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公開番号2025106700
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2024000198
出願日2024-01-04
発明の名称記録装置、記録装置の制御方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/21 20060101AFI20250709BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】校正板を用いずに、高精度なキャリブレーションを実現する。
【解決手段】本発明の一実施形態は、ノズルから第1インクを吐出して、第1インク発数で第1調整パターンを記録し、第2インク発数で第2調整パターンを記録する、記録ヘッドと、前記ノズルから吐出される前記第1インクの吐出量ごとの反射比率である反射比率データが記憶される記憶手段と、記録媒体に記録された画像を読み取るセンサと、前記センサにより前記第1調整パターンを読み取ることで取得される第1反射係数と、前記センサにより前記第2調整パターンを読み取ることで取得される第2反射係数とに基づき、反射比率を算出する第1算出手段と、前記第1算出手段により算出される前記反射比率と、前記反射比率データとに基づき、前記ノズルにおける前記第1インクの吐出量を算出する第2算出手段と、を有する、ことを特徴とする記録装置である。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
第1インクを含む複数のインクをノズルから吐出する記録ヘッドであって、前記第1インクを吐出して、第1インク発数で第1調整パターンを記録し、第2インク発数で第2調整パターンを記録する、前記記録ヘッドと、
前記ノズルから吐出される前記第1インクの吐出量ごとの反射比率である反射比率データが記憶される記憶手段と、
記録媒体に記録された画像を読み取るセンサと、
前記センサにより前記第1調整パターンを読み取ることで取得される第1反射係数と、前記センサにより前記第2調整パターンを読み取ることで取得される第2反射係数とに基づき、反射比率を算出する第1算出手段と、
前記第1算出手段により算出される前記反射比率と、前記反射比率データとに基づき、前記ノズルにおける前記第1インクの吐出量を算出する第2算出手段と、
を有する、
ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1インク発数の値と、前記第2インク発数の値とが、異なる、
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記第1反射係数の値が、前記第2反射係数の値より大きくなるよう、前記第1インク発数の値および前記第2インク発数の値が設定される、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記第2インク発数の値は、前記第1インクの発数の値より少ない、
ことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
【請求項5】
前記記録媒体に記録された前記第1調整パターンを用いて、前記センサの光量調整を実施する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
【請求項6】
前記第1算出手段は、前記第2反射係数を前記第1反射係数で除算することで、反射比率を算出する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
【請求項7】
前記第2算出手段は、前記第1算出手段によって算出された反射比率が、前記記憶手段に記憶された前記反射比率データが示す反射比率の何れかと一致する場合、当該一致する反射比率に対応する吐出量を、前記ノズルにおける前記第1インクの吐出量として算出する、
ことを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項8】
前記第2算出手段は、前記第1算出手段によって算出された反射比率が、前記記憶手段に記憶された前記反射比率データが示す反射比率の何れとも一致しない場合、前記反射比率データが示す反射比率の中で、前記第1算出手段によって算出された反射比率と最も近いものに対応する吐出量を、前記ノズルにおける前記第1インクの吐出量として算出する、
ことを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項9】
前記第2算出手段は、前記第1算出手段によって算出された反射比率が、前記記憶手段に記憶された前記反射比率データが示す反射比率の何れとも一致せず、また、前記反射比率データが示す第1反射比率より小さく、前記反射比率データが示す第2反射比率より大きい場合、前記第1反射比率に対応する第1吐出量と、前記第2反射比率に対応する第2吐出量とを用いる補間演算により、前記ノズルにおける前記第1インクの吐出量を算出する、
ことを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項10】
前記第1インクは、白色色材を含む白インクである、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、記録ヘッドのノズルからインクを吐出して画像を記録する記録装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
非吸収性または低吸収性の記録媒体にインクを吐出し、該吐出したインクを、加熱および送風機能を有する定着器を用いて乾燥させることで記録を行うインクジェット記録装置が知られている。このような装置において、白色の記録媒体と比較し反射率が低い透明な記録媒体または有色の記録媒体を用いて画像の記録を行うことがある。また、より高品質な画像を記録するためには、実際に画像を記録する記録媒体を使用して記録ヘッドの調整および記録装置の調整を行う必要がある。
【0003】
特許文献1では、白色の記録媒体上に黒色画像を形成し、その上に白色画像を形成することで白色画像の測色を可能としている。ところで、測色器において濃度検出を行うためには、光学センサにおける発光部からの発光量を一定にする必要があるところ、一般的に、測色前に白色校正板を用いて発光量を一定にする方法が採用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-140207
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、白色校正板を用いて白色画像を測色するためには、白色校正板およびこれを保護するためのシャッター等の部品を設ける必要があり、コストが上昇する。一方、コスト上昇を防ぐため、白色校正板を用いることなく白色画像の測色を行おうとすると、発光部からの発光量のばらつきにより、白色画像の測色精度が低下する。
【0006】
そこで本開示は、上記課題に鑑み、校正板を用いることなく、キャリブレーションを高精度に実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態は、第1インクを含む複数のインクをノズルから吐出する記録ヘッドであって、前記第1インクを吐出して、第1インク発数で第1調整パターンを記録し、第2インク発数で第2調整パターンを記録する、前記記録ヘッドと、前記ノズルから吐出される前記第1インクの吐出量ごとの反射比率である反射比率データが記憶される記憶手段と、記録媒体に記録された画像を読み取るセンサと、前記センサにより前記第1調整パターンを読み取ることで取得される第1反射係数と、前記センサにより前記第2調整パターンを読み取ることで取得される第2反射係数とに基づき、反射比率を算出する第1算出手段と、前記第1算出手段により算出される前記反射比率と、前記反射比率データとに基づき、前記ノズルにおける前記第1インクの吐出量を算出する第2算出手段と、を有する、ことを特徴とする記録装置である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、校正板を用いることなく、キャリブレーションを高精度に実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
記録装置の斜視図
記録装置の概略側面図
記録ヘッドの模式図
光学センサの模式図
記録装置の制御系の構成を示すブロック図
マルチパス記録を説明するための図
Kインク上の各Wインク量に対する反射係数を測定する測定用パターンの説明図
Kインク上の各Wインク量と反射係数との相関を示すデータ
Wインク吐出量毎の反射比率が保持されたテーブル
第1実施形態に係るWインク吐出量算出処理のフローチャート
第1実施形態に係るWインク吐出量算出用パターン
第2実施形態に係るWインク吐出量算出用パターン
第2実施形態に係るWインク吐出量算出処理のフローチャート
第3実施形態に係るKインク吐出量算出用パターン
Kインク吐出量毎の反射比率が保持されたテーブル
第3実施形態に係るKインク吐出量算出処理のフローチャート
第4実施形態に係るKインク吐出量算出用パターン
第4実施形態に係るKインク吐出量算出処理のフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本開示における実施形態について詳細に説明する。まず、後述する第1~第4実施形態に共通する内容を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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