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公開番号
2025101987
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219123
出願日
2023-12-26
発明の名称
日本画複製画および製造方法
出願人
TOPPANホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41M
3/00 20060101AFI20250701BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】簡便に作製でき、岩絵具に近い光沢が実現された日本画複製画を提供する。
【解決手段】日本画複製画1は、和紙層10と、和紙層10上に形成された印刷層20と、バインダーとラメ31とを含み、印刷層20上に形成された光沢調整層30とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
和紙層と、
前記和紙層上に形成された印刷層と、
バインダーとラメとを含み、前記印刷層上に形成された光沢調整層と、
を備える、
日本画複製画。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記光沢調整層は、1平方センチメートルあたり2個以上30個以下の前記ラメを含有する、
請求項1に記載の日本画複製画。
【請求項3】
前記ラメは、基材と、前記基材上に形成された金属層とを有し、150μm角の正方形内に収まる平面視形状を有する、
請求項1に記載の日本画複製画。
【請求項4】
請求項1に記載の日本画複製画の製造方法であって、
前記和紙層上に前記印刷層を形成し、
前記印刷層上の少なくとも一部に、前記バインダーとなる樹脂または樹脂前駆体と、前記ラメとを含み、前記樹脂または樹脂前駆体に対する前記ラメの質量比が0.1%以下であるインキを印刷し、
前記バインダーにより前記ラメを前記印刷層上に定着させる、
日本画複製画の製造方法。
【請求項5】
前記インキがシルクスクリーンを用いて前記印刷層上に印刷される、
請求項4に記載の日本画複製画の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、日本画複製画、より詳しくは、印刷技術により製造される日本画複製画に関する。この日本画複製画の製造方法についても言及する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
美術的価値や歴史的価値を持つ絵画について、オリジナルを良好な環境で保管することにより劣化を防止しながら、複製品を一般への展示や販売等に供することが広く行われている。観覧者がオリジナルの質感や筆致を感じることを可能にする観点からは、オリジナルの持つ質感が高度に再現された複製品が好ましいことに疑いはなく、日本画においても例外ではない。
【0003】
日本画の特徴の一つに、岩絵具を用いる点がある。岩絵具は、鉱石や岩石を細かく粉砕することで形成されるため、微細な礫のへき開面等に起因する光沢や凹凸による独特の質感を生じる。一般的な印刷では、このような光沢や質感等は生じないため、これらに近い外観を生じさせることが日本画の複製における課題の一つであると言える。
【0004】
日本画の複製において上述した光沢の再現を目的とした技術がいくつか知られている。特許文献1では、基材上に日本画の複製印刷を形成した後、透明接着剤を塗布し、合成樹脂製の粉体を散布してから加熱溶融している。
特許文献2では、和紙の表面に胡粉(ごふん、白色顔料)の層を形成し、胡粉層上に複製印刷をオフセット印刷で形成する。さらに特に強調すべき部分またはオフセット印刷で十分表現できない部分をシルクスクリーン印刷で形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭55-37341号公報
特開平6-312570号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1や特許文献2に記載の技術は、一定の効果を有するものの、光沢の再現についてはまだ改善の余地があるのが現状である。
また、特許文献1では、合成樹脂製粉体の散布および加熱溶融、特許文献2では胡粉層の形成など、一般的な印刷にはない工程を必要とするため、製造効率の面でも改善の余地がある。
【0007】
本発明は、簡便に作製でき、より岩絵具に近い光沢が実現された日本画複製画を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第一の態様は、日本画複製画である。
この日本画複製画は、和紙層と、和紙層上に形成された印刷層と、バインダーとラメとを含み、印刷層上に形成された光沢調整層とを備える。
【0009】
本発明の第二の態様は、第一の態様に係る日本画複製画の製造方法である。
この製造方法では、和紙層上に印刷層を形成し、印刷層上の少なくとも一部に、バインダーとなる樹脂または樹脂前駆体と、ラメとを含み、樹脂または樹脂前駆体に対するラメの質量比が0.1%以下であるインキを印刷し、バインダーによりラメを印刷層上に定着させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る日本画複製画は、簡便に作製でき、より岩絵具に近い光沢が実現されている。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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