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公開番号
2025109442
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003334
出願日
2024-01-12
発明の名称
化粧シート
出願人
タキロンシーアイ株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
B32B
27/00 20060101AFI20250717BHJP(積層体)
要約
【課題】施工性に優れた化粧シートを提供することを目的とする。
【解決手段】化粧シート1は、ポリ塩化ビニル樹脂を含有する樹脂シートからなる基材2と、基材2上に設けられ、アクリル系樹脂を含有する表面層4とを備える。縦軸を化粧シート1の貯蔵弾性率[MPa]の常用対数(底を10とする対数)、横軸を化粧シート1の温度[K]とした片対数グラフにおいて、328.15Kでの貯蔵弾性率(常用対数)と338.15Kでの貯蔵弾性率(常用対数)をプロットした2点を結んだ直線の傾きが-0.05以上-0.02以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリ塩化ビニル樹脂を含有する樹脂シートからなる基材と、
前記基材上に設けられ、アクリル系樹脂を含有する表面層と
を備え、
縦軸を前記化粧シートの貯蔵弾性率[MPa]の常用対数(底を10とする対数)、横軸を前記化粧シートの温度[K]とした片対数グラフにおいて、328.15Kでの前記貯蔵弾性率(常用対数)と338.15Kでの貯蔵弾性率(常用対数)をプロットした2点を結んだ直線の傾きが-0.05以上-0.02以下であることを特徴とする化粧シート。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
前記樹脂シートは可塑剤を含有し、前記ポリ塩化ビニル樹脂100質量部に対する前記可塑剤の含有量が5質量部以上25質量部以下であることを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
【請求項3】
前記基材の厚みが80~170μmであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の化粧シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧シートに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
壁面材、造作材、建具、ドア等の建装材、家具等の表面装飾、自動車内装・弱電の表装等の様々な用途において、表面装飾を施して意匠性を高めるために化粧シートが用いられている。この化粧シートとしては、例えば、基材上に加熱延伸性を確保するための層が設けられたものが知られている。
【0003】
例えば、基材層と、基材層上に設けられた保護層とを有し、基材層が、グリコール変性ポリエチレンテレフタレートシートからなり、保護層が、エチレン-ビニルアルコール共重合体シートからなる化粧シートが提案されている。そして、このような化粧シートを用いることにより、耐汚染性、耐溶剤性、耐薬品性に優れるとともに、充分な加熱延伸性が確保された化粧シートを提供することができると記載されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-2758号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、従来、ヒートガンにより化粧シートを加熱して柔らかくした状態で、施工対象物に対して化粧シートを貼り付けるが、上記特許文献1に記載の化粧シートにおいては、作業者の熟練度の差や施工時の気温等に起因して、短時間の加熱で化粧シートを所望の柔らかさにすることが困難であるため、施工性が低下するという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、作業者の熟練度の差や施工時の気温等に依存しない、施工性に優れた化粧シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の化粧シートは、ポリ塩化ビニル樹脂を含有する樹脂シートからなる基材と、基材上に設けられ、アクリル系樹脂を含有する表面層とを備え、縦軸を化粧シートの貯蔵弾性率[MPa]の常用対数(底を10とする対数)、横軸を化粧シートの温度[K]とした片対数グラフにおいて、328.15Kでの貯蔵弾性率(常用対数)と338.15Kでの貯蔵弾性率(常用対数)をプロットした2点を結んだ直線の傾きが-0.05以上-0.02以下であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、作業者の熟練度の差や施工時の気温等に依存しない、施工性に優れた化粧シートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る化粧シートを示す断面図である。
縦軸を本発明の実施形態に係る化粧シートの貯蔵弾性率E’[MPa]の常用対数(底を10とする対数)、横軸を本発明の実施形態に係る化粧シートの温度T[K]とした片対数グラフを示す図である。
実施例1~4、及び比較例1~3における片対数グラフを示す図である。
実施例1における化粧シートを貼り付けるプレス鋼板を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の化粧シートについて具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において、適宜変更して適用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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