TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025088871
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2023203648
出願日
2023-12-01
発明の名称
媒体処理装置
出願人
株式会社ミマキエンジニアリング
代理人
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250605BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】媒体の幅方向に移動可能なキャリッジと媒体の幅方向に移動可能なピンチローラとを備える媒体処理装置において、媒体の幅方向におけるピンチローラの位置と媒体の幅方向におけるキャリッジの原点位置とを適切に検知することが可能であっても、部品点数を削減してコストを低減することが可能な媒体処理装置を提供する。
【解決手段】この媒体処理装置は、搬送ローラ11に向かって付勢されるとともに媒体の幅方向に移動可能な複数のピンチローラ13と、媒体の幅方向におけるピンチローラ13の位置を検知するための第1被検知部材18と、媒体の幅方向におけるキャリッジの原点位置を検知するための第2被検知部材19と、第1被検知部材18および第2被検知部材19を検知するためのセンサとを備えている。この媒体処理装置では、第1被検知部材18の第1被検知部18aの形状と第2被検知部材19の第2被検知部19aの形状とが異なっている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体を搬送するための搬送ローラと、前記搬送ローラを駆動するローラ駆動機構と、前記搬送ローラに向かって付勢されるとともに前記搬送ローラとの間で前記媒体を挟む複数のピンチローラと、複数の前記ピンチローラのそれぞれが回転可能に取り付けられる複数のローラ保持部材と、前記媒体の厚さ方向と前記媒体の搬送方向とに直交する前記媒体の幅方向に移動可能なキャリッジと、前記媒体の幅方向に前記キャリッジを移動させるキャリッジ駆動機構と、前記キャリッジを移動可能に保持するとともに前記ローラ保持部材が取り付けられる保持フレームと、前記媒体の幅方向における前記ピンチローラの位置を検知するための第1被検知部材と、前記媒体の幅方向における前記キャリッジの原点位置を検知するための第2被検知部材と、前記第1被検知部材および前記第2被検知部材を検知するためのセンサとを備え、
前記ローラ保持部材は、前記保持フレームに対して前記媒体の幅方向に移動可能になっており、
前記センサは、前記キャリッジに搭載され、
前記第1被検知部材は、前記センサによって検知される第1被検知部を有するとともに、複数の前記ローラ保持部材のそれぞれに取り付けられているか、または、複数の前記ローラ保持部材のそれぞれと一体で形成され、
前記第2被検知部材は、前記センサによって検知される第2被検知部を有するとともに前記保持フレームに取り付けられ、
前記第1被検知部の形状と前記第2被検知部の形状とが異なっていることを特徴とする媒体処理装置。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記第2被検知部は、穴が開いた平板状に形成され、
前記第1被検知部は、穴が開いていない平板状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の媒体処理装置。
【請求項3】
前記センサは、間隔をあけた状態で対向する発光部と受光部とを有する透過型の光学式センサであることを特徴とする請求項1または2記載の媒体処理装置。
【請求項4】
前記キャリッジに搭載されるとともに前記媒体に向かってインクを吐出するインクジェットヘッドを備えることを特徴とする請求項1または2記載の媒体処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体に対して所定の処理を行うための媒体処理装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、インクを吐出して媒体に印刷を行う印刷装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の印刷装置は、インクを吐出する印刷ヘッドと、印刷ヘッドが搭載されるキャリッジと、キャリッジを主走査方向に移動させるキャリッジ駆動機構と、媒体を搬送する媒体搬送機構とを備えている。媒体搬送機構は、媒体を搬送するための送りローラと、送りローラを駆動するローラ駆動機構と、送りローラに向かって付勢されるとともに送りローラとの間で媒体を挟む複数のピンチローラとを備えている。ピンチローラは、主走査方向に移動可能になっている。特許文献1に記載の印刷装置では、媒体に印刷される画像のレイアウトに応じて印刷前に主走査方向にピンチローラを移動させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-142005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の印刷装置では、媒体に印刷される画像のレイアウトに応じて主走査方向にピンチローラを移動させているため、主走査方向においてピンチローラがどの位置に配置されているのかを把握する必要がある。したがって、この印刷装置では、主走査方向におけるピンチローラの位置を適切に検知する必要がある。また、特許文献1に記載の印刷装置では、媒体に対する適切な印刷を行うために、印刷ヘッドが搭載されるキャリッジを、主走査方向における原点位置を基準にして動作させる必要がある。したがって、この印刷装置では、主走査方向におけるキャリッジの原点位置を適切に検知する必要がある。
【0005】
そこで、本発明の課題は、媒体の幅方向に移動可能なキャリッジと媒体の幅方向に移動可能なピンチローラとを備える媒体処理装置において、媒体の幅方向におけるピンチローラの位置と媒体の幅方向におけるキャリッジの原点位置とを適切に検知することが可能であっても、部品点数を削減してコストを低減することが可能な媒体処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明の媒体処理装置は、媒体を搬送するための搬送ローラと、搬送ローラを駆動するローラ駆動機構と、搬送ローラに向かって付勢されるとともに搬送ローラとの間で媒体を挟む複数のピンチローラと、複数のピンチローラのそれぞれが回転可能に取り付けられる複数のローラ保持部材と、媒体の厚さ方向と媒体の搬送方向とに直交する媒体の幅方向に移動可能なキャリッジと、媒体の幅方向にキャリッジを移動させるキャリッジ駆動機構と、キャリッジを移動可能に保持するとともにローラ保持部材が取り付けられる保持フレームと、媒体の幅方向におけるピンチローラの位置を検知するための第1被検知部材と、媒体の幅方向におけるキャリッジの原点位置を検知するための第2被検知部材と、第1被検知部材および第2被検知部材を検知するためのセンサとを備え、ローラ保持部材は、保持フレームに対して媒体の幅方向に移動可能になっており、センサは、キャリッジに搭載され、第1被検知部材は、センサによって検知される第1被検知部を有するとともに、複数のローラ保持部材のそれぞれに取り付けられているか、または、複数のローラ保持部材のそれぞれと一体で形成され、第2被検知部材は、センサによって検知される第2被検知部を有するとともに保持フレームに取り付けられ、第1被検知部の形状と第2被検知部の形状とが異なっていることを特徴とする。
【0007】
本発明の媒体処理装置では、媒体の幅方向におけるピンチローラの位置を検知するための第1被検知部材の第1被検知部の形状と、媒体の幅方向におけるキャリッジの原点位置を検知するための第2被検知部材の第2被検知部の形状とが異なっている。そのため、本発明では、キャリッジに搭載される共通のセンサによって第1被検知部と第2被検知部とが検知されても、第1被検知部と第2被検知部とを区別して認識することが可能になる。
【0008】
すなわち、本発明では、第1被検知部を検知するためのセンサと第2被検知部を検知するためのセンサとが個別に設けられていなくても、共通のセンサによって、媒体の幅方向におけるピンチローラの位置と媒体の幅方向におけるキャリッジの原点位置とを適切に検知することが可能になる。したがって、本発明では、媒体の幅方向におけるピンチローラの位置と媒体の幅方向におけるキャリッジの原点位置とを適切に検知することが可能であっても、媒体処理装置の部品点数を削減して媒体処理装置のコストを低減することが可能になる。
【0009】
本発明において、第2被検知部は、穴が開いた平板状に形成され、第1被検知部は、穴が開いていない平板状に形成されていることが好ましい。このように構成すると、第1被検知部の形状と第2被検知部の形状とを比較的容易に異ならせることが可能になる。
【0010】
本発明において、たとえば、センサは、間隔をあけた状態で対向する発光部と受光部とを有する透過型の光学式センサである。また、本発明において、たとえば、媒体処理装置は、キャリッジに搭載されるとともに媒体に向かってインクを吐出するインクジェットヘッドを備えている。すなわち、媒体処理装置は、たとえば、インクジェットプリンタである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
シヤチハタ株式会社
印判
1か月前
シヤチハタ株式会社
反転式印判
6か月前
三光株式会社
感熱記録材料
3か月前
独立行政法人 国立印刷局
印刷物
4か月前
日本製紙株式会社
感熱記録体
4か月前
独立行政法人 国立印刷局
記録媒体
5か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
4か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
5か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
3か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
4か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
6か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
19日前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
3か月前
理想科学工業株式会社
印刷装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
1か月前
キヤノン株式会社
印刷システム
4か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
5か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4か月前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
7か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
5か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
1か月前
フジコピアン株式会社
中間転写シート
7か月前
三栄電機株式会社
プリンタ
3か月前
キヤノン電子株式会社
サーマルプリンタ
3か月前
ベルク工業有限会社
静電成膜装置
5か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
4か月前
続きを見る
他の特許を見る