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公開番号2024108667
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023013141
出願日2023-01-31
発明の名称鉛筆
出願人株式会社キヤメル鉛筆製作所
代理人個人
主分類B43K 19/02 20060101AFI20240805BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】鉛筆における外側面の適切な位置に指を配置し続けることが容易である鉛筆を提供する。
【解決手段】鉛筆100は、芯20と、軸体10と、を有する。軸体10は芯20の周囲を覆う。軸体10の横断面の形状は三角形である。軸体10は、三つの外側面13を有する。外側面13は、軸体10の軸方向に延在する。三つの外側面13のそれぞれにおける少なくとも一部は、有底の凹溝15である。凹溝15は、軸体10の軸方向に延在する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
芯と、前記芯の周囲を覆う軸体と、を有する鉛筆であって、
前記軸体の横断面の形状が三角形であり、
前記軸体は、前記軸体の軸方向に延在する三つの外側面を有し、
前記三つの外側面のそれぞれにおける少なくとも一部は、軸方向に延在する有底の凹溝である、鉛筆。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記軸体は、前記軸方向に延在して前記芯を挟むように配置された第一部材および第二部材を含み、
前記第一部材と前記第二部材とは接面で接着されており、
前記横断面において、前記接面は前記三角形のいずれの角も通らず、前記接面と第一の前記外側面とが互いに沿っている、請求項1に記載の鉛筆。
【請求項3】
前記軸体は、第二の前記外側面および第三の前記外側面との間に配置されて前記軸方向に延在する第一の角部を有し、
前記凹溝は前記軸体の周方向に互いに離間する一対の開口端の間において開口しており、
前記第二の外側面および前記第三の外側面における前記凹溝のそれぞれは、前記横断面において、前記一対の開口端のうち前記第一の角部の近接側の一の前記開口端を通って前記接面に鉛直な方向に延在する仮想線上または前記仮想線よりも前記軸体の外方に配置されている、請求項2に記載の鉛筆。
【請求項4】
前記第二の外側面および前記第三の外側面における前記凹溝を画成するそれぞれの画成面が、前記第一部材と前記第二部材とにわたっている、請求項3に記載の鉛筆。
【請求項5】
前記芯の横断面は円形であり、
三つの前記外側面のそれぞれの間に配置されて前記軸方向に沿う角部は、滑らかな曲面として形成されており、
前記三つの外側面における前記凹溝を画成するそれぞれの画成面は滑らかな曲面であり、
前記角部の先端における前記角部の曲面の曲率半径は、前記芯の横断面の半径と等しいか、またはそれよりも大きく、
前記凹溝の底部における前記画成面の曲率半径は、前記三角形の仮想外接円の半径よりも大きい、請求項4に記載の鉛筆。
【請求項6】
前記角部の曲面と前記凹溝の画成面とは前記軸体の周方向に連続している、請求項5に記載の鉛筆。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉛筆に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
鉛筆には、断面の形状が三角形のものがある。この種の技術に関し、下記特許文献1には、鉛筆(10)の軸方向に延在する三つの平坦な外側面(第一面(1)から第三面(3))の一つのみに凹溝(凹凸部(31))を設けた鉛筆(10)が開示されている。鉛筆(10)の断面形状が三角形であることにより、指を正しい位置に配置して鉛筆(10)を握ることができるようになるとされている。また、三つの外側面のうち一つのみに凹溝を設けることにより、この凹溝がある外側面を中指に載せて痛くない程度の力で鉛筆(10)を握るようにすることで鉛筆(10)を強く握ることを防止できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-069504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、鉛筆を握って字等を書く場合、鉛筆における三つの外側面のそれぞれに適切な位置で指を配置し続けることができない場合がある。例えば力の弱い子供は芯と紙面との摩擦によって手に握られた鉛筆の位置がずれ、気づかないうちに正しい握り方から外れていることが考えられる。
【0005】
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、鉛筆における各外側面の所定の位置に指を配置し続けることが容易である鉛筆を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の鉛筆は、芯と、前記芯の周囲を覆う軸体と、を有する鉛筆であって、前記軸体の横断面の形状が三角形であり、前記軸体は、前記軸体の軸方向に延在する三つの外側面を有し、前記三つの外側面のそれぞれにおける少なくとも一部は、軸方向に延在する有底の凹溝であることを特徴とする。
【0007】
三つの外側面のそれぞれに凹溝が設けられていることによって、各外側面に配置される指が当該凹溝に食い込むように、または当該凹溝を画成する画成面に沿うようにして鉛筆は指によって把持される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の鉛筆によれば、凹溝に沿うまたは食い込むように指が鉛筆の外側面に配置されるため、鉛筆を握って文字を書くときもなお、指を各外側面の所定の位置に配置し続けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第一実施形態にかかる鉛筆の一例を示す斜視図である。
図2(a)は第一実施形態にかかる鉛筆の角部側から見た平面図である。図2(b)は第一実施形態にかかる鉛筆の外側面側から見た平面図である。
第一実施形態にかかる鉛筆の横断面図である。軸体の断面におけるハッチングは省略されている。
本発明の第二実施形態にかかる鉛筆の一例を示す斜視図である。
図5(a)は第二実施形態にかかる鉛筆の角部側から見た平面図である。図5(b)は第二実施形態にかかる鉛筆の外側面側から見た平面図である。
第二実施形態にかかる鉛筆の横断面図である。軸体の断面におけるハッチングは省略されている。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の鉛筆の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
(【0011】以降は省略されています)

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