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公開番号
2025083673
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197186
出願日
2023-11-21
発明の名称
印刷装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250526BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】媒体の裏面と接触加熱面との貼り付きや摩擦力の増大を抑制する。
【解決手段】搬送部6と、印刷部3と、乾燥部10と、制御部7と、を備える印刷装置1であって、乾燥部10は、接触加熱部131と、気流噴射口121から気流を噴射する気流噴射部12と、を有し、接触加熱部131は、媒体Pの裏面P2と接触する接触加熱面132を有し、気流噴射口121は、接触加熱面132と対面し、制御部7は、気流の到達速度が第1速度となるように気流噴射部12を制御する第1制御と、気流の到達速度が第1速度よりも遅くなるように気流噴射部12を制御する第2制御と、を実行可能であり、印刷装置1の稼働中において搬送部6による媒体Pの搬送が停止する停止時間が所定時間未満である場合は第1制御とし、停止時間が所定時間以上である場合は第1制御の代わりに第2制御とすることが可能に構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送方向に媒体を搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記媒体に液体を吐出して印刷する印刷部と、
前記印刷部によって印刷面に印刷がなされた前記媒体を乾燥させる乾燥部と、
制御部と、
を備える印刷装置であって、
前記乾燥部は、接触加熱部と、前記接触加熱部と対向する位置に配置され気流噴射口から気流を噴射する気流噴射部と、を有し、
前記接触加熱部は、前記印刷面とは反対の面である裏面と接触する接触加熱面を有し、
前記気流噴射口は、前記接触加熱面と対面し、
前記制御部は、
前記気流噴射部から噴射された気流が前記接触加熱面に支持された前記媒体の前記印刷面に到達する時の速度である到達速度が第1速度となるように前記気流噴射部を制御する第1制御と、前記到達速度が前記第1速度よりも遅くなるように前記気流噴射部を制御する第2制御と、を実行可能であり、
前記印刷装置の稼働中において前記搬送部による前記媒体の搬送が停止する停止時間が所定時間未満である場合は前記第1制御とし、前記停止時間が所定時間以上である場合は前記第1制御の代わりに前記第2制御とすることが可能に構成されていることを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された印刷装置において、
前記制御部は、前記裏面の材質に応じて前記停止時間が所定時間以上である場合に前記第1制御とするか前記第2制御とするかを決定することが可能に構成されていることを特徴とする印刷装置。
【請求項3】
請求項2に記載された印刷装置において、
前記制御部は、前記裏面の材質としてポリエチレンを含んでいる場合、前記第2制御とするよう構成されていることを特徴とする印刷装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載された印刷装置において、
前記制御部は、前記第2制御として、前記到達速度が前記第1速度よりも遅い第2速度となるように前記気流噴射部を制御することと、前記到達速度が前記第2速度よりも速く前記第1速度よりも遅い第3速度となるように前記気流噴射部を制御することと、が可能に構成されていることを特徴とする印刷装置。
【請求項5】
請求項4に記載された印刷装置において、
前記制御部は、前記第2制御として前記第2速度となるように前記気流噴射部を制御した後に前記第3速度となるように前記気流噴射部を制御し、さらに、前記第1制御として前記第1速度となるように前記気流噴射部を制御することが可能に構成されていることを特徴とする印刷装置。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか1項に記載された印刷装置において、
前記搬送部は、前記印刷部による前記媒体への印刷の実行中は前記媒体を間欠搬送し、
前記印刷部は、前記間欠搬送の搬送停止中に前記媒体へ前記液体の吐出を実施し、前記間欠搬送の搬送中には前記媒体へ前記液体の吐出を実施せず、
前記制御部は、前記間欠搬送における前記媒体の搬送中に前記到達速度が前記第1速度よりも遅くなるように前記気流噴射部を制御することが可能に構成されていることを特徴とする印刷装置。
【請求項7】
請求項1から3のいずれか1項に記載された印刷装置において、
前記制御部は、前記気流噴射部の風量を制御することで、前記到達速度を制御することが可能に構成されていることを特徴とする印刷装置。
【請求項8】
請求項1から3のいずれか1項に記載された印刷装置において、
前記気流噴射部は、前記気流を生成するファンと、前記ファンと前記気流噴射口との間をつなぐ導風部と、前記導風部に設けられ開閉量を制御可能な弁と、を有し、
前記制御部は、前記弁の開閉量を制御することで前記到達速度を制御することが可能に構成されていることを特徴とする印刷装置。
【請求項9】
請求項1から3のいずれか1項に記載された印刷装置において、
前記気流噴射部は、前記接触加熱面と前記気流噴射口との距離を変更可能な距離変更部を有し、
前記制御部は、前記距離変更部を制御して前記距離を変更することで、前記到達速度を制御することが可能に構成されていることを特徴とする印刷装置。
【請求項10】
請求項1から3のいずれか1項に記載された印刷装置において、
前記制御部は、前記第2制御をしているときに前記第1制御をしているときよりも、前記接触加熱面の温度を高くする、前記気流噴射口から噴射される前記気流の温度を高くする、及び、前記媒体が前記乾燥部内に滞在する時間を長くする、の少なくとも1つを採用可能に構成されていることを特徴とする印刷装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、様々な印刷装置が使用されている。このうち、媒体に吐出された液体を乾燥するために、乾燥部において、媒体の印刷面に気流を吹き付ける気流噴射部と、気流噴射部と対向する位置で媒体の印刷面とは反対の裏面に加熱部を接触させる接触加熱面と、を備える印刷装置がある。例えば、特許文献1には、媒体の裏面に接触させて媒体を加熱する第1ヒーター及び第2ヒーターと、第1ヒーター及び第2ヒーターに対向して配置され媒体の表面に熱風を送風する第1非接触加熱部及び第2非接触加熱部とを乾燥部内に有する印刷装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-133808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
気流噴射部と、気流噴射部と対向する位置に設けられる接触加熱面と、を備える印刷装置においては、気流噴射部から噴射される気流が媒体を接触加熱面に押し付ける。このため、使用する媒体の種類などによっては、媒体の裏面と接触加熱面とが貼り付くことや、媒体を搬送する際の摩擦力が増大して搬送性能が低下することがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための本発明の印刷装置は、搬送方向に媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される前記媒体に液体を吐出して印刷する印刷部と、前記印刷部によって印刷面に印刷がなされた前記媒体を乾燥させる乾燥部と、制御部と、を備える印刷装置であって、前記乾燥部は、接触加熱部と、前記接触加熱部と対向する位置に配置され気流噴射口から気流を噴射する気流噴射部と、を有し、前記接触加熱部は、前記印刷面とは反対の面である裏面と接触する接触加熱面を有し、前記気流噴射口は、前記接触加熱面と対面し、前記制御部は、前記気流噴射部から噴射された気流が前記接触加熱面に支持された前記媒体の前記印刷面に到達する時の速度である到達速度が第1速度となるように前記気流噴射部を制御する第1制御と、前記到達速度が前記第1速度よりも遅くなるように前記気流噴射部を制御する第2制御と、を実行可能であり、前記印刷装置の稼働中において前記搬送部による前記媒体の搬送が停止する停止時間が所定時間未満である場合は前記第1制御とし、前記停止時間が所定時間以上である場合は前記第1制御の代わりに前記第2制御とすることが可能に構成されていることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の実施例1に係る印刷装置の側面図。
図1の印刷装置の乾燥部周辺を表す側面図。
図1の印刷装置の乾燥部周辺の第1接触加熱面を表す平面図。
図1の印刷装置の乾燥部周辺の背面側から見た断面図。
図1の印刷装置の乾燥部周辺の斜視図。
図5とは異なる角度から見た図1の印刷装置の乾燥部周辺の斜視図。
制御部による気流の制御例を説明するための図。
図1の印刷装置において第1間隔を調整する方法を説明するための概略側面図。
図8の印刷装置の乾燥部の距離変更部のカムとカムフォロアーとの位置関係を表す概略図。
図8の印刷装置の乾燥部の距離変更部周辺を表す概略背面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
最初に、本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の印刷装置は、搬送方向に媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される前記媒体に液体を吐出して印刷する印刷部と、前記印刷部によって印刷面に印刷がなされた前記媒体を乾燥させる乾燥部と、制御部と、を備える印刷装置であって、前記乾燥部は、接触加熱部と、前記接触加熱部と対向する位置に配置され気流噴射口から気流を噴射する気流噴射部と、を有し、前記接触加熱部は、前記印刷面とは反対の面である裏面と接触する接触加熱面を有し、前記気流噴射口は、前記接触加熱面と対面し、前記制御部は、前記気流噴射部から噴射された気流が前記接触加熱面に支持された前記媒体の前記印刷面に到達する時の速度である到達速度が第1速度となるように前記気流噴射部を制御する第1制御と、前記到達速度が前記第1速度よりも遅くなるように前記気流噴射部を制御する第2制御と、を実行可能であり、前記印刷装置の稼働中において前記搬送部による前記媒体の搬送が停止する停止時間が所定時間未満である場合は前記第1制御とし、前記停止時間が所定時間以上である場合は前記第1制御の代わりに前記第2制御とすることが可能に構成されていることを特徴とする。
【0008】
本態様によれば、気流の印刷面への到達速度が第1速度となる第1制御と、気流の印刷面への到達速度が第1速度よりも遅くなる第2制御と、を実行可能であり、印刷装置の稼働中における停止時間が所定時間未満である場合は第1制御とし、停止時間が所定時間以上である場合は第1制御の代わりに第2制御とすることが可能に構成されている。したがって、媒体の裏面と接触加熱面とが貼り付くことや、媒体を搬送する際の摩擦力が増大して搬送性能が低下することが生じる虞がある停止時間が所定時間以上である場合に、気流の印刷面への到達速度を遅くすることができる。このことにより、媒体の裏面と接触加熱面との貼り付きや摩擦力の増大を抑制することができる。
【0009】
本発明の第2の態様の印刷装置は、前記第1の態様に従属する態様であって、前記制御部は、前記裏面の材質に応じて前記停止時間が所定時間以上である場合に前記第1制御とするか前記第2制御とするかを決定することが可能に構成されていることを特徴とする。
【0010】
媒体の裏面の材質によっては、媒体の裏面と接触加熱面とが貼り付くことや、媒体を搬送する際の摩擦力が増大して搬送性能が低下することが生じやすくなる。しかしながら、本態様によれば、媒体の裏面の材質に応じて停止時間が所定時間以上である場合に第1制御とするか第2制御とするかを決定することが可能に構成されている。このため、媒体の裏面の材質によらず、媒体の裏面と接触加熱面との貼り付きや摩擦力の増大を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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