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公開番号2025095183
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211026
出願日2023-12-14
発明の名称液体吐出装置及び液体収容装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類B41J 2/175 20060101AFI20250619BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】収容容器内の液体の残量を検出する。
【解決手段】導電性の液体を収容する収容容器と、収容容器のうち第1液室に収容された第1電極と、収容容器のうち第2液室に収容された第2電極と、収容容器に収容され、第1液室と第2液室とを区画する隔壁と、第1電極及び第2電極と電気的に接続され、第1電極及び第2電極の一方からの電気信号に応じた検出信号を出力する検出部と、検出信号に基づいて、収容容器に収容される液体の残量を特定する特定部と、を備え、隔壁の下方向には、第1液室及び第2液室を連通する第1開口が形成され、隔壁の上方向には、第1液室及び第2液室を連通する第2開口が形成され、収容容器に収容された液体が第1開口及び第2開口に存在する場合、第1電極及び第2電極は、収容容器に収容された液体に接触する、ことを特徴とする液体吐出装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
導電性の液体を収容する収容容器と、
前記収容容器のうち第1液室に収容された第1電極と、
前記収容容器のうち第2液室に収容された第2電極と、
前記収容容器に収容され、前記第1液室と前記第2液室とを区画する隔壁と、
前記第1電極及び前記第2電極と電気的に接続され、
前記第1電極及び前記第2電極の一方からの電気信号に応じた検出信号を出力する検出部と、
前記検出信号に基づいて、前記収容容器に収容される液体の残量を特定する特定部と、
を備え、
前記隔壁の下方向には、前記第1液室及び前記第2液室を連通する第1開口が形成され、
前記隔壁の上方向には、前記第1液室及び前記第2液室を連通する第2開口が形成され、
前記収容容器に収容された液体が前記第1開口及び前記第2開口に存在する場合、
前記第1電極及び前記第2電極は、前記収容容器に収容された液体に接触する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1開口の断面積は、前記第2開口の断面積よりも小さい、
ことを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記収容容器に収容された液体が前記第2開口に存在する場合における、前記第1電極及び前記第2電極の間の電気抵抗の抵抗値は、
前記収容容器に収容された液体が前記第2開口に存在しない場合における、前記第1電極及び前記第2電極の間の電気抵抗の抵抗値よりも小さい、
ことを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記収容容器に収容された液体が前記第1開口に存在する場合における、前記第1電極及び前記第2電極の間の電気抵抗の抵抗値は、
前記収容容器に収容された液体が前記第1開口に存在しない場合における、前記第1電極及び前記第2電極の間の電気抵抗の抵抗値以下である、
ことを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記特定部は、
前記収容容器に収容された液体が前記第2開口に存在する場合、
前記収容容器に収容された液体の残量を、前記収容容器における液体の最大量に基づく量として特定する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記特定部は、
前記第1電極及び前記第2電極が前記収容容器に収容された液体に接触する状態から、
前記第1電極及び前記第2電極の少なくとも一方が前記収容容器に収容された液体に接触していない状態へと変化した場合、
前記収容容器に収容された液体の残量を、前記収容容器における液体の最小量に基づく量として特定する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記隔壁は、絶縁体より構成される、
ことを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記収容容器は、前記収容容器が液体を収容するための内部空間に液体を供給するための供給口を備える、
ことを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
導電性の液体を収容する収容容器と、
前記収容容器のうち第1液室に収容された第1電極と、
前記収容容器のうち第2液室に収容された第2電極と、
前記収容容器に収容され、前記第1液室と前記第2液室とを区画する隔壁と、
前記第1電極及び前記第2電極と電気的に接続され、
前記第1電極及び前記第2電極の一方からの電気信号に応じた検出信号を出力する検出部と、
を備え、
前記隔壁の下方向には、前記第1液室及び前記第2液室を連通する第1開口が形成され、
前記隔壁の上方向には、前記第1液室及び前記第2液室を連通する第2開口が形成され、
前記収容容器に収容された液体が前記第1開口及び前記第2開口に存在する場合、
前記第1電極及び前記第2電極は、前記収容容器に収容された液体に接触する、
ことを特徴とする液体収容装置。
【請求項10】
前記第1開口の断面積は、前記第2開口の断面積よりも小さい、
ことを特徴とする、請求項9に記載の液体収容装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置及び液体収容装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
インク等の導電性の液体を収容する収容容器における液体の残量を検出する技術が、各種提案されている。例えば、特許文献1には、液体を収容する収容容器内に設けられた2本の棒状の電極ピンの間の抵抗値に基づいて、収容容器内の液体の残量を検出する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-270410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の技術では、収容容器内の液体の残量の変化量に比べて、2本の電極ピンの間の抵抗値の変化量が小さいため、収容容器内の液体の残量の検出が困難となる場合が存在した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の問題を解決するために、本発明に係る液体吐出装置は、導電性の液体を収容する収容容器と、前記収容容器のうち第1液室に収容された第1電極と、前記収容容器のうち第2液室に収容された第2電極と、前記収容容器に収容され、前記第1液室と前記第2液室とを区画する隔壁と、前記第1電極及び前記第2電極と電気的に接続され、前記第1電極及び前記第2電極の一方からの電気信号に応じた検出信号を出力する検出部と、前記検出信号に基づいて、前記収容容器に収容される液体の残量を特定する特定部と、を備え、前記隔壁の下方向には、前記第1液室及び前記第2液室を連通する第1開口が形成され、前記隔壁の上方向には、前記第1液室及び前記第2液室を連通する第2開口が形成され、前記収容容器に収容された液体が前記第1開口及び前記第2開口に存在する場合、前記第1電極及び前記第2電極は、前記収容容器に収容された液体に接触する、ことを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係る液体収容装置は、導電性の液体を収容する収容容器と、前記収容容器のうち第1液室に収容された第1電極と、前記収容容器のうち第2液室に収容された第2電極と、前記収容容器に収容され、前記第1液室と前記第2液室とを区画する隔壁と、前記第1電極及び前記第2電極と電気的に接続され、前記第1電極及び前記第2電極の一方からの電気信号に応じた検出信号を出力する検出部と、を備え、前記隔壁の下方向には、前記第1液室及び前記第2液室を連通する第1開口が形成され、前記隔壁の上方向には、前記第1液室及び前記第2液室を連通する第2開口が形成され、前記収容容器に収容された液体が前記第1開口及び前記第2開口に存在する場合、前記第1電極及び前記第2電極は、前記収容容器に収容された液体に接触する、ことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係るインクジェットプリンター100の一例を示す構成図である。
インク収容装置1の構成の一例を示す斜視図である。
インク収容装置1の構成の一例を示す回路図である。
インクタンクTKの構成の一例を示す説明図である。
インクタンクTKの構成の一例を示す説明図である。
参考例に係るインク収容装置1Wの構成の一例を示す回路図である。
インク液面距離SZとインク抵抗RGとの関係の一例を示す説明図である。
インク液面距離SZと出力信号Voutとの関係の一例を示す説明図である。
抵抗値変化曲線CRの温度変化の一例を示す説明図である。
電位変化曲線CVの温度変化の一例を示す説明図である。
変形例1に係るインク収容装置1Qの構成の一例を示す回路図である。
インク量検出回路2Qの動作の一例を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。但し、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0009】
<<A.実施形態>>
以下、本実施形態に係るインクジェットプリンター100について説明する。
【0010】
<<1.インクジェットプリンターの概要>>
図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンター100の構成の一例を示す説明図である。
(【0011】以降は省略されています)

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