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公開番号2025085107
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023198752
出願日2023-11-24
発明の名称吊り天秤
出願人東京テックウェイ株式会社
代理人あいわ弁理士法人
主分類B66C 1/10 20060101AFI20250529BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】従来よりも幅広い大きさの吊り荷に対応可能であるとともに、特に可搬性能に優れた吊り天秤を提供すること。
【解決手段】上方吊り部11が設けられて揚重機によって支持される本体部材10と、
前記本体部材10の両端部から挿抜可能であるとともに下方吊り部21が設けられて吊り荷を支持する延伸部材20と、を有する特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
上方吊り部が設けられて揚重機によって支持される本体部材と、
前記本体部材の両端部から挿抜可能であるとともに下方吊り部が設けられて吊り荷を支持する延伸部材と、を有する
ことを特徴とする吊り天秤。
続きを表示（約 180 文字）【請求項２】
前記本体部材は、前記延伸部材を収容可能な延伸部材収容部を備え、
前記本体部材及び／又は前記延伸部材は、前記延伸部材が滑走可能な移動ローラを備える
請求項１に記載の吊り天秤。
【請求項３】
前記本体部材は、前記延伸部材の延伸位置を固定することが可能な延伸固定部材を備える
請求項１又は２に記載の吊り天秤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、吊り荷を揚重する際に使用することが可能な、吊り天秤に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、建設現場などは、重量物や長尺物など、バランスよく吊り荷を揚重する際に吊り天秤が使用されていた。そして、吊り荷の大きさ（特に長さ）に応じた適切な吊り天秤を都度用意する必要があった。
【０００３】
また、従来の吊り天秤として、例えば特許文献１には、吊り荷に応じて、当該吊り荷を指示する２つのチェーン吊持器の離間距離を、電動モーターによって水平移動させて調整することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開平０８－１９２９８８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
厚生労働省労働基準局のガイドラインによれば、吊り角度は９０°以内であること、加えてクランプ等の治具を使用する場合は吊り角度を６０°以内にすることが示されている。つまり、吊り荷の大きさに応じた適切な吊り天秤を使用しない場合、吊り角度が大きくなり、ワイヤー等に大きな負荷（張力）がかかって破断による吊り荷の落下事故につながってしまう。
【０００６】
しかしながら、上記したガイドラインを遵守して、安全に作業を行おうとすると、従来技術においては、吊り荷の大きさに応じた適切な吊り天秤を都度用意する必要があり、仮設機材のコストの増加や、運搬する手間、保管スペース確保の問題が生じる。
【０００７】
また、上記特許文献１に開示された発明においては、かなり大型で複雑な装置構成となっており、例えば、建設現場に手軽に運んで使用できるような吊り天秤ではない。
【０００８】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、従来よりも幅広い大きさの吊り荷に対応可能であるとともに、特に可搬性能に優れた吊り天秤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
（１）に係る発明は、上方吊り部が設けられて揚重機によって支持される本体部材と、前記本体部材の両端部から挿抜可能であるとともに下方吊り部が設けられて吊り荷を支持する延伸部材と、を有することを特徴とする吊り天秤である。
【００１０】
（２）に係る発明は、前記本体部材は、前記延伸部材を収容可能な延伸部材収容部を備え、前記本体部及び／又は前記延伸部材は、前記延伸部材が滑走可能な移動ローラを備える上記（１）に記載の吊り天秤である。
（【００１１】以降は省略されています）

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