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公開番号2025101556
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218478
出願日2023-12-25
発明の名称筆記具
出願人株式会社パイロットコーポレーション
代理人
主分類B43K 1/02 20060101AFI20250630BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】筆記時に紙面を認識することが可能となり、線の引き終わりを特定することが容易となるとともに、インキの供給不足にならず、なめらかな書き心地を実現することが可能となる筆記具を提供する
【解決手段】
複数枚の薄板4を重ね合わせて、前記薄板4の間に微小間隙状のインキ流路が先端部から後端部まで全長に渡って形成されたペン体3と、前記ペン体3の後部が取付られる軸筒2と、を有する筆記具であって、前記ペン体3は、紙面に接触する前記ペン体3の前端に位置する筆記部33と、筆記時に紙面を視認可能な前記筆記部33の後方に位置し横方向に開口する切欠部31とを、備えており、前記切欠部31の形状は、前記切欠部31の開口側に近づくにつれて前記切欠部の前方内側縁部313が前方へ、前記切欠部の後方内側縁部314が後方へと向かう形状である。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数枚の薄板を重ね合わせて、前記薄板の間に微小間隙状のインキ流路が先端部から後端部まで全長に渡って形成されたペン体と、前記ペン体の後部が取付られる軸筒と、を有する筆記具であって、
前記ペン体は、
紙面に接触する前記ペン体の前端に位置する筆記部と、
筆記時に紙面を視認可能な前記筆記部の後方に位置し横方向に開口する切欠部とを、備えており、
前記切欠部の形状は、前記切欠部の開口側に近づくにつれて前記切欠部の前方内側縁部が前方へ、前記切欠部の後方内側縁部が後方へと向かう形状であることを特徴とする筆記具。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記ペン体の前端部のインキ流路の幅よりも、前記ペン体の後端部のインキ流路の幅のほうが広くなることを特徴とする請求項1に記載の筆記具。
【請求項3】
前記筆記部は、前記筆記部の前記インキ流路に連通する、縦方向に開口する複数のスリットが形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の筆記具。
【請求項4】
前記筆記部前端と前記切欠部の前方内側縁部とが平行であることを特徴とする請求項1に記載の筆記具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数枚の薄板を互いに重ね合わせ、薄板間を微小間隙状のインキ流路として全長に渡って形成したペン体を有する筆記具に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には複数の薄板材が積み重なり、薄板材の間に微小隙間状のインク流路が先端部から後端部まで全長に渡って形成され、適切な柔軟性および硬度を有するペン部材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-2468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された技術では、右手を用いて左から右に筆記する、もしくは、左手を用いて右から左に筆記する場合、紙面を直接視認することができず、線の引き終わりを特定するときに不便である。又、筆記部よりも後方のインキ流通路の幅が部分的に狭くなり、長時間筆記をした際にインキの供給が追い付かずに、筆記線がかすれるおそれがある。
【0005】
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、筆記時に紙面を認識することが可能となり、線の引き終わりを特定することが容易となるとともに、インキの供給不足にならず、なめらかな書き心地を実現することが可能となる筆記具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の発明は、複数枚の薄板を重ね合わせて、前記薄板の間に微小間隙状のインキ流路が先端部から後端部まで全長に渡って形成されたペン体と、前記ペン体の後部が取付られる軸筒と、を有する筆記具であって、前記ペン体は、紙面に接触する前記ペン体の前端に位置する筆記部と、筆記時に紙面を視認可能な前記筆記部の後方に位置し横方向に開口する切欠部とを、備えており、前記切欠部の形状は、前記切欠部の開口側に近づくにつれて前記切欠部の前方内側縁部が前方へ、前記切欠部の後方内側縁部が後方へと向かう形状であることを要件とする。
【0007】
前記第1の発明の筆記具は、切欠部を有することで、筆記時に紙面を認識することが可能となる。さらに、切欠部が開口側に近づくにつれて開口部が大きくなるため、より確実に紙面を視認することが可能となる。
【0008】
本発明の第2の発明は、前記第1の発明の筆記具において、前記ペン体の前端部のインキ流路の幅よりも、前記ペン体の後端部のインキ流路の幅のほうが広くなることを要件とする。
【0009】
前記第2の発明の筆記具は、後方のインキ流路の方が広くなることで、インキタンクからの流路を安定して確保することができるため、なめらかな書き心地を実現することができる。
【0010】
本発明の第3の発明は、前記第1または第2の発明の筆記具において、前記筆記部は、前記筆記部の前記インキ流路に連通する、縦方向に開口する複数のスリットが形成されることを要件とする。
(【0011】以降は省略されています)

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