特許ウォッチ

公開番号2025083218
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196988
出願日2023-11-20
発明の名称情報処理方法、プログラム及び情報処理装置
出願人東京エレクトロンデバイス株式会社
代理人個人,個人
主分類G05B 19/05 20060101AFI20250523BHJP(制御;調整)
要約【課題】動作の追加または変更が容易となるシーケンスファイルを用いて、各制御対象に制御命令を出力することが可能な情報処理方法等を提供すること。
【解決手段】一つの側面に係る情報処理方法は、制御コマンド、制御対象、及び、該制御対象に対する制御内容を特定するパラメータを含む指示情報を時系列順に規定したシーケンスファイルを、PLCにより取得し、取得したシーケンスファイル内の指示情報順に、前記PLCにより各制御対象に対し制御コマンド及びパラメータに応じた制御命令を出力する処理を実行させることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
制御コマンド、制御対象、及び、該制御対象に対する制御内容を特定するパラメータを含む指示情報を時系列順に規定したシーケンスファイルを、ＰＬＣ（Programmable Logic Controller）により取得し、
取得したシーケンスファイル内の指示情報順に、前記ＰＬＣにより各制御対象に対し制御コマンド及びパラメータに応じた制御命令を出力する
情報処理方法。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記シーケンスファイル内の指示情報に対する修正を受け付け、
受け付けた修正後のシーケンスファイルに基づき、前記制御対象に対し制御コマンド及びパラメータに応じた制御命令を出力する
請求項１に記載の情報処理方法。
【請求項３】
単一の制御コマンド及び制御対象の組み合わせに対し、第１パラメータ及び第２パラメータを含む複数のパラメータの設定を受け付ける
請求項１又は２に記載の情報処理方法。
【請求項４】
制御対象毎に複数のパラメータ及び戻り値の設定を受け付け、
受け付けた戻り値に対応する指示情報を選択し、
選択した指示情報から順次、各制御対象に対し制御コマンド及びパラメータに応じた制御命令を出力する
請求項１又は２に記載の情報処理方法。
【請求項５】
前記指示情報における制御対象に対する複数の戻り値に応じて、前記指示情報の後に、各戻り値に対応する指示情報の設定を受け付ける
請求項４に記載の情報処理方法。
【請求項６】
制御対象はロボット、カメラ及びセンサを含み、
ロボット、カメラ及び重量計測センサ毎に、複数のパラメータの設定を受け付ける
請求項１又は２に記載の情報処理方法。
【請求項７】
複数種類のシーケンスファイルを取得し、
取得した複数種類のシーケンスファイルから、対象となるシーケンスファイルの選択を受け付け、
受け付けたシーケンスファイル内の指示情報順に、前記ＰＬＣにより各制御対象に対し制御コマンド及びパラメータに応じた制御命令を出力する
請求項１又は２に記載の情報処理方法。
【請求項８】
第１シーケンスファイルと、該第１シーケンスファイルの指示情報に対して修正された修正指示情報を含む第２シーケンスファイルとを出力し、
前記第２シーケンスファイルの出力に際し、修正された前記修正指示情報を他の指示情報とは異なる形態で出力する
請求項１又は２に記載の情報処理方法。
【請求項９】
制御コマンド、制御対象、及び、該制御対象に対する制御内容を特定するパラメータを含む指示情報を時系列順に規定したシーケンスファイルを、ＰＬＣにより取得し、
取得したシーケンスファイル内の指示情報順に、前記ＰＬＣにより各制御対象に対し制御コマンド及びパラメータに応じた制御命令を出力する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項１０】
制御部を備える情報処理装置であって、
前記制御部は、
制御コマンド、制御対象、及び、該制御対象に対する制御内容を特定するパラメータを含む指示情報を時系列順に規定したシーケンスファイルを、ＰＬＣにより取得し、
取得したシーケンスファイル内の指示情報順に、前記ＰＬＣにより各制御対象に対し制御コマンド及びパラメータに応じた制御命令を出力する
情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理方法、プログラム及び情報処理装置に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、ＰＬＣ（Programmable Logic Controller）を利用して、制御対象を制御する技術の開発が盛んに進められている。例えば特許文献１には、シーケンス命令を含むプログラムをサイクリック実行するＰＬＣエンジンと、ロボットを制御するためのロボットコントロールエンジンと、カメラからの画像に対して画像処理を実行する画像処理エンジンと、ユーザ設定に従って構築される、前記制御対象と、前記ロボットと、前記カメラとのうち少なくとも一部を模擬する模擬モジュールとを備える制御装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－０４３８７１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に係る発明は、各制御対象における動作の追加または変更に対応時間を要するという問題がある。
【０００５】
一つの側面では、動作の追加または変更が容易となるシーケンスファイルを用いて、各制御対象に制御命令を出力することが可能な情報処理方法等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
一つの側面に係る情報処理方法は、制御コマンド、制御対象、及び、該制御対象に対する制御内容を特定するパラメータを含む指示情報を時系列順に規定したシーケンスファイルを、ＰＬＣにより取得し、取得したシーケンスファイル内の指示情報順に、前記ＰＬＣにより各制御対象に対し制御コマンド及びパラメータに応じた制御命令を出力する処理を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
一つの側面では、動作の追加または変更が容易となるシーケンスファイルを用いて、各制御対象に制御命令を出力することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
動作指示型システムの概要を示す説明図である。
ＰＬＣ装置の構成例を示すブロック図である。
ロボットユニット及びハンドユニットの構成例を示すブロック図である。
シーケンスファイルの一例を示す説明図である。
第１パラメータの一例を説明する説明図である。
第２パラメータの一例を説明する説明図である。
シーケンスファイルを生成する際の処理手順を示すフローチャートである。
各制御対象に対して制御命令を出力する際の処理手順を示すフローチャートである。
制御対象毎に複数のパラメータ及び戻り値の設定を受け付ける画面の一例を示す説明図である。
実施形態２におけるシーケンスファイルを生成する際の処理手順を示すフローチャートである。
実施形態２における各制御対象に対して制御命令を出力する際の処理手順を示すフローチャートである。
分岐処理のサブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
実施形態３におけるＰＬＣ装置の構成例を示すブロック図である。
修正履歴ＤＢのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
シーケンスファイル内の指示情報に対する修正を受け付ける際の処理手順を示すフローチャートである。
シーケンスファイルの修正履歴画面の一例を示す説明図である。
シーケンスファイルの修正履歴を表示する際の処理手順を示すフローチャートである。
実施形態４における各制御対象に対して制御命令を出力する際の処理手順を示すフローチャートである。
実施形態４における修正履歴ＤＢのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
実施形態４におけるシーケンスファイルの修正履歴画面の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明をその実施形態を示す図面に基づいて詳述する。
【００１０】
（実施形態１）
実施形態１は、各制御対象に対して制御命令を出力する形態に関する。なお、制御対象は後述する。図１は、動作指示型システムの概要を示す説明図である。本実施形態のシステムは、ＰＬＣ（Programmable Logic Controller）装置１、ロボットユニット２、ハンドユニット３及び撮像装置４を含み、各装置はインターネット、有線または無線ＬＡＮ（Local Area Network）等のネットワークＮを介して情報の送受信を行う。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許