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公開番号
2025093207
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208807
出願日
2023-12-11
発明の名称
液滴吐出装置、記録方法及びプログラム
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250616BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ヘッドモジュールの重複領域において、非重複領域との濃度のズレを目立ちにくくできる液滴吐出装置、記録方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】隣接する2つのヘッドモジュール151が第1方向Cの端部に当該端部同士が重なり合う重複領域abを有するように複数配列されるラインヘッド150を有する液滴吐出装置100は、画像データに基づいてノズル開口部152から記録媒体Pに液滴を吐出する記録部2と、いずれかのノズル開口部152から液滴を吐出させるかをノズル切替単位に基づいて制御する制御部101と、を備え、制御部101は、画像データの第1方向C及び第2方向Bの解像度の組み合わせに応じて、ノズル切替単位を設定する。
【選択図】図7B
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に沿って列状に配列された複数のノズル開口部からなるノズル列を有するヘッドモジュールが前記第1方向に沿って複数配列されるラインヘッドであって、隣接する2つのヘッドモジュールの前記第1方向の端部に当該端部同士が重なり合う重複領域を有するように配列されるラインヘッドを有し、画像データに基づいて前記ノズル開口部から記録媒体に液滴を吐出する記録部と、
前記記録媒体及び前記ラインヘッドを前記第1方向と交差する第2方向に相対移動させて、前記2つのヘッドモジュールの前記重複領域に相対応する前記ノズル開口部を、前記記録媒体の同一箇所に移動可能とする移動部と、
前記重複領域に相対応する前記ノズル開口部のうち、いずれの前記ノズル開口部から液滴を吐出させるかをノズル切替単位に基づいて制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記画像データの前記第1方向及び前記第2方向の解像度の組み合わせに応じて、前記ノズル切替単位を設定する液滴吐出装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記画像データの前記第2方向の解像度に応じて、異なる前記ノズル切替単位を設定する請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項3】
前記画像データは、前記第2方向の解像度が前記第1方向の解像度以下である請求項2に記載の液滴吐出装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記画像データの前記第2方向の解像度が低いほど前記ノズル切替単位が大きくなるように設定する請求項3に記載の液滴吐出装置。
【請求項5】
前記制御部は、ヒトの視覚周波数特性(VTF)において、視覚感度が50%未満となるように前記ノズル切替単位を設定する請求項4に記載の液滴吐出装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第2方向に隣接する複数の前記ノズル列において、前記ヘッドモジュールの切り替え位置が、前記第1方向において同一となるように制御する請求項1から5のいずれか一項に記載の液滴吐出装置。
【請求項7】
前記制御部は、ヒトの視覚周波数特性(VTF)において、視覚感度が50%未満となるように前記第2方向における前記ヘッドモジュールの切り替え位置を設定する請求項6に記載の液滴吐出装置。
【請求項8】
前記記録媒体への着弾後に相変化により増粘するインクを吐出する請求項1から5のいずれか一項に記載の液滴吐出装置。
【請求項9】
第1方向に沿って列状に配列された複数のノズル開口部からなるノズル列を有するヘッドモジュールが前記第1方向に沿って複数配列されるラインヘッドであって、隣接する2つのヘッドモジュールの前記第1方向の端部に当該端部同士が重なり合う重複領域を有するように配列されるラインヘッドを有する液滴吐出装置による記録方法であって、
画像データに基づいて前記ノズル開口部から記録媒体に液滴を吐出する記録ステップと、
前記記録媒体及び前記ラインヘッドを前記第1方向と交差する第2方向に相対移動させて、前記2つのヘッドモジュールの前記重複領域に相対応する前記ノズル開口部を、前記記録媒体の同一箇所に移動可能とする移動ステップと、
前記重複領域に相対応する前記ノズル開口部のうち、いずれかの前記ノズル開口部から液滴を吐出させるかをノズル切替単位に基づいて制御する制御ステップと、を備え、
前記制御ステップは、前記画像データの前記第1方向及び前記第2方向の解像度の組み合わせに応じて、前記ノズル切替単位を設定する記録方法。
【請求項10】
第1方向に沿って列状に配列された複数のノズル開口部からなるノズル列を有するヘッドモジュールが前記第1方向に沿って複数配列されるラインヘッドであって、隣接する2つのヘッドモジュールの前記第1方向の端部に当該端部同士が重なり合う重複領域を有するように配列されるラインヘッドと、
画像データに基づいて前記ノズル開口部から記録媒体に液滴を吐出する記録部と、
前記記録媒体及び前記ラインヘッドを前記第1方向と交差する第2方向に相対移動させて、前記2つのヘッドモジュールの前記重複領域に相対応する前記ノズル開口部を、前記記録媒体の同一箇所に移動可能とする移動部と、を有する液滴吐出装置のコンピューターを、
前記重複領域に相対応する前記ノズル開口部のうち、いずれの前記ノズル開口部から液滴を吐出させるかをノズル切替単位に基づいて制御する制御部、として機能させ、
前記制御部は、前記画像データの前記第1方向及び前記第2方向の解像度の組み合わせに応じて、前記ノズル切替単位を設定するプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液滴吐出装置、記録方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、搬送方向に搬送される記録媒体の記録面に液滴を吐出して画像を記録する液滴吐出装置が知られている。当該液滴吐出装置は、画像データに基づいて液滴吐出ヘッドのノズルから適切なタイミングで液滴を吐出する。
【0003】
液滴吐出装置の中には、複数の液滴吐出ヘッドからなるヘッドモジュールが重複領域を有するように千鳥状に配列された、いわゆるシングルパス形式のものがある。このような液滴吐出装置においては、重複領域で異なるヘッドモジュールから吐出されて、着弾する時間に差がある液滴同士が繋がることがある。すると、ドットの形状が重複領域と非重複領域とで異なり、反射光による光沢差が生まれ、画質が劣化する。
【0004】
そこで、例えば、特許文献1には、重複領域において、液滴の非吐出が所定回数以上連続した際に、液滴を吐出するヘッドモジュールを切り替える液滴吐出装置が記載されている。このような液滴吐出装置によれば、異なるヘッドモジュールから吐出されたドット同士が繋がりにくくなり、画質劣化を抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-131434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような画像形成装置は、図10A及び図10Bに示すように、ヘッドモジュールH1、H2間で搬送方向Dに位置ズレがあると、重複領域におけるインクの被覆率にズレが生じる。具体的には、図10Bは、図10Aに比べてヘッドモジュールH1、H2間で搬送方向Dに位置ズレが生じた結果、搬送方向Dに液滴着弾位置のズレが生じ、隙間Gが消失して、インクの被覆率が増加している。インクの被覆率のズレは、そのまま非重複領域との濃度のズレとなって目立つという課題があった。
【0007】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものである。その目的は、ヘッドモジュールの重複領域において、非重複領域との濃度のズレを目立ちにくくできる液滴吐出装置、記録方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、液滴吐出装置であって、
第1方向に沿って列状に配列された複数のノズル開口部からなるノズル列を有するヘッドモジュールが前記第1方向に沿って複数配列されるラインヘッドであって、隣接する2つのヘッドモジュールの前記第1方向の端部に当該端部同士が重なり合う重複領域を有するように配列されるラインヘッドを有し、画像データに基づいて前記ノズル開口部から記録媒体に液滴を吐出する記録部と、
前記記録媒体及び前記ラインヘッドを前記第1方向と交差する第2方向に相対移動させて、前記2つのヘッドモジュールの前記重複領域に相対応する前記ノズル開口部を、前記記録媒体の同一箇所に移動可能とする移動部と、
前記重複領域に相対応する前記ノズル開口部のうち、いずれの前記ノズル開口部から液滴を吐出させるかをノズル切替単位に基づいて制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記画像データの前記第1方向及び前記第2方向の解像度の組み合わせに応じて、前記ノズル切替単位を設定する。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液滴吐出装置であって、
前記制御部は、前記画像データの前記第2方向の解像度に応じて、異なる前記ノズル切替単位を設定する。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の液滴吐出装置であって、
前記画像データは、前記第2方向の解像度が前記第1方向の解像度以下である。
(【0011】以降は省略されています)
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