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公開番号2025072917
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023183403
出願日2023-10-25
発明の名称筆記具
出願人三菱鉛筆株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B43K 25/02 20060101AFI20250501BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】クリップ部材を容易に分解することができる筆記具を提供する。
【解決手段】ノック式筆記具100が、第1保持部150aを有する筒状の後軸104と、第2保持部150bを有し且つ後軸104の後端部の内部に挿入されて後軸104と着脱可能に嵌合可能な内筒105と、取付部161を有するクリップ部材160と、を具備し、クリップ部材160の取付部161が第1保持部150a及び第2保持部150b間で径方向に挟持されて、クリップ部材160が後軸104に対して取り付けられている。
【選択図】図30
特許請求の範囲【請求項1】
第1保持部を有する筒状の第1部材と、第2保持部を有し且つ前記第1部材の後端部の内部に挿入されて前記第1部材と着脱可能に嵌合可能な第2部材と、取付部を有するクリップ部材と、を具備し、
前記クリップ部材の前記取付部が前記第1保持部及び前記第2保持部間で径方向に挟持されて、前記クリップ部材が前記第1部材に対して取り付けられていることを特徴とする筆記具。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記取付部が、前記クリップ部材から分岐するように形成され、前記クリップ部材の後端部を径方向内方に押圧すると前記クリップ部材の前端部が径方向外方に移動するように構成されている請求項1に記載の筆記具。
【請求項3】
先端にボールを抱持したボールペンチップを備えたリフィルをさらに具備し、前記第1部材又は前記第2部材の外部から内部に貫通する粘弾性材料からなる緩衝部が設けられ、前記リフィルの前進が前記緩衝部との当接によって規制されるように構成され、前記第1部材又は前記第2部材の外面に把持部が設けられ、前記緩衝部が前記把持部の一部からなる請求項1又は2に記載の筆記具。
【請求項4】
雄ねじ部を備えた雄ねじ部材と、雌ねじ部を備え且つ前記雄ねじ部材と螺合可能な筒状の雌ねじ部材とを有し、前記雄ねじ部が第1係止部を有し、前記雌ねじ部が第2係止部を有し、前記雄ねじ部材及び前記雌ねじ部材の螺合時に前記第1係止部及び前記第2係止部が互いを乗り越えていることで、前記雄ねじ部材及び前記雌ねじ部材の螺合解除時に前記第1係止部及び前記第2係止部が係止するように構成されている請求項1又は2に記載の筆記具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、筆記具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、筆記具は、物品等の把持のための弾性を備えたクリップ部材を有している。特に軸筒の側面と一体的に形成されていない別体のクリップ部材を組み付ける場合、その取付構造は様々である。例えば、合成樹脂製のクリップ本体と金属製の板ばねとからなるクリップ部材を備えた筆記具が公知である(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-130900号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の筆記具では、板ばねの両端部分が、合成樹脂製の軸筒及びクリップ本体に圧入固定されている。そのため、リサイクル又は再利用等の目的で部品を分解しようとする場合、軸筒及びクリップ本体を破損することなくクリップ部材を分解することは容易ではない。また、クリップ部材において、板ばね及びその取付構造が視認可能に露出しており、デザイン性向上の余地がある。
【0005】
本発明は、クリップ部材を容易に分解することができる筆記具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、第1保持部を有する筒状の第1部材と、第2保持部を有し且つ前記第1部材の後端部の内部に挿入されて前記第1部材と着脱可能に嵌合可能な第2部材と、取付部を有するクリップ部材と、を具備し、前記クリップ部材の前記取付部が前記第1保持部及び前記第2保持部間で径方向に挟持されて、前記クリップ部材が前記第1部材に対して取り付けられていることを特徴とする筆記具が提供される。
【0007】
前記クリップ部材が板状部材であってもよい。前記取付部が、前記クリップ部材から分岐するように形成されていてもよい。前記クリップ部材の後端部を径方向内方に押圧すると前記クリップ部材の前端部が径方向外方に移動するように構成されていてもよい。
【0008】
先端にボールを抱持したボールペンチップを備えたリフィルをさらに具備し、前記第1部材又は前記第2部材の外部から内部に貫通する緩衝部が設けられ、前記リフィルの前進が前記緩衝部との当接によって規制されるように構成されていてもよい。前記緩衝部が粘弾性材料からなるようにしてもよい。前記第1部材又は前記第2部材の外面に把持部が設けられ、前記緩衝部が前記把持部の一部からなるようにしてもよい。
【0009】
雄ねじ部を備えた雄ねじ部材と、雌ねじ部を備え且つ前記雄ねじ部材と螺合可能な筒状の雌ねじ部材とを有し、前記雄ねじ部が第1係止部を有し、前記雌ねじ部が第2係止部を有し、前記雄ねじ部材及び前記雌ねじ部材の螺合時に前記第1係止部及び前記第2係止部が互いを乗り越えていることで、前記雄ねじ部材及び前記雌ねじ部材の螺合解除時に前記第1係止部及び前記第2係止部が係止するように構成されていてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の態様によれば、クリップ部材を容易に分解することができる筆記具を提供するという共通の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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