え、前記メタルマスクの上面を移動するスキージによって、前記メタルマスクの下方に配設される被印刷物にペーストを印刷する印刷用メタルマスクであって、
前記メタルマスクの下面に、スキージの移動方向に対し略直角に、非金属材料からなる複数の帯状突起を設けたことを特徴とする印刷用メタルマスク。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記非金属材料が合成樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の印刷用メタルマスク。
【請求項3】
前記帯状突起の高さが25μm~150μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷用メタルマスク。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品等の製造工程でペーストやフラックスを印刷するための印刷用メタルマスクに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、プリント基板等の電子部品にペースト(以下、フラックスを含む。)を印刷する際には、メッシュ状に織られた金属または樹脂に感光性乳剤を塗布後、印刷パターンを露光・現像して乳剤に開口部を形成したメッシュスクリーン版が使用されている。また、メッシュスクリーン版と同様の用途であるが、より高精細な印刷形態を実現すべく、被印刷物の印刷形態に対応した多数の微細孔を有するメタルマスクが使用されている。このメタルマスクは、めっきプロセスを用いた電鋳法により微細孔を形成するもので、高い精度で印刷形態を実現できる特徴がある。ここでは、メッシュスクリーン版とメタルマスクとを区別することなく、スクリーン版と称することとする。
【0003】
スクリーン版とスキージを使用してペーストを被印刷物に印刷する方法として、被印刷物とスクリーン版との間にギャップを設けて印刷を行うギャップ印刷法が知られている。ギャップ印刷法は、スクリーン版の上面をスキージで押付けて当該部位のギャップを無くしつつ、スキージを前傾した状態で水平方向に移動させて被印刷物にペーストを印刷するものである(図5参照)。ギャップ印刷法はオフコンタクト法と称され、現在でも広く使用されている印刷法である。
【0004】
しかし、ギャップ印刷法ではスキージの移動に追随して順次スクリーン版が被印刷物から離れることになり、スキージの移動速度は一定であるから、結果としてスキージの移動位置によって版離れ速度が異なることになる。例えば、スキージが図5(A)に示す位置にある場合、スキージの左側において被印刷物とスクリーン版とで形成される角度θ1は相対的に大きいため、版離れ速度は相対的に大きくなる。それに対し、スキージが図5(B)に示す位置にある場合、スキージの左側において被印刷物とスクリーン版とで形成される角度θ2は相対的に小さいため(θ1>θ2)、版離れ速度は相対的に小さくなる。この版離れ速度の違いはペーストの塗布量に影響するため、印刷部位によって塗布量にバラつきが生じ、印刷品質が低下するという問題がある。他方、ギャップ印刷法は比較的簡単な装置で実現できるため、初期費用が低廉であり、小規模生産にも対応可能で、多様な被印刷物に適用できるという利点がある。
【0005】
上述した事情に鑑み、ギャップ印刷法におけるペーストの塗布量のバラつきによる印刷品質の低下を抑制すべく、種々の提案がなされている。
【0006】
その一つに、スクリーン版の版枠を、スキージの移動方向における刷り始め側に対し刷り終わり側が低くなるよう傾斜させて配置し、かつスキージの移動に連動させて版枠の傾斜を維持して、スクリーン版を被印刷物から離間させるようにしたギャップ印刷法がある(特許文献1参照)。
【0007】
また、版離れが容易となるよう被印刷物に接するスクリーン版の裏面に、エア抜き用の段差部(溝)を微細開口の周囲に設けたメタルマスクによる印刷法が提案されている(特許文献2参照)。
【0008】
さらに、ギャップ印刷法ではなく、専用の印刷装置を導入して版離れの改善を図った印刷法が提案されている(非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2006-123327号公報
特開2000-313179号公報
【非特許文献】
【0010】
日本印刷学会誌第47巻第6号(2010)「スクリーン印刷法による微細回路形成技術」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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