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公開番号
2025082255
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2024151585
出願日
2024-09-03
発明の名称
筆記具
出願人
三菱鉛筆株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B43K
3/00 20060101AFI20250521BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約
【課題】容易な組立性、十分な嵌合力及び耐久性を備えた筆記具を提供する。
【解決手段】筆記具1が、第1開口端部29を備えた筒状の内筒20と、第2開口端部18を備え、第1開口端部29が第2開口端部18の内部に挿入されて内筒20と嵌合可能な筒状の後軸10とを有し、第1開口端部29の開口縁又は開口縁近傍には、開口縁又は開口縁近傍の他の部分よりも肉薄に形成された少なくとも1つの肉薄部30が設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1開口端部を備えた筒状の第1筒状部材と、第2開口端部を備え、前記第1開口端部が前記第2開口端部の内部に挿入されて前記第1筒状部材と嵌合可能な筒状の第2筒状部材とを有し、
前記第1開口端部の開口縁又は開口縁近傍には、前記開口縁又は前記開口縁近傍の他の部分よりも肉薄に形成された少なくとも1つの肉薄部が設けられている筆記具。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記少なくとも1つの肉薄部が少なくとも2つの肉薄部を有し、前記少なくとも2つの肉薄部の各々が、前記第1筒状部材の中心軸線回りに等間隔に配置されている請求項1に記載の筆記具。
【請求項3】
前記少なくとも1つの肉薄部と前記他の部分との境界が段差状に形成されている請求項1又は2に記載の筆記具。
【請求項4】
前記第1筒状部材が内筒であり、
前記第2筒状部材が、前記内筒が後端から挿入される軸筒又は後軸であり、
前記内筒の後端部には膨出部が形成され、前記膨出部の前端面が前記軸筒又は前記後軸の後端面に当接し、前記内筒がクリップを有し、
前記軸筒又は前記後軸の内面には、嵌合状態において前記クリップに対して中心軸線回りに所定角度だけ回転した位置に少なくとも1つの第1係合部が設けられ、
前記内筒の外面には、前記前記第1係合部と係合可能な第2係合部が設けられている請求項1又は2に記載の筆記具。
【請求項5】
前記第1筒状部材の外面にガイド突起が設けられ、
前記第2筒状部材には、前記第2開口端部から前記第2筒状部材の内部に向かって延び、且つ、前記ガイド突起を受容して前記第1筒状部材の挿入を案内する溝又は切り欠きが設けられている請求項1又は2に記載の筆記具。
【請求項6】
筆記体と、
前記筆記体を後方に付勢するスプリングと、
前記第1筒状部材又は前記第2筒状部材の内面に設けられた外カムと、
円筒状の操作部材と、
前記操作部材の前端開口内に挿入可能な挿入部を有し、前記スプリングによって前記筆記体を介して後方に付勢された回転子であって、前記操作部材の操作によって前記外カムと協働するように構成された回転子と、
前記筆記体と前記回転子との間に設けられた付勢手段と、をさらに具備し、
前記付勢手段が、前記回転子の中心軸線を前記第1筒状部材又は前記第2筒状部材の中心軸線に対して傾斜させるように構成されている請求項1又は2に記載の筆記具。
【請求項7】
前記付勢手段が、前記回転子の前端面に設けられた前記回転子の中心軸線に対して直交する面に対して傾斜した付勢面、又は、前記回転子の前端面に設けられた付勢突起である請求項6に記載の筆記具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、筆記具に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
第1筒状部材としての内筒と第2筒状部材としての後軸とを有する筆記具が公知である(特許文献1)。特許文献1に記載の筆記具では、第1開口端部である内筒の前端部が、第2開口端部である後軸の後端部の内部に挿入されて内筒と後軸とが嵌合する。具体的には、嵌合状態において、内筒の前端部近傍の外面に設けられた凹部と後軸の内面に設けられた凸部とが、内筒の引き抜き方向において係止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-30669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
組み立て時に、後軸の後端部に内筒の前端部を挿入すると、内筒の前端部は、後軸の凸部を乗り越えるときに弾性変形する。内筒の前端部を弾性変形させるために必要な力が大きいほど、すなわち弾性変形量が大きいほど、内筒及び後軸の組み立て、すなわち嵌合が困難となる。より小さい力でも容易に組み立てができるように、後軸の凸部の高さを小さくして弾性変形量を小さくすると、それによって内筒の凹部との係止が弱くなり、内筒及び後軸の嵌合が外れやすくなる。
【0005】
他方、内筒及び後軸の嵌合が外れ難くなるように、内筒の凹部の深さ及び後軸の凸部の高さを大きくすると、弾性変形量が大きくなり、組み立てにより大きな力が必要となる。また、内筒の前端部は、円形で且つ全周に亘り均一の厚さであるから、弾性変形し難い。一方で、特に凹部が形成された箇所に対応する前端縁の部分には、応力が集中しやすく、弾性変形によって割れ等の破損が生じる虞もある。
【0006】
特許文献1は、後軸の凸部と内筒の凹部との嵌合であったが、例えば内部に挿入される第1筒状部材の外面に環状の第1凸部が形成され、第2筒状部材の内面に、周方向に沿って配置された複数の第2凸部が形成された筆記具においても同様である。すなわち、こうした筆記具は、第1凸部及び第2凸部が互いに乗り越えて嵌合するが、この場合においても第1筒状部材の前端縁が、弾性変形によって破損が生じる虞がある。
【0007】
本発明は、容易な組立性、十分な嵌合力及び耐久性を備えた筆記具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様によれば、第1開口端部を備えた筒状の第1筒状部材と、第2開口端部を備え、前記第1開口端部が前記第2開口端部の内部に挿入されて前記第1筒状部材と嵌合可能な筒状の第2筒状部材とを有し、前記第1開口端部の開口縁又は開口縁近傍には、前記開口縁又は前記開口縁近傍の他の部分よりも肉薄に形成された少なくとも1つの肉薄部が設けられている筆記具が提供される。
【0009】
前記少なくとも1つの肉薄部が少なくとも2つの肉薄部を有し、前記少なくとも2つの肉薄部の各々が、前記第1筒状部材の中心軸線回りに等間隔に配置されていてもよい。前記少なくとも1つの肉薄部と前記他の部分との境界が段差状に形成されていてもよい。前記第1筒状部材が内筒であり、前記第2筒状部材が、前記内筒が後端から挿入される軸筒又は後軸であり、前記内筒の後端部には膨出部が形成され、前記膨出部の前端面が前記軸筒又は前記後軸の後端面に当接し、前記内筒がクリップを有し、前記軸筒又は前記後軸の内面には、嵌合状態において前記クリップに対して中心軸線回りに所定角度だけ回転した位置に少なくとも1つの第1係合部が設けられ、前記内筒の外面には、前記前記第1係合部と係合可能な第2係合部が設けられていてもよい。前記第1筒状部材の外面にガイド突起が設けられ、前記第2筒状部材には、前記第2開口端部から前記第2筒状部材の内部に向かって延び、且つ、前記ガイド突起を受容して前記第1筒状部材の挿入を案内する溝又は切り欠きが設けられていてもよい。筆記体と、前記筆記体を後方に付勢するスプリングと、前記第1筒状部材又は前記第2筒状部材の内面に設けられた外カムと、円筒状の操作部材と、前記操作部材の前端開口内に挿入可能な挿入部を有し、前記スプリングによって前記筆記体を介して後方に付勢された回転子であって、前記操作部材の操作によって前記外カムと協働するように構成された回転子と、前記筆記体と前記回転子との間に設けられた付勢手段と、をさらに具備し、前記付勢手段が、前記回転子の中心軸線を前記第1筒状部材又は前記第2筒状部材の中心軸線に対して傾斜させるように構成されていてもよい。前記付勢手段が、前記回転子の前端面に設けられた前記回転子の中心軸線に対して直交する面に対して傾斜した付勢面、又は、前記回転子の前端面に設けられた付勢突起であってもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の態様によれば、容易な組立性、十分な嵌合力及び耐久性を備えた筆記具を提供するという共通の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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