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公開番号
2025073667
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184638
出願日
2023-10-27
発明の名称
ボールペンリフィル
出願人
ぺんてる株式会社
代理人
主分類
B43K
7/02 20060101AFI20250502BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約
【課題】筆記ボールとボール受座との間に微粒子が介在すると、微粒子がボール受座に打ち込まれボール受座の表面状態を変化させてしまい筆記ボールが回動しにくくなるため、いわゆる線飛びが起こる恐れがあるという問題があった。本発明は良好な筆跡形成状態を維持することができるボールペンリフィルの提供。
【解決手段】本発明は、ボール受座は、軸方向前方から視認した投影面積が0.018mm
2
以上0.030mm
2
以下であり、筆記ボールは、一部が前端開口部から突出し、前端開口部と内方突出部との間に回動自在に抱持され、押圧部材は、筆記ボールを前方に押圧し、インキ収容部には、少なくとも微粒子を含有するボールペン用インキ組成物が直接収容され、微粒子の中心粒子径は0.20μm以上0.46μm以下でありボールペン用インキ組成物中の微粒子の含有量は0.003重量%以上0.09重量%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ボールペンチップと、ボールペンチップの後方に配置されたインキ収容部と、で少なくとも構成されるボールペンリフィルであって、
ボールペンチップは、ボールホルダーと、筆記ボールと、押圧部材と、で少なくとも構成され、
ボールホルダーには、前端開口部と、インキ流通孔と、インキ流通孔を形成する内壁面から突出した内方突出部と、内方突出部の側壁前方にボール受座と、が少なくとも形成され、
ボール受座は、軸方向前方から視認した投影面積が0.018mm
2
以上0.030mm
2
以下であり、
筆記ボールは、一部が前端開口部から突出し、前端開口部と内方突出部との間に回動自在に抱持され、
押圧部材は、筆記ボールを前方に押圧し、
インキ収容部には、少なくとも微粒子を含有するボールペン用インキ組成物が直接収容され、
微粒子の中心粒子径は0.20μm以上0.46μm以下でありボールペン用インキ組成物中の微粒子の含有量は0.003重量%以上0.09重量%以下である、
ボールペンリフィル。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記押圧部材は、ばね荷重が0.05N以上0.15N以下のばねである、
請求項1に記載のボールペンリフィル。
【請求項3】
前記筆記ボールの軸方向の移動可能量は、0.010mm以上0.025mm以下である、
請求項2に記載のボールペンリフィル。
【請求項4】
前記内方突出部の側壁前方の平面部に沿った線分を母線とする仮想円錐の頂角である開き角度が、90°以上120°以下である、
請求項3に記載のボールペンリフィル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボールペンのボールペンリフィルに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、ボールペン用インキ組成物中に種々の目的で微粒子を含有させる発明が開示されている。具体的には、筆記ボールとボール受座との間に介在するインキ組成物中に含有される微粒子が、筆記ボールとボール受座との間で転がることで、筆記ボールがボール受座に接触しながら回動し、その摩擦によってボール受座が摩耗するのを抑制するものである。他にも、特許文献1には、筆記ボールのボール径が0.4mm以下の細字用ボールペンにおいて、ボール受座の摩耗を抑制し、インキの流出性や経時安定性を良好にする目的で、平均粒子径0.1μm未満の微粒子が0.002~2重量%含有されたボールペン用インキの発明が開示されている。ボールペンは、ペン先を筆記面に対して接触させたり離したりしながら使用するものである。筆記時には、筆記ボールは筆圧によって後退し、ボール受座に接近、接触する。このとき、筆記ボールとボール受座との間に微粒子が介在すると、微粒子がボール受座に打ち込まれることで、ボール受座の表面硬度が高まり摩耗を抑制できるというものである。微粒子の種類としては、アルミナ、酸化チタン、シリカ等が例示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2007-518838号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、ボール受座への微粒子の打ち込みが繰り返されると、微粒子が密集・堆積しボール受座の表面状態を悪化させ、筆記ボールが回動しにくくなるため、筆跡としてのインキが筆記面に転写されない箇所が発生する、いわゆる線飛びが起こる恐れがある。
【0005】
本発明は、良好な筆跡形成状態を維持することができるボールペンリフィルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ボールペンチップと、ボールペンチップの後方に配置されたインキ収容部と、で少なくとも構成されるボールペンリフィルであって、ボールペンチップは、ボールホルダーと、筆記ボールと、押圧部材と、で少なくとも構成され、ボールホルダーには、前端開口部と、インキ流通孔と、インキ流通孔を形成する内壁面から突出した内方突出部と、内方突出部の前方側壁にボール受座と、が少なくとも形成され、ボール受座は、軸方向前方から視認した投影面積が0.018mm
2
以上0.030mm
2
以下であり、筆記ボールは、一部が前端開口部から突出し、前端開口部と内方突出部との間に回動自在に抱持され、
押圧部材は、筆記ボールを前方に押圧し、インキ収容部には、少なくとも微粒子を含有するボールペン用インキ組成物が直接収容され、微粒子の中心粒子径は0.20μm以上0.46μm以下でありボールペン用インキ組成物中の微粒子の含有量は0.003重量%以上0.09重量%以下であるボールペンリフィルを要旨とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るボールペンリフィルは、ボールペン用インキ組成物中に微粒子が含有されていることで、筆記ボールとボール受座との間でボールホルダーの摩耗を抑制することができる。微粒子の中心粒子径を0.20μm以上0.46μm以下、含有量0.003重量%以上0.09重量%以下とし、ボール受座の軸方向前方から視認した投影面積を0.018mm
2
以上0.030mm
2
以下とすることで、筆記時に、前進した筆記ボールが筆圧によって押圧部材に抗って後退しても、筆記ボールとボール受座との間に存在する微粒子がボール受座に打ち込まれにくくなり、ボール受座の表面状態が変化しにくく、良好な筆跡形成状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ボールペンリフィル1の縦断面図
ボールペンチップ2の縦断面図
図2のA部分拡大図
ボールペンチップ2の軸方向前方から視認したB-B´線断面矢視図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以降、図面を適宜参照しつつ、本発明に係る塗布具の実施形態について説明する。本発明は実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
※請求項1について。
【0010】
図1は本発明に係るボールペンリフィル1の縦断面図、図2はボールペンチップ2の縦断面図である。ボールペンリフィル1は、ボールペンチップ2と、インキ収容部3と、で少なくとも構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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