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公開番号
2025089628
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204358
出願日
2023-12-04
発明の名称
乗客コンベアの給油管理装置及び乗客コンベアの給油管理システム
出願人
東芝エレベータ株式会社
代理人
弁理士法人蔦田特許事務所
主分類
B66B
31/00 20060101AFI20250609BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】遠方においても、タンク内の潤滑油の残量を確認することができる乗客コンベアの給油管理装置と乗客コンベアの給油管理システムを提供する。
【解決手段】給油装置100は、潤滑油を貯留するタンク102と、踏段チェーン28に潤滑油を給油する第1ノズル104と、駆動チェーン22に潤滑油を給油する第2ノズル106と、手摺りチェーン68に潤滑油を給油する第3ノズル108と、第1ノズル104、第2ノズル106、第3ノズル108に潤滑油を送るポンプ112と、タンク102内の潤滑油の残量を検出する水位計114とを有し、水位計114が検出した潤滑油の残量を送信する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
一方の乗降口から他方の乗降口の間を前後方向に設けられた左右一対の欄干と、
左右一対の前記欄干の間を前後方向に移動する踏段と、
左右一対の前記欄干の上部を前記踏段と同期して走行する左右一対の手摺りベルトと、
前記踏段と手摺りベルトとを駆動させる駆動装置と、
前記駆動装置を制御する制御装置と、
前記制御装置が外部との通信を行うための通信装置と、
連結された複数の前記踏段を移動させる踏段チェーンと、
前記踏段チェーンを駆動させる踏段スプロケットと、
前記手摺りベルトを移動させる手摺りスプロケットと、
前記駆動装置の出力スプロケットと前記踏段スプロケットを連結する駆動チェーンと、
前記踏段スプロケットと前記手摺りスプロケットを連結する手摺りチェーンと、
前記踏段チェーン、前記駆動チェーン、前記手摺りチェーンに潤滑油を給油する給油装置と、
を有した乗客コンベアの給油管理装置であって、
前記給油装置は、
前記潤滑油を溜めるタンクと、
前記踏段チェーンに潤滑油を給油する第1ノズルと、
前記駆動チェーンに潤滑油を給油する第2ノズルと、
前記手摺りチェーンに潤滑油を給油する第3ノズルと、
前記タンクから前記第1ノズル、前記第2ノズル、前記第3ノズルに前記潤滑油を送るポンプと、
前記タンク内の前記潤滑油の残量を計測するセンサと、
を有し、
前記制御装置は、前記センサが計測した前記潤滑油の前記残量を前記通信装置を用いて外部に送信する、
ことを特徴とする乗客コンベアの給油管理装置。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記センサが計測した前記潤滑油の前記残量が、基準残量より減った場合には、前記通信装置を用いて外部に残量不足信号を送信する、
請求項1に記載の乗客コンベアの給油管理装置。
【請求項3】
前記制御装置は、
外部からの給油信号を前記通信装置で受信し、
前記給油信号に基づいて前記ポンプが前記潤滑油を1回で点滴する点滴量、又は、点滴の間隔を制御する、
請求項1に記載の乗客コンベアの給油管理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の前記乗客コンベアの給油管理装置と、
前記制御装置と通信可能なサーバと、
前記サーバと通信可能な携帯端末と、
を含み、
前記サーバは、前記制御装置から送信された前記潤滑油の前記残量を前記携帯端末に転送する、
ことを特徴とする乗客コンベアの給油管理システム。
【請求項5】
前記乗客コンベアが屋外に設置されている場合には、
前記サーバは、外部から気象情報を取得し、前記気象情報が雨が降ったことを示す情報の場合には、予め設定した1回の基準点滴量より増加させる給油信号を前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記給油信号に基づいて前記ポンプによる1回の点滴量を前記基準点滴量より増加させる、
請求項4に記載の乗客コンベアの給油管理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明の実施形態は、乗客コンベアの給油管理装置と乗客コンベアの給油管理システムに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
動く歩道やエスカレータなどの乗客コンベアに用いられている駆動チェーン、踏段チェーン、手摺りチェーンは、動きがスムーズになるように潤滑油が給油されている。この給油構造は、潤滑油を溜めたタンクから、各チェーンの上方にあるノズルに潤滑油を供給し、点滴している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4985363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、タンクから潤滑油を給油する場合に、タンク内の潤滑油が不足しているか否かを定期的に確認する必要がある。その確認方法しては、乗客コンベアが設けられている現場に保守員が出向き、乗降板を上げて、機械室内部にあるタンク内の潤滑油の残量を目視で確認している。そのため、この確認作業が手間であるという問題点があった。
【0005】
そこで本発明の実施形態は上記問題点に鑑み、遠方においても、タンク内の潤滑油の残量を確認することができる乗客コンベアの給油管理装置と乗客コンベアの給油管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態は、一方の乗降口から他方の乗降口の間を前後方向に設けられた左右一対の欄干と、左右一対の前記欄干の間を前後方向に移動する踏段と、左右一対の前記欄干の上部を前記踏段と同期して走行する左右一対の手摺りベルトと、前記踏段と手摺りベルトとを駆動させる駆動装置と、前記駆動装置を制御する制御装置と、前記制御装置が外部との通信を行うための通信装置と、連結された複数の前記踏段を移動させる踏段チェーンと、前記踏段チェーンを駆動させる踏段スプロケットと、前記手摺りベルトを移動させる手摺りスプロケットと、前記駆動装置の出力スプロケットと前記踏段スプロケットを連結する駆動チェーンと、前記踏段スプロケットと前記手摺りスプロケットを連結する手摺りチェーンと、前記踏段チェーン、前記駆動チェーン、前記手摺りチェーンに潤滑油を給油する給油装置と、を有した乗客コンベアの給油管理装置であって、前記給油装置は、前記潤滑油を溜めるタンクと、前記踏段チェーンに潤滑油を給油する第1ノズルと、前記駆動チェーンに潤滑油を給油する第2ノズルと、前記手摺りチェーンに潤滑油を給油する第3ノズルと、前記タンクから前記第1ノズル、前記第2ノズル、前記第3ノズルに前記潤滑油を送るポンプと、前記タンク内の前記潤滑油の残量を計測するセンサと、を有し、前記制御装置は、前記センサが計測した前記潤滑油の前記残量を前記通信装置を用いて外部に送信する、ことを特徴とする乗客コンベアの給油管理装置である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態を示すエスカレータの説明図である。
駆動装置、踏段スプロケット、第1手摺りスプロケット、第2手摺りスプロケットの関係を示す説明図である。
油の配管状態を示す図面である。
(a)は、2個の第1ノズルから踏段チェーンに潤滑油を点滴する説明図であり、(b)は2個の第2ノズルから駆動チェーンに潤滑油を点滴する説明図であり、(c)は第3ノズルから手摺りチェーンに潤滑油を点滴する説明図である。
エスカレータのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の実施形態の乗客コンベアについて図1~図5を参照して説明する。本実施形態では乗客コンベアとしてエスカレータ10で説明する。
(1)エスカレータ10
エスカレータ10の全体の構造について図1を参照して説明する。図1は、エスカレータ10を左側面から見た説明図である。但し、エスカレータ10の内部構造をわかりやすくするために、エスカレータ10の右側の部材の図示を省略している。なお、エスカレータ10の前後方向を説明するときは、下階から上階を見上げ、上階が前側、下階が後側であるものとする。
【0009】
図1に示すように、エスカレータ10の枠組みであるトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて支持されている。
【0010】
トラス12の上端部にある上階側の機械室14内部には、踏段30を走行させる駆動装置18、左右一対の踏段スプロケット24,24、左右一対の第1手摺りスプロケット27,27が設けられている。この駆動装置18は、モータ20と、減速機と、この減速機の出力軸に取り付けられた出力スプロケット19と、モータ20の回転を停止させ、かつ、停止状態を保持するディスク式の電磁ブレーキ23とを有している。左右一対の踏段スプロケット24と左右一対の第1手摺りスプロケット27,27とは、出力スプロケット19の回転によって同期して回転する。この同期して回転する構造については後から詳しく説明する。また、上階側の機械室14内部には、モータ20や電磁ブレーキ23などからなる駆動装置18を制御する制御装置50が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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