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公開番号2025082883
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196400
出願日2023-11-20
発明の名称画像形成装置及び測色制御方法
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所,弁理士法人信友国際特許事務所
主分類B41J 29/393 20060101AFI20250523BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】測色時間を短縮する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、測色計40と、記録媒体に形成された画像を読み取るスキャナー23(読取装置)と、自装置の動作状態、又は、測色実行指示の種類に応じて、測色計による測色を実行するか、読取装置を利用する測色を実行するかを判断する測色方法判断部54と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
測色計と、
記録媒体に形成された画像を読み取る読取装置と、
自装置の動作状態又は測色実行指示の種類に応じて、前記測色計による測色を実行するか、前記読取装置を利用する測色を実行するかを判断する測色方法判断部と、を備える
画像形成装置。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
前記動作状態は、初期セットアップ状態、長期間停止後の起動状態、及び印刷に影響を与える部品交換がある状態を含む
請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項３】
前記測色実行指示の種類は、定常測色、印刷ジョブの実行前後の測色、及び印刷ジョブの実行中の測色を含む
請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項４】
前記測色方法判断部は、自装置が起動後の初回測色実行指示を受け取った場合、
前記動作状態が、前記初期セットアップ状態、前記長期間停止後の起動状態、及び前記印刷に影響を与える部品交換がある状態のいずれかである場合、前記測色計による測色を実行すると判断し、
前記動作状態が、前記初期セットアップ状態、前記長期間停止後の起動状態、及び前記印刷に影響を与える部品交換がある状態以外の状態である場合、前記読取装置を利用する測色を実行すると判断する
請求項２に記載の画像形成装置。
【請求項５】
前記測色方法判断部は、自装置が起動後の初回測色実行指示以外の測色実行指示を受け取った場合、
前記測色実行指示の種類が、前記定常測色、前記印刷ジョブの実行前後の測色、及び前記印刷ジョブの実行中の測色のいずれかである場合、前記読取装置を利用する測色を実行すると判断し、
前記測色実行指示の種類が、前記定常測色、前記印刷ジョブの実行前後の測色、及び前記印刷ジョブの実行中の測色以外である場合、前記測色計による測色を実行すると判断する
請求項３に記載の画像形成装置。
【請求項６】
前記読取装置により読み取られた、色彩値変換テーブルの作成用のテストシートの読み取り画像から、前記作成用のテストシートに含まれる各パッチのＲＧＢ値を取得し、前記読取装置により読み取られた、測色用のテストシートの読み取り画像から、前記測色用のテストシートに含まれる各パッチのＲＧＢ値を取得するＲＧＢ値取得部と、
前記測色計により測色された前記作成用のテストシートに含まれる各パッチの測色値と、前記ＲＧＢ値取得部により取得された前記各パッチの前記ＲＧＢ値とを用いて、前記ＲＧＢ値を前記測色計のＬａｂ色空間における画素値に変換するための色彩値変換テーブルを作成する色彩値変換テーブル作成部と、
前記色彩値変換テーブルに基づいて、前記読取装置により読み取られた前記測色用のテストシートの読み取り画像に含まれる各パッチＲＧＢ値を、前記Ｌａｂ色空間における画素値に変換する色彩値変換部と、を備える
請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項７】
前記測色方法判断部が、前記測色計による測色を実行すると判断した場合、
前記測色計は、給紙された測色用のテストシートに対して測色を行う
請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項８】
前記測色方法判断部が、前記読取装置を利用する測色を実行すると判断した場合、
前記色彩値変換部は、前記読取装置により読み取られた前記測色用のテストシートの読み取り画像に対して色彩値変換を行う
請求項６に記載の画像形成装置。
【請求項９】
測色計と、記録媒体に形成された画像を読み取る読取装置と、を備える画像形成装置における測色制御方法であって、
自装置の動作状態又は測色実行指示の種類に応じて、前記測色計による測色を実行するか、前記読取装置を利用する測色を実行するかを判断するステップを含む
測色制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、画像形成装置及び測色制御方法に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、測色方法として、測色機による測色方法と、スキャナーを利用する測色方法とがある。測色機による測色方法は、例えば、特許文献１に記載に記載されたように、画像形成装置にインラインで接続される測色機が、印刷された測定用チャート(測定用シート)をＣＤ（Cross Direction）方向にスライドして、測定用シート上のパッチを測色する。一方、スキャナーを利用する測色は、画像形成装置内に配置されるスキャナーのスキャナーＲＧＢ（Red、Green、Blue）値を測色計のＬａｂ色空間に変換する色変換テーブルを作成する。そして、印刷された測定用チャート(測定用シート)をスキャンし、色変換テーブルを用いて、測定用シートのスキャン画像から色彩値を測定(推定)する。
【０００３】
特許文献１には、センサ制御部が、測色センサを制御して、測色センサ測定指示を受けたページに対して印刷後の用紙上に形成されたパッチの濃度を測定し、測色データ（測色結果）を取得することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２２－１１６５５６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
上述したように、従来、測色機による測色方法、例えば、特許文献１に記載の測色方法は、測定用シートの色彩値を直接に測定するので、測色精度が高い。しかしながら、測色機による測色は、測定用シート上のパッチを１列ずつにスライドして測色するので、測色時間が長い。一方、スキャナーを利用する測色は、測定用シートのスキャン画像及び色変換テーブルを用いて、計算機の演算処理により測色値を推定するので、短時間で測色することできる。しかしながら、スキャナーを利用する測色は、測色機による測色より測色精度が低い。したがって、測色精度の要求に応じて、自動的に測色機による測色と、スキャナーを利用する測色とを切り替える技術が望ましい。
【０００６】
本発明は上記状況を鑑みて成されたものであり、本発明の目的は、測色時間を短縮する画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の画像形成装置は、測色計と、記録媒体に形成された画像を読み取る読取装置と、自装置の動作状態又は測色実行指示の種類に応じて、測色計による測色を実行するか、読取装置を利用する測色を実行するかを判断する測色方法判断部と、を備える。
なお、上記の画像形成装置は本発明の一態様であり、本発明の一側面を反映した測色制御方法についても、上記の画像形成装置と同様に構成される。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、測色時間を短縮する画像形成装置を提供することができる。
上記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置にける第１測色制御処理の手順を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置にける第２測色制御処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
（【００１１】以降は省略されています）

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