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公開番号
2025110394
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2025004091
出願日
2025-01-10
発明の名称
積層体及び包装袋
出願人
TOPPANホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/32 20060101AFI20250718BHJP(積層体)
要約
【課題】モノマテリアル化を実現しつつ、印刷層を脱離しやすく、破袋強度と輸送時の振動に対する耐性に優れる積層体及び包装袋を提供すること。
【解決手段】本開示の一側面に係る積層体は、最外層と、印刷層と、第1接着剤層と、中間層と、第2接着剤層と、シーラント層と、をこの順序で備える積層構造を有する積層体であって、最外層、中間層及びシーラント層が、ポリプロピレンを含み、ポリプロピレンの含有量が、積層体の全量を基準として、90質量%以上であり、最外層と印刷層との間の密着強度が、0.5~0.8N/15mmであり、第1接着剤層と中間層との間の密着強度が、0.5~0.8N/15mmである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
最外層と、
印刷層と、
第1接着剤層と、
中間層と、
第2接着剤層と、
シーラント層と、
をこの順序で備える積層構造を有する積層体であって、
前記最外層、前記中間層及び前記シーラント層が、ポリプロピレンを含み、
前記ポリプロピレンの含有量が、前記積層体の全量を基準として、90質量%以上であり、
前記最外層と前記印刷層との間の密着強度が、0.5~0.8N/15mmであり、
前記第1接着剤層と前記中間層との間の密着強度が、0.5~0.8N/15mmである、積層体。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
バリア層を更に備え、
前記バリア層が、バリアコート層を有する、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記バリア層が、前記中間層側から、アンカーコート層、蒸着層及び前記バリアコート層をこの順に有する、請求項2に記載の積層体。
【請求項4】
前記バリア層が、前記中間層と前記第2接着剤層との間に位置する、請求項2に記載の積層体。
【請求項5】
前記蒸着層の厚さが、5nm以上80nm以下である、請求項3に記載の積層体。
【請求項6】
前記第1接着剤層及び前記第2接着剤層の厚さが、0.5μm以上3.5μm以下である、請求項1に記載の積層体。
【請求項7】
前記印刷層の厚さに対する前記第1接着剤層の厚さの比(第1接着剤層の厚さ/印刷層の厚さ)が、3未満である、請求項1に記載の積層体。
【請求項8】
前記最外層及び前記中間層が、延伸ポリプロピレンフィルムを含み、
前記シーラント層が、無延伸ポリプロピレンフィルムを含む、請求項1に記載の積層体。
【請求項9】
前記最外層の前記印刷層側の表面層が、ホモポリプロピレンを含む、請求項1に記載の積層体。
【請求項10】
前記中間層が、第1スキン層、コア層及び第2スキン層をこの順に備える多層構造を有する、請求項1に記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、積層体及び包装袋に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ガスバリア積層体は、主に、ボイル処理、レトルト処理等の加熱殺菌を含む食品、医薬品等の包装材料として広く用いられている。世界でプラスチックごみ問題が注目される中、循環型社会の実現にむけて環境配慮型包材の需要がますます高まっている。グローバル企業の多くが容器包装のより優れたプラスチック資源循環に向けた目標を設定し、さまざまな施策を打ち出している。また米国では、ポリエチレン系樹脂の回収から再利用までのリサイクルルートが整備され始めているなど、世界的にモノマテリアル(単一素材)を前提とするリサイクルへの取り組みが加速しつつある。
【0003】
このような包装材料として、例えば、特許文献1には、基材層A及び表面層Bを含む、二軸配向積層ポリプロピレンフィルムと無延伸ポリプロピレンフィルムとを含む積層体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-13959号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
レトルト処理用の包装材料として、シーラント特性の観点から、ポリプロピレンによりモノマテリアル化された包装材料の需要が期待される。そこで、本発明者らは、モノマテリアル化を実現する材料としてポリプロピレンを選択した。
【0006】
ところで、積層体が印刷層を備える場合、積層体をそのままリサイクルすると、印刷層が着色による外観低下や物理性状の低下を引き起こす原因となる。そのため、印刷層を脱離工程にて脱離する。積層体には印刷層が脱離しやすいことが求められる。
【0007】
また、印刷層が脱離しやすい積層体では、破袋強度と輸送時の振動に対する耐性の点で層間剥離が生じることが本発明者らの検討により明らかとなった。
【0008】
本開示は、モノマテリアル化を実現しつつ、印刷層を脱離しやすく、破袋強度と輸送時の振動に対する耐性に優れる積層体及び包装袋を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一側面は、以下の積層体及び包装袋に関する。
[1] 最外層と、
印刷層と、
第1接着剤層と、
中間層と、
第2接着剤層と、
シーラント層と、
をこの順序で備える積層構造を有する積層体であって、
最外層、中間層及びシーラント層が、ポリプロピレンを含み、
ポリプロピレンの含有量が、積層体の全量を基準として、90質量%以上であり、
最外層と印刷層との間の密着強度が、0.5~0.8N/15mmであり、
第1接着剤層と中間層との間の密着強度が、0.5~0.8N/15mmである、積層体。
[2] バリア層を更に備え、
バリア層が、バリアコート層を有する、[1]に記載の積層体。
[3] バリア層が、中間層側から、アンカーコート層、蒸着層及びバリアコート層をこの順に有する、[2]に記載の積層体。
[4] バリア層が、中間層と第2接着剤層との間に位置する、[2]又は[3]に記載の積層体。
[5] 蒸着層の厚さが、5nm以上80nm以下である、[3]に記載の積層体。
[6] 第1接着剤層及び第2接着剤層の厚さが、0.5μm以上3.5μm以下である、[1]~[5]のいずれかに記載の積層体。
[7] 印刷層の厚さに対する第1接着剤層の厚さの比(第1接着剤層の厚さ/印刷層の厚さ)が、3未満である、[1]~[6]のいずれかに記載の積層体。
[8] 最外層及び中間層が、延伸ポリプロピレンフィルムを含み、
シーラント層が、無延伸ポリプロピレンフィルムを含む、[1]~[6]のいずれかに記載の積層体。
[9] 最外層の印刷層側の表面層が、ホモポリプロピレンを含む、[1]~[8]のいずれかに記載の積層体。
[10] 中間層が、第1スキン層、コア層及び第2スキン層をこの順に備える多層構造を有する、[1]~[9]のいずれかに記載の積層体。
[11] [1]~[10]のいずれかに記載の積層体を含む、包装袋。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、モノマテリアル化を実現しつつ、印刷層を脱離しやすく、破袋強度と輸送時の振動に対する耐性に優れる積層体及び包装袋が提供される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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