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公開番号
2025082945
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196529
出願日
2023-11-20
発明の名称
レーザー記録媒体
出願人
小林クリエイト株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41M
5/40 20060101AFI20250523BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】複数種類の記録用レーザー光で選択的に発色可能な複数層のカラー発色層を具備するレーザー記録媒体にあって、記録用レーザー光の焦点とカラー発色層との位置ズレによる悪影響を軽減し得る構成を提供する。
【解決手段】レーザー光を照射してカラー画像を記録可能なカラー情報記録部2を備えるレーザー記録媒体にあって、カラー情報記録部2に、色相の相違する有彩色で発色可能な複数層のカラー発色層を基材層の上に積層する。そして、複数層のカラー発色層が吸収可能なレーザー光の波長域を相違させ、各カラー発色層は、当該カラー発色層の上に積層されるカラー発色層を透過可能で、かつ、当該カラー発色層で吸収可能な波長域のレーザー光を記録用レーザー光とするよう構成し、さらに、複数層のカラー発色層は、上層に配置されるものほど、記録用レーザー光の波長域が短くなるよう構成する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
レーザー光を照射してカラー画像を記録可能なカラー情報記録部を備えるレーザー記録媒体であって、
前記カラー情報記録部には、色相の相違する有彩色で発色可能な複数層のカラー発色層が基材層の上に積層されており、
前記複数層のカラー発色層は、吸収可能なレーザー光の波長域が相違しており、
前記各カラー発色層は、当該カラー発色層の上に積層される前記カラー発色層を透過可能で、かつ、当該カラー発色層で吸収可能な波長域のレーザー光を記録用レーザー光とするものであり、
前記複数層のカラー発色層は、上層に配置されるものほど、前記記録用レーザー光の波長域が短いことを特徴とするレーザー記録媒体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザー光を用いてカラー画像を記録可能なレーザー記録媒体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
夫々異なる三原色で発色可能な三層のカラー発色層を備え、各カラー発色層をレーザー光で個別に発色させて記録した画像を混色させることによって、画像情報をフルカラーで記録可能なレーザー記録媒体が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
特許文献1のレーザー記録媒体は、三層のカラー発色層の光吸収特性を相違させ、複数種類の記録用レーザー光を選択的に使用して各カラー発色層を個別に加熱・発色させ得るよう構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
再表2018-235451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
レーザー記録媒体のカラー発色層を、記録用レーザー光によって加熱、発色させる際には、対象のカラー発色層の高さ付近で記録用レーザー光が合焦するように焦点の位置を調整する必要がある。ここで、特許文献1のレーザー記録媒体のようにカラー発色層が複数積層された構成では、集光レンズからの距離が上層のカラー発色層と下層のカラー発色層で異なるため、カラー発色層と焦点との位置ズレが生じ易く、かかる位置ズレが大きくなるほど、記録する画像情報が不鮮明になるなどの悪影響がある。
【0006】
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、記録用レーザー光で選択的に発色可能な複数層のカラー発色層を具備するレーザー記録媒体にあって、記録用レーザー光の焦点とカラー発色層の位置ズレによる悪影響を軽減し得る構成の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、レーザー光を照射してカラー画像を記録可能なカラー情報記録部を備えるレーザー記録媒体であって、前記カラー情報記録部には、色相の相違する有彩色で発色可能な複数層のカラー発色層が基材層の上に積層されており、前記複数層のカラー発色層は、吸収可能なレーザー光の波長域が相違しており、前記各カラー発色層は、当該カラー発色層の上に積層される前記カラー発色層を透過可能で、かつ、当該カラー発色層で吸収可能な波長域のレーザー光を記録用レーザー光とするものであり、前記複数層のカラー発色層は、上層に配置されるものほど、前記記録用レーザー光の波長域が短いことを特徴とするレーザー記録媒体である。
【0008】
同じ集光レンズで集光する場合でも、軸上色収差によって、波長が長い記録用レーザー光ほど焦点距離は長くなる。このため、本発明では、集光レンズに近い上層のカラー発色層は記録用レーザー光の焦点距離が比較的短く、集光レンズから遠い下層のカラー発色層は記録用レーザー光の焦点距離が比較的長くなり、かかる焦点距離の相違によって、集光レンズから各カラー発色層までの距離の相違によって生じる各カラー発色層と焦点の位置ズレが低減される。したがって、本発明によれば、カラー発色層と焦点の位置ズレによる悪影響を、従来構成に比べて軽減できる。
また、一般的に、レーザー記録装置がレーザー記録媒体に対して焦点を合わせる際は、レーザー記録媒体の上層のカラー発色層をレーザー光等で検出し、当該カラー発色層の高さにレーザー記録媒体を構成する各層の設計上の厚みを加減して、各カラー発色層の高さ付近に焦点が位置するよう調整する。この時、レーザー記録媒体を構成する各層の厚みには誤差があるため、実際の焦点の高さは、各層の厚みの誤差の分だけばらつくこととなる。そして、かかる焦点高さのばらつきは、レーザー記録媒体の表面から離れた下層のカラー発色層になるほど大きくなる。これに対して、本発明にあっては、波長の長い下層の記録用レーザー光の方が、波長の短い上層の記録用レーザー光に比べて焦点深度が深く、焦点の位置ズレの影響を受け難いため、かかる層厚の誤差による焦点高さのばらつきによる悪影響を軽減できる。
【発明の効果】
【0009】
以上に述べたように、本発明によれば、複数種類の記録用レーザー光で選択的に発色可能な複数層のカラー発色層を具備するレーザー記録媒体にあって、記録用レーザー光の焦点とカラー発色層との位置ズレによる悪影響を、従来構成に比べて軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1のレーザー記録媒体1の表面図であり、(A)は顔画像F等の記録前の状態を示し、(B)は顔画像F等の記録後の状態を示す。
実施例1のレーザー記録媒体1の層構造を示す説明図であり、(A)はカラー情報記録部2の層構造を示し、(B)はモノクロ情報記録部3の層構造を示す。
レーザー記録装置10の概要を示す説明図である。
三種類の記録用レーザー光のカラー情報記録部2への照射態様を示す説明図である。
(A)実施例2に係るカラー情報記録部2aの層構造を示す説明図である。(B)実施例3に係るカラー情報記録部2bの層構造を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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