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公開番号
2025015218
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023118482
出願日
2023-07-20
発明の名称
ボールペン本体
出願人
株式会社ウッドロード
代理人
個人
主分類
B43K
7/02 20060101AFI20250123BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約
【課題】形状及び寸法の異なる複数種類のリフィルに対応し、ユーザー自身の気に入ったボールペン本体に、対応する複数種類のリフィルの中から選択したリフィルを装填して使用可能とする。
【解決手段】内部にリフィル2が装填されるボディ10と、ボディの先端部に装着される口金31と、ボディの後端部に装着されるペン尻32と、非使用時にボディの前端部に装着されて口金を覆い、使用時にペン尻に装着されるキャップ20と、ボディの内部にリフィルを固定保持するための複数のスペーサ41~44を備え、ボディの軸方向において、複数のスペーサ41~44はそれぞれ異なる全長を有し、少なくとも一つのスペーサ41は、軸方向に直交し、装填されるリフィル2の後端部2aに当接する当接部41aを有し、スペーサの位置及び/又は向きを変えることによって複数種類のリフィルに対応する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内部にリフィルが装填されるボディと、前記ボディの先端部に装着され、前記リフィルの前端のチップが貫通する口金と、前記ボディの後端部に装着されるペン尻と、前記ボディの内部に前記リフィルを固定保持するための複数のスペーサとを備え、
前記ボディの軸方向において、
前記複数のスペーサはそれぞれ異なる全長を有し、
前記複数のスペーサのうち少なくとも一つのスペーサは、装填されるリフィルの後端部に当接する当接部を有し、
前記複数のスペーサの位置及び/又は向きを変えることによって前記当接部の位置を移動させ、それによって全長の異なる複数種類のリフィルを前記ボディの内部に装填可能とする、
ことを特徴とするボールペン本体。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記ボディの内部は、前記リフィルが装填された状態で、前記リフィルの外径に対して所定の寸法公差を有し、前記リフィルの外径よりも大きい第1の内径を有し、前記リフィルの中央部近傍を保持するリフィル保持部と、前記リフィル保持部と前記ボディの後端に装着されたペン尻との間に形成され、前記第1の内径よりも大きい第2の内径を有し、前記複数のスペーサが嵌合されるスペーサ保持部とを有することを特徴とする請求項1に記載のボールペン本体。
【請求項3】
前記複数のスペーサのうち少なくとも一つは当接部を有さない筒状体であることを特徴とする請求項2に記載のボールペン本体。
【請求項4】
前記複数のスペーサの内一つは円盤状体であり、第1面に前記ボディの軸方向に突出する第1当接部を形成し、第2面を第2当接部とし、当該スペーサの向きを変えることによってリフィルの後端部と当接する位置を微調整することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のボールペン本体。
【請求項5】
前記複数のスペーサの外周面にそれぞれ当該スペーサと他のスペーサとの長さを区別するための識別マークを形成したことを特徴とする請求項3に記載のボールペン本体。
【請求項6】
前記ペン尻は前記ボディの後端部に螺合される螺合部を有し、前記ボディの内周面と前記ペン尻の螺合部の外周面にそれぞれ逆ねじが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のボールペン本体。
【請求項7】
前記ペン尻の螺合部の内側に、前記複数のスペーサの少なくとも一つが嵌合されるスペーサ保持部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載のボールペン本体。
【請求項8】
非使用時に前記ボディの前端部に装着されて前記口金を覆い、使用時に前記ペン尻に装着されるキャップをさらに備え、前記キャップを前記ペン尻に装着した後、前記キャップを前記ペン尻と共に時計方向に回転させることにより、前記ペン尻を前記ボディから取り外すことを特徴とする請求項6に記載のボールペン本体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、形状や全長、外径などの寸法が異なる複数種類のリフィルに対応し、ユーザーが好みのリフィルを使用可能にしたボールペン本体に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、高級品とされるボールペンに関しては、ユーザーはその外観デザインを重視して商品を選択する傾向が強い。また、これらのボールペンを製造し販売するメーカーにとっても、商品の外観デザインに合わせたリフィルを供給するため、異なるメーカー間の製品はもとより、同じメーカーの製品であってもリフィルの形状や寸法に関して互換性がない場合も少なくない。一方、ISO12757-2では、ボールペンのリフィルの形状と寸法が定められており、この規格を採用した場合には、異なるメーカーのリフィルであっても使用できる場合がある。しかしながら、各メーカーは他のメーカーのリフィルに関して品質を保証しておらず、同じような書き味である保証はない。さらに、高級仕様のボールペンのリフィルは、その商品を取り扱っている特定の文具店などでしか入手できない場合も少なくなく、入手困難な傾向にある。
【0003】
ボールペンのリフィルのインキに関しても、水性、油性、ジェル、ゲルなどがあり、ボール径も様々であり、インキの色も若干異なっている。ユーザーからすると、自分の気に入った外観デザインのボールペン本体に自分好みの書き味を有するリフィルを装着して使用したい、あるいは容易に入手できるリフィルを使用したいといった要求もあり得る。
【0004】
特許文献1には、ホルダーに外径及び長さの異なる2種類のリフィルを選択的に装着し、ホルダーごとボールペン本体に装着して使用する発明が開示されている。具体的には、コストダウンをはかるために高級仕様のボールペンに安価な合成樹脂製リフィルを装着して販売した場合に、ボールペンを購入したユーザーが高級仕様のステンレス製リフィルに交換できるようにするものである(段落0007)。図1に示す実施形態では、ホルダーとして、全長17mm、最大外径5.8mm、ステンレス製リフィルとして、国際規格に対応した外径2.3mm、長さ67mmが、合成樹脂製リフィルとして外径3mm、長さ60mmが例示されている。換言すれば、外径の大きい(太い)リフィルは外径の小さい(細い)リフィルよりも短くなければならず、形状や寸法が限定的である。また、ステンレス製リフィルは他のメーカーとの製品と互換性があるものの、ボールペン自体としては2種類のリフィルからしか選択する余地はない。さらに、一方のリフィルを国際規格に対応させると、他方のリフィルは専用品となってしまうため、その商品を取り扱っている特定の文具店などでしか入手できないといった課題は解決されない。さらに、図2では、国際規格であるクロスタイプのボールペン用リフィルとの比較が描かれているが、クロスタイプのボールペン用リフィルに比べてステンレス製リフィルも合成樹脂製リフィルもインキの容量が少ないのは明らかである。従って、使用頻度の高いユーザーにとっては、リフィルを頻繁に交換しなければならず、また、常に手元に新しいリフィルを用意しておかなければならないため、リフィルをホルダーに装着して使用するメリットは少ない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-94878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、ボールペン本体のみを製造し、リフィルの製造販売をしないメーカーの立場からなされたものであり、市販されている多数種類のリフィルのうち、形状及び寸法の異なる複数種類のリフィルに対応し、ユーザー自身の気に入った外観デザインのボールペン本体に、対応する複数種類のリフィルの中から選択したリフィルを装填して使用可能なボールペン本体を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るボールペン本体は、内部にリフィルが装填されるボディと、前記ボディの先端部に装着され、前記リフィルの前端のチップが貫通する口金と、前記ボディの後端部に装着されるペン尻と、前記ボディの内部に前記リフィルを固定保持するための複数のスペーサとを備え、
前記ボディの軸方向において、
前記複数のスペーサはそれぞれ異なる全長を有し、
前記複数のスペーサのうち少なくとも一つのスペーサは、装填されるリフィルの後端部に当接する当接部を有し、
前記複数のスペーサの位置及び/又は向きを変えることによって前記当接部の位置を移動させ、それによって全長の異なる複数種類のリフィルを前記ボディの内部に装填可能とする、
ことを特徴とする。
【0008】
上記構成において、前記ボディの内部は、前記リフィルが装填された状態で、前記リフィルの外径に対して所定の寸法公差を有し、前記リフィルの外径よりも大きい第1の内径を有し、前記リフィルの中央部近傍を保持するリフィル保持部と、前記リフィル保持部と前記ボディの後端に装着されたペン尻との間に形成され、前記第1の内径よりも大きい第2の内径を有し、前記複数のスペーサが嵌合されるスペーサ保持部とを有するように構成してもよい。
【0009】
また、前記複数のスペーサのうち少なくとも一つは当接部を有さない筒状体であるように構成してもよい。
【0010】
あるいは、前記複数のスペーサの内一つは円盤状体であり、第1面に前記ボディの軸方向に突出する第1当接部を形成し、第2面を第2当接部とし、当該スペーサの向きを変えることによってリフィルの後端部と当接する位置を微調整するように構成してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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