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公開番号2025091233
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206388
出願日2023-12-06
発明の名称インクジェット記録装置及びインク流路の異常検知方法
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類B41J 2/17 20060101AFI20250611BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】インク流路内の異常の検知精度を高めて、重篤な異常となる前に異常を検知して装置の修理を容易に行うこと。
【解決手段】記録ヘッドと記録ヘッドに供給するインクを収容するインクタンクとを接続するインク流路を備えるインクジェット記録装置において、インク流路内或いはインクタンク内の液圧を検知する圧力センサーと、インク流路内或いはインクタンク内のインクに圧力を付与して、印刷時とは異なる流量で送液する送液部と、異なる流量で送液されたインクの液圧に基づいて、インク流路に異常があるか否かを判定する判定部と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
記録ヘッドと前記記録ヘッドに供給するインクを収容するインクタンクとを接続するインク流路を備えるインクジェット記録装置において、
前記インク流路内或いは前記インクタンク内の液圧を検知する圧力センサーと、
前記インク流路内或いは前記インクタンク内の前記インクに圧力を付与して、印刷時とは異なる流量で送液する送液部と、
前記異なる流量で送液された前記インクの液圧に基づいて、前記インク流路に異常があるか否かを判定する判定部と、
を有する、
インクジェット記録装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記印刷時とは異なる流量とは、通常の印刷時よりも高い流量であり、
前記判定部は、前記高い流量で送液された前記インクの流量での前記インクの液圧を検知して、正常時の圧力値と比較して前記異常を判定する、
請求項1記載のインクジェット記録装置。
【請求項3】
前記印刷時とは異なる流量とは、通常の印刷時よりも低い流量であり、
前記判定部は、前記低い流量で送液された前記インクの流量での前記インクの液圧を検知して、正常時の圧力値と比較して前記異常を判定する、
請求項1記載のインクジェット記録装置。
【請求項4】
前記判定部は、検知したインクの液圧が前記正常時の圧力値よりも高い場合、前記異常は前記インク流路内或いは前記インクタンクでの詰まりと判定する、
請求項2記載のインクジェット記録装置。
【請求項5】
前記判定部は、検知したインクの液圧が前記正常時の圧力値よりも低い場合、前記異常は前記インク流路内或いは前記インクタンクでのリークであると判定する、
請求項3記載のインクジェット記録装置。
【請求項6】
前記判定部は、検知したインクの液圧が前記正常時の圧力値よりも低い場合、前記異常は前記送液部としてのポンプの故障であると判定する、
請求項3記載のインクジェット記録装置。
【請求項7】
前記判定部は、検知したインクの液圧が前記正常時の圧力値よりも低い場合、前記異常は前記インク流路中に配設される開閉弁の故障であると判定する、
請求項3記載のインクジェット記録装置。
【請求項8】
前記高い流量は、前記通常の印刷時の流量の1.5倍以上3倍以下である、
請求項2記載のインクジェット記録装置。
【請求項9】
前記低い流量は、前記通常の印刷時の流量の0.1倍以上0.7倍以下である、
請求項3記載のインクジェット記録装置。
【請求項10】
インクタンクから記録ヘッドへインクを供給するインク流路の異常検知方法であって、
前記インク流路内のインクを印刷時とは異なる流量で送液する送液ステップと、
前記インク流路に、前記印刷時とは異なる流量で送液された前記インクの液圧を検知する検知ステップと、
前記検知した液圧と、前記印刷時とは異なる流量で正常に送液されたインクの液圧とを比較して、前記インク流路に異常があるか否かを判定する判定ステップと、
を有する、
インク流路の異常検知方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット記録装置及びインク流路の異常検知方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置において、インクの流路内の異常(詰まり、リーク)を検知する方法として、例えば、特許文献1に示すように、流路やタンクに配置した圧力センサーを用いて検知する方法が知られている。
【0003】
特許文献1の液体吐出装置は、インクタンクから記録ヘッドにインクを供給するためのインク供給経路に圧力センサーを設け、圧力センサーで検知したインクの圧力に基づいて、流路に異常があるか否かを判定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-115990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、インクジェット記録装置では、インク流路を流れるインクの圧力は、正常であっても、インク内の空気量やインクの温度等によってかなりのバラツキ(幅)があることが知られている。
【0006】
よって、特許文献1のインクジェット記録装置のように、単に流路を流れるインクの圧力値を検出して、その検出した圧力値に基づいて流路の異常を判定する構造では、測定した値には、正常値であってもバラツキが生じている。よって、そのバラツキのある正常な圧力値の範囲内に、測定した異常な状態の圧力値が埋もれてしまうという問題がある。
【0007】
これにより、従来の構成では、インク流路に重篤な異常が発現するまでは、異常を検知することができないことが分かった。よって、重篤な異常が発現して初めて装置のメンテナンスを行うことができるため、装置の修理が困難になるという問題があった。
【0008】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、インク流路内の異常の検知精度を高めて、重篤な異常となる前に異常を検知して装置の修理を容易に行うことができるインクジェット記録装置及びインク流路の異常検知方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るインクジェット記録装置の一態様は、
記録ヘッドと前記記録ヘッドに供給するインクを収容するインクタンクとを接続するインク流路を備えるインクジェット記録装置において、
前記インク流路内或いは前記インクタンク内の液圧を検知する圧力センサーと、
前記インク流路内或いは前記インクタンク内の前記インクに圧力を付与して、印刷時とは異なる流量で送液する送液部と、
前記異なる流量で送液された前記インクの液圧に基づいて、前記インク流路に異常があるか否かを判定する判定部と、
を有する構成を採る。
【0010】
本発明のインク流路の異常検知方法の一態様は、
インクタンクから記録ヘッドへインクを供給するインク流路の異常検知方法であって、
前記インク流路内のインクを印刷時とは異なる流量で送液する送液ステップと、
前記インク流路に、前記印刷時とは異なる流量で送液された前記インクの液圧を検知する検知ステップと、
前記検知した液圧と、前記印刷時とは異なる流量で正常に送液されたインクの液圧とを比較して、前記インク流路に異常があるか否かを判定する判定ステップと、
を有するようにした。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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