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公開番号2025088242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202814
出願日2023-11-30
発明の名称画像形成装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/447 20060101AFI20250604BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】複数の補正値を予め備えることなく、各発光素子の発光強度を連続的に変えることができるようにすること。
【解決手段】画像形成装置は、複数のLEDについて予め定められた基準の平均発光量に対して、その複数のLEDに含まれる一つのLEDの実際の発光量が離れるほど、発光強度を大きく補正する補正値を、その一つのLEDの発光強度に加算することで、その一つのLEDの補正発光強度を算出し、その補正発光強度で、その一つのLEDを発光させるLEDヘッド制御部140を有し、その補正発光強度は、その一つのLEDの予め定められた発光強度にその一つのLEDを発光させる時間を乗算することで算出される発光量を変化させる割合である変化割合に応じて変わる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の発光素子を含む露光部と、
前記複数の発光素子による露光を受けることで静電潜像が形成される像担持体を有し、前記静電潜像に現像剤を付着させることで、現像剤像を形成する画像形成部と、
前記現像剤像を媒体に転写する転写部と、
前記現像剤像を前記媒体に定着させる定着部と、
前記露光部を制御する露光制御部と、を備え、
前記露光制御部は、前記複数の発光素子について予め定められた基準の平均発光量に対して、前記複数の発光素子に含まれる一つの発光素子の実際の発光量が離れるほど、発光強度を大きく補正する補正値を前記一つの発光素子の発光強度に加算することで、前記一つの発光素子の補正発光強度を算出し、前記補正発光強度で、前記一つの発光素子を発光させ、
前記補正発光強度は、前記一つの発光素子の前記予め定められた発光強度に前記一つの発光素子を発光させる時間を乗算することで算出される発光量を変化させる割合である変化割合に応じて変わること
を特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記補正値をV、前記平均値をPa、前記一つの発光素子の補正倍率をRn及び予め定められた補正強度をSとすると、前記補正値は、V=Pa×Rn×Sで算出され、
前記一つの発光素子の前記予め定められた発光強度をPnとすると、前記補正倍率Rnは、Rn=Pn÷Pa-1で算出されること
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記変化割合をΔPmとし、予め定められた補正係数をαとすると、前記補正強度Sは、S=1+ΔPm×αで算出され、
前記変化割合ΔPmは、画像を形成するための条件に応じて予め定められていること
を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記補正係数αは、0.005<α<0.025の範囲内の値であること
を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置に使用されるLED(Light Emitting Diode)プリントヘッドにおいては、発光素子としてのLEDの結像径のばらつきによる局所的な印刷濃度ムラを抑制するため、各LEDの発光強度を調整する補正が行われている。
【0003】
一般に、この発光強度の補正量は、ある平均の発光量に最適化した値であるため、印刷濃度を調整しようと平均の発光量を変えた場合に、この補正量に起因した新たな印刷濃度ムラが発生してしまう。このため、特許文献1に記載された画像形成装置は、予め与えられた第一の補正値に加え、平均の発光量を変えた場合に使用する第二の補正値を予め備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-082654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術は、二種類の補正値しか備えていないため、連続的な平均発光強度の変化に対する局所的な印刷濃度ムラを補正する効果が限定的なものとなる。
【0006】
そこで、本開示の一又は複数の態様は、複数の補正値を予め備えることなく、各発光素子の発光強度を連続的に変えることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る画像形成装置は、複数の発光素子を含む露光部と、前記複数の発光素子による露光を受けることで静電潜像が形成される像担持体を有し、前記静電潜像に現像剤を付着させることで、現像剤像を形成する画像形成部と、前記現像剤像を媒体に転写する転写部と、前記現像剤像を前記媒体に定着させる定着部と、前記露光部を制御する露光制御部と、を備え、前記露光制御部は、前記複数の発光素子について予め定められた基準の平均発光量に対して、前記複数の発光素子に含まれる一つの発光素子の実際の発光量が離れるほど、発光強度を大きく補正する補正値を前記一つの発光素子の発光強度に加算することで、前記一つの発光素子の補正発光強度を算出し、前記補正発光強度で、前記一つの発光素子を発光させ、前記補正発光強度は、前記一つの発光素子の前記予め定められた発光強度に前記一つの発光素子を発光させる時間を乗算することで算出される発光量を変化させる割合である変化割合に応じて変わることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一又は複数の態様によれば、複数の補正値を予め備えることなく、各発光素子の発光強度を連続的に変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係る画像形成装置の構成を概略的に示す断面図である。
LEDヘッドの外観を示す斜視図である。
LEDヘッドと、LEDヘッド制御部とを示す概略図である。
(A)及び(B)は、LEDを一つおきに発光させた場合におけるLEDの2次元発光強度分布におけるスクリーン角に直交する方向の1次元発光強度分布を示す図である。
(A)及び(B)は、LEDの2次元発光強度分布におけるスクリーン角に直交する方向の1次元発光強度分布を示す図である。
実際に補正強度を変えながら発光量の変化割合毎のスジオビレベルを実験により調べて表わした第1のグラフである。
実際に補正強度を変えながら発光量の変化割合毎のスジオビレベルを実験により調べて表わした第2のグラフである。
(A)及び(B)は、ハードウェア構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、実施の形態に係る画像形成装置100の構成を概略的に示す断面図である。
画像形成装置100は、例えば、電子写真方式のカラープリンタである。
(【0011】以降は省略されています)

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