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公開番号2025103926
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221662
出願日2023-12-27
発明の名称インキ補充容器
出願人株式会社パイロットコーポレーション
代理人
主分類B43L 25/06 20060101AFI20250702BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】容器本体を倒立状態からゆっくりと正立状態に戻す際、貯留部内の一定量のインキは貯留部側から容器本体に戻ることなく、一定量のインキを貯留部内に確実に貯留させることができるインキ補充容器を提供する。
【解決手段】貯留部4は、インキ流通孔9とインキ流出制御部8とを有し、インキ流通孔は、容器本体内部に収容された補充用インキ6を貯留部内部に流入させる貯留部側壁に径方向に貫通した孔であり、インキ流出制御部は、容器本体2を正立状態に戻す際に、貯留部内に流入させた補充用インキの容器本体への流出を制御する貯留部側壁内面から内方に突出した突起物である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
補充用インキを収容する容器本体と前記容器本体の開口を閉塞するキャップとからなり、
前記容器本体内部は、容器本体の上部に配置され、前記補充用インキを一時的に貯留する上方が開口した有底状の貯留部を有し、
前記容器本体を正立状態から上下反転させて倒立状態にして、前記貯留部に前記補充用インキを流入させ、前記容器本体を倒立状態から再び上下反転させて正立状態にして、前記補充用インキの一定量を前記貯留部に貯留させ、インキ補充式の筆記具のペン先を前記貯留部内の補充用インキに浸漬し、前記貯留部に貯留させたインキを筆記具に補充するインキ補充容器において、
前記貯留部は、インキ流通孔とインキ流出制御部とを有し、
前記インキ流通孔は、前記容器本体内部に収容された前記補充用インキを前記貯留部内部に流入させる前記貯留部側壁に径方向に貫通した孔であり、
前記インキ流出制御部は、前記容器本体を正立状態に戻す際に、前記貯留部内に流入させた前記補充用インキの容器本体への流出を制御する前記貯留部側壁内面から内方に突出した突起物である
ことを特徴とするインキ容器。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記インキ流出制御部は上方に面する天面を有し、前記天面は前記インキ流通孔よりも上方に位置することを特徴とする請求項1に記載のインキ用容器。
【請求項3】
前記インキ流出制御部は、前記天面から下方に連設される対向する側面を有し、前記対向する側面の間に前記インキ流通孔が位置することを特徴とする請求項2に記載のインキ用容器。
【請求項4】
前記インキ流出制御部の前記天面が、前記インキ流通孔の直上に位置することを特徴とする請求項2に記載のインキ用容器。
【請求項5】
2つ以上の前記インキ流出制御部の周方向間に前記インキ流通孔を設けることを特徴とする請求項1または2に記載のインキ用容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インキ補充容器に関する。詳細には、インキ補充式の筆記具のための補充用のインキを収容するインキ補充容器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1にはインキビン(本発明における容器本体に当たる)内にインキリザーバー(本発明における貯留部に当たる)を装着し、インキビン内の少なくなったインキを効率よく万年筆に吸収することができるインキリザーバー及びインキビンが開示されている。詳細には、インキビンを上下回転させて上下を逆にし、再び元の状態に戻すと、その過程でインキがインキリザーバー側に入りこみ、インキリザーバー内はインキで満たされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5337906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された技術では、インキビンを元の状態にゆっくり戻すと、インキリザーバー内のすべてのインキがインキビン側に戻り、インキリザーバー内にインキが残らない可能性がある。
【0005】
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、容器本体を倒立状態からゆっくりと正立状態に戻す際、貯留部内の一定量のインキは貯留部側から容器本体に戻ることなく、一定量のインキを貯留部内に確実に貯留させることができるインキ補充容器を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の第1の発明は補充用インキを収容する容器本体と前記容器本体の開口を閉塞するキャップとからなり、前記容器本体内部は、容器本体の上部に配置され、前記補充用インキを一時的に貯留する上方が開口した有底状の貯留部を有し、前記容器本体を正立状態から上下反転させて倒立状態にして、前記貯留部に前記補充用インキを流入させ、前記容器本体を倒立状態から再び上下反転させて正立状態にして、前記補充用インキの一定量を前記貯留部に貯留させ、インキ補充式の筆記具のペン先を前記貯留部内の補充用インキに浸漬し、前記貯留部に貯留させたインキを筆記具に補充するインキ補充容器において、前記貯留部は、インキ流通孔とインキ流出制御部とを有し、前記インキ流通孔は、前記容器本体内部に収容された前記補充用インキを前記貯留部内部に流入させる前記貯留部側壁に径方向に貫通した孔であり、前記インキ流出制御部は、前記容器本体を正立状態に戻す際に、前記貯留部内に流入させた前記補充用インキの容器本体への流出を制御する前記貯留部側壁内面から内方に突出した突起物であることを要件とする。
【0007】
前記第1の発明のインキ補充容器は、容器本体を倒立状態からゆっくり正立状態に戻す過程で、貯留部内の一定量のインキはインキ流出制御部によりインキ流通孔への流路を遮られ、インキ流出制御部付近に貯留される。その後、容器本体の正立状態において、インキ流出制御部付近に貯留されたインキが下方に流れ落ちることで、一定量のインキを貯留部内に確実に貯留させることができる。
【0008】
本願の第2の発明は、前記第1の発明のインキ補充容器において、前記インキ流出制御部は上方に面する天面を有し、前記天面は前記インキ流通孔よりも上方に位置することを要件とする。
【0009】
前記第2の発明のインキ補充容器は、前記インキ流出制御部が天面を有し、前記天面がインキ流通孔よりも上方に位置することにより、インキがインキ流通孔の上方から流れ込むことを効果的に抑止することができる。これにより、一定量のインキを貯留部に確実に貯留させることができる。
【0010】
本発明の第3の発明は、前記第2の発明のインキ補充容器において、前記インキ流出制御部は、前記天面から下方に連設される対向する側面を有し、前記対向する側面の間に前記インキ流通孔が位置することを要件とする。
(【0011】以降は省略されています)

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