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公開番号2024116046
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-27
出願番号2023022043
出願日2023-02-15
発明の名称ペンスタンド
出願人個人
代理人個人
主分類B43M 99/00 20100101AFI20240820BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】シャープペンシルのペン先から飛び出しているシャープペンシルの芯を指や机に押し当てることなく、芯を安心して押し戻すことができるシャープペンシルの芯押戻し具及びこれを備えたペンスタンド及び筆箱を提供する。
【解決手段】板状の台部2と、該台部2の上面に設けられたシャープペンシルの芯を押し戻すための柔軟性部材からなる押戻し用パッド3と、を有する芯押戻し具1を提供する。芯押戻し具を備えたペンスタンドでは、筆記具を保持するホルダと該ホルダを支持する支持部とを有し、該支持部は押戻し用パッド3と共通の台部に設けられている。芯押戻し具を備えた筆箱では、板状の台部は、鉛筆収納部を有する箱形の筆箱の内壁である。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
板状の台部と、
該台部の上面に設けられたシャープペンシルの芯を押し戻すための柔軟性部材からなる押戻し用パッドと、
を有することを特徴とするシャープペンシルの芯押戻し具。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記板状の台部には、装飾加工又は装飾模様が施されていることを特徴とする請求項1に記載のシャープペンシルの芯押戻し具。
【請求項3】
前記装飾加工又は装飾模様として前記板状の台部の上面に台部中央を周回する龍紋を形成することを特徴とする請求項2に記載のシャープペンシルの芯押戻し具。
【請求項4】
請求項1に記載のシャープペンシルの芯押戻し具を備えたペンスタンドであって、
筆記具を保持するホルダと該ホルダを支持する支持部とを有し、該支持部は前記板状の台部に設けられていることを特徴とするペンスタンド。
【請求項5】
前記筆記具はシャープペンシルであることを特徴とする請求項4に記載のペンスタンド
【請求項6】
前記ホルダは、柔軟性部材で形成されており、シート状の柔軟性部材をペン先側が先細り形状となるようにカールさせて筒状に固定したものであることを特徴とする請求項4に記載のペンスタンド。
【請求項7】
前記押戻し用パッドは、小片部材であり、該小片部材は前記台部の上面のホルダ拡径側角部に設けられていることを特徴とする請求項6に記載のペンスタンド。
【請求項8】
請求項1に記載のシャープペンシルの芯押戻し具を備えた筆箱であって、
前記板状の台部は、鉛筆収納部を有する箱形の筆箱の内壁であることを特徴とする筆箱。
【請求項9】
前記内壁の面は消しゴム置き場の底面であることを特徴とする請求項8に記載の筆箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シャープペンシルの芯を押し戻すためシャープペンシルの芯押戻し具及びこれを備えたペンスタンド及び筆箱に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、筆記具用のペンスタンドとして、図5に示すものが知られている(特許文献1参照)。図5に示すペンスタンド100は、万年筆用のものである。万年筆104を保持するホルダ101と、該ホルダ101を支持する支持部102と、該支持部102が取り付けられた台部103とを有するものである。ホルダ101は柔軟性部材からなりカールさせて筒状にテープ105で固定したものである。この筒のサイズを変更することでボールペンやシャープペンにも適用することができる。なお、ボールペンやシャープペンシルの径は様々なものが販売されている。
【0003】
ところで、主な筆記用具としては、ボールペン、シャープペンシル及び鉛筆等が挙げられる。芯の収納方法について述べると、ボールペンでは、例えば後端側のボタン部を押すことでペン先がペンの筐体内に収納される。鉛筆では、芯と物体との接触により汚れが発生するために鉛筆の先端側に鉛筆キャップを被せることが一般的に行われている。シャープペンシルでは、指で後端部を押し込みながら、芯先端を指で押し込むことで芯が収納される。
【0004】
シャープペンシルについて言えば、指で芯を押し込む際に指の腹に芯材が付着して指が汚れ、その汚れが書籍に転写しないかという不安が発生する。それを避ける方法として、机の上にシャープペンシルの先端を押し当てて芯を戻す方法が考えられるが、鋭利なものを机に突き刺すことになり、藁人形に五寸釘を打ち込む呪詛をイメージさせ、不謹慎である。直方体の筆箱の内壁に突き刺す場合も同様である。
しかし、上述したペンスタンド100の台部103に、シャープペンシルを突き刺すのであれば、机に突き刺す場合に比べて不謹慎さは緩和される
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4861531号公報
特開2019-184950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上述した特許文献1のペンスタンド100では、シャープペンシルの先端をペンスタンドの台部に突き刺して芯を押し戻すので、ものに対して鋭利なものを突き刺すという点で机に突き刺す場合と共通し、不謹慎さを拭えない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、シャープペンシルのペン先から飛び出している芯を指や机に押し当てることなく、芯を安心して押し戻すことができるシャープペンシルの芯押戻し具及びこれを備えたペンスタンド及び筆箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、このような課題に対して鋭意研究を重ねた結果、ゴムなどの柔軟性部材の小片をペンスタンドの台部上面に貼り付けたものを芯押戻し具として利用することにより、シャープペンシルのペン先から飛び出した芯を指や机に押し当てることなく、安心して押し戻すことができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明のシャープペンシルの芯押戻し具は、板状の台部と、該台部の上面に設けられたシャープペンシルの芯を押し戻すための柔軟性部材からなる押戻し用パッドと、を有することを特徴とする。
【0009】
本発明のシャープペンシルの芯押戻し具では、柔軟性部材からなる押戻し用パッドが板状の台部の上面に設けられているので、シャープペンシル使用後にシャープペンシルの後端を指の腹で押し込みながらシャープペンシルの先端を押戻し用パッドに当接させれば、ペン先から飛び出しているシャープペンシルの芯をペン先を損傷させることなく安心して押し戻すことができる。また、シャープペンシルの芯で指を汚すことがなく、また机に押し当てることもない。また、シャープペンシル専用の押戻し用パッドにペン先を当接させるので、大事なものに針を突き刺す場合の不謹慎感や藁人形に五寸釘を突き刺す場合の呪詛感が生じない。規則正しい生活をしている人や強迫神経症気味の人にとっては気になり感が減り、特に有効である。なお、板状とは、薄く平たい形状のことを言う。
【0010】
本発明のシャープペンシルの芯押戻し具は、前記板状の台部には、装飾加工又は装飾模様が施されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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