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公開番号
2025087287
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201839
出願日
2023-11-29
発明の名称
エレベータの制御装置
出願人
フジテック株式会社
代理人
弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類
B66B
1/18 20060101AFI20250603BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】利用者と共にロボットがエレベータを利用する環境下であっても輸送効率の向上を可能にする。
【解決手段】第1の制御装置は、割当てによって乗りかごに生じる停止予定回数を、当該割当てを行うごとにカウントし、その中で、ロボットについての割当てを行う際には、その割当てに対応する1回の停止に対して重み付けしたものをカウントする。第2の制御装置は、割当てによって乗りかごに生じる停止予定時間を、当該割当てを行うごとに積算し、その中で、ロボットについての割当てを行う際には、その割当てに対応する1回分の停止時間を積算する。そして、停止予定回数が上限値に達した場合には、これらの制御装置は、乗りかごへの割当てを制限する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エレベータにおいて乗りかごへの乗場呼びの割当てを行う制御装置であり、
前記割当てによって前記乗りかごに生じる停止予定回数を、当該割当てを行うごとにカウントし、その中で、ロボットについての前記割当てを行う際には、その割当てに対応する1回の停止に対して重み付けしたものをカウントし、
前記停止予定回数が上限値に達した場合には、前記乗りかごへの前記割当てを制限する、エレベータの制御装置。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記ロボットについての前記割当てを実行しようとした場合において、そのときのカウントによって得られた前記停止予定回数が前記上限値に達してしまい、その割当ての対象になり得る乗りかごを見付けることができなかった場合には、前記上限値を緩和して当該割当ての実行を再度試みる、請求項1に記載のエレベータの制御装置。
【請求項3】
前記ロボットについての前記割当てを行う場合において、そのロボットの行先階又は出発階が、前記乗りかごへの前記割当てが既に行われている利用者の行先階又は出発階に一致する場合には、前記停止予定回数として、当該利用者についての前記割当てに対応したカウント済みの1回分を、前記ロボットについての前記割当てに対応する1回の停止に対して重み付けしたものへ置き換えてカウントし直す、請求項1又は2に記載のエレベータの制御装置。
【請求項4】
エレベータにおいて乗りかごへの乗場呼びの割当てを行う制御装置であり、
前記割当てによって前記乗りかごに生じる停止予定時間を、当該割当てを行うごとに積算し、その中で、ロボットについての前記割当てを行う際には、その割当てに対応する1回分の停止時間を積算し、
前記停止予定時間が上限値に達した場合には、前記乗りかごへの前記割当てを制限する、エレベータの制御装置。
【請求項5】
前記ロボットについての前記割当てを実行しようとした場合において、そのときの積算によって得られた前記停止予定時間が前記上限値に達してしまい、その割当ての対象になり得る乗りかごを見付けることができなかった場合には、前記上限値を緩和して当該割当ての実行を再度試みる、請求項4に記載のエレベータの制御装置。
【請求項6】
前記ロボットについての前記割当てを実行する場合において、そのロボットの行先階又は出発階が、前記乗りかごへの前記割当てが既に行われている利用者の行先階又は出発階に一致する場合には、前記停止予定時間として、当該利用者についての前記割当てに対応した積算済みの1回分の停止時間を、前記ロボットについての前記割当てに対応する1回分の停止時間へ置き換えて積算し直す、請求項4又は5に記載のエレベータの制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者とロボットの両方が利用するエレベータの制御技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
エレベータとして、行先階登録装置において利用者による行先階の登録が行われるごとに、その利用者についての乗りかごへの乗場呼びの割当てを行うものが存在する。そのようなエレベータの制御技術として、乗場呼びの割当てによって乗りかごに生じる停止予定回数(運行区間を周回するときの1周あたりの停止予定回数)をカウントし、その停止予定回数が上限値に達した乗りかごに対しては割当てを制限する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、利用者だけがエレベータを利用するケースにおいては、乗りかごの周回時間(運行区間を1周するときに要する時間)が長くならないように制御することができ、その結果として輸送効率を向上させることが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5919898号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、建物内で従来は人が行っていた様々な作業(掃除、監視、搬送など)にロボットが活用されることが多くなってきている。それに伴い、建物内におけるロボットの階間移動にエレベータが利用されることが増えてきており、利用者とロボットの両方がエレベータを利用するケースが増えてきている。
【0005】
一方、ロボットは、利用者に比して乗降に時間を要する。このため、利用者と共にロボットがエレベータを利用する環境下においては、上述した制御技術のように乗りかごの停止予定回数に上限値を設けたとしても、ロボットが乗車した乗りかごでは周回時間が長くなり、それが原因で輸送効率の向上が妨げられることになる。
【0006】
そこで本発明の目的は、利用者と共にロボットがエレベータを利用する環境下であっても輸送効率の向上を可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る第1の制御装置は、エレベータにおいて乗りかごへの乗場呼びの割当てを行う制御装置であり、次のような制御処理を行う(態様1)。制御装置は、割当てによって乗りかごに生じる停止予定回数を、当該割当てを行うごとにカウントし、その中で、ロボットについての割当てを行う際には、その割当てに対応する1回の停止に対して重み付けしたものをカウントする。そして、停止予定回数が上限値に達した場合には、制御装置は、乗りかごへの割当てを制限する。
【0008】
上記態様1によれば、停止予定回数に上限値を設けて乗りかごへの割当てを制限することにより、乗りかごの停止回数(運行区間を周回するときの1周あたりの停止回数)の増加を制限することができる。そして、ロボットについての割当てを行う場合には、停止予定回数として、その割当てに対応する1回の停止に対して重み付けしたものをカウントすることにより、ロボットが乗りかごに乗車する場合には、乗りかごの実際の停止回数を、利用者だけが乗車する場合よりも減らすことができる。よって、乗降に時間を要するロボットが乗りかごに乗車する場合でも、乗りかごの周回時間(運行区間を1周するときに要する時間)を適切な範囲内となるように制御することが可能になる。
【0009】
上記態様1に係る制御装置は、ロボットについての割当てを実行しようとした場合において、そのときのカウントによって得られた停止予定回数が上限値に達してしまい、その割当ての対象になり得る乗りかごを見付けることができなかった場合には、上限値を緩和して当該割当ての実行を再度試みてもよい(態様2)。
【0010】
ロボットについての割当てを行う場合には、その割当てに対応する1回の停止に対して重み付けしたものを停止予定回数としてカウントしようとすると、停止予定回数が上限値を超えてしまいやすく、それが故に、そのままでは割当ての対象になり得る乗りかごを見付けることができないといった事態が起こり得る。そのような場合でも、上記態様2によれば、上限値を緩和することにより、ロボットについての割当てを確実に行うことが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)
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