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公開番号
2025080341
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193437
出願日
2023-11-14
発明の名称
エレベーターのかご上安全柵、及び、エレベーター
出願人
株式会社日立ビルシステム
,
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人信友国際特許事務所
主分類
B66B
5/00 20060101AFI20250519BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】かご上安全柵の高さ寸法を大きく確保した場合でも、かご上機器との干渉を避けることができるエレベーターのかご上安全柵を提供する。
【解決手段】エレベーターのかご上安全柵は、左側柵部と、右側柵部と、背面柵部とを備え、エレベーターの乗りかごの上に折り畳み可能に据え付けられる。左側柵部と右側柵部は、それぞれ上桟を有し、左側柵部の上桟及び右側柵部の上桟のうち、少なくとも一方の上桟は、当該上桟の長さ方向の途中に所定のスペースを形成するように分割されるとともに、所定のスペースを開閉するように当該上桟の長さ方向に移動可能な移動桟部を有し、所定のスペースを開放する方向に移動桟部を移動させてかご上安全柵を折り畳んだ状態では、所定のスペース内にかご上機器が配置される構成になっている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
エレベーターの乗り場側から見て左側に配置される左側柵部と、前記乗り場側から見て右側に配置される右側柵部と、前記左側柵部と前記右側柵部とを接続する背面柵部とを備え、エレベーターの乗りかごの上に折り畳み可能に据え付けられるかご上安全柵において、
前記左側柵部と前記右側柵部は、それぞれ上桟を有し、前記左側柵部が有する前記上桟及び前記右側柵部が有する前記上桟のうち、少なくとも一方の上桟は、当該上桟の長さ方向の途中に所定のスペースを形成するように分割されるとともに、前記所定のスペースを開閉するように当該上桟の長さ方向に移動可能な移動桟部を有し、前記所定のスペースを開放する方向に前記移動桟部を移動させて前記かご上安全柵を折り畳んだ状態では、前記所定のスペース内にかご上機器が配置される構成になっている
エレベーターのかご上安全柵。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記左側柵部と前記右側柵部とを支持する複数の支柱を備え、
前記左側柵部及び前記右側柵部は、それぞれ前記上桟よりも下方に配置される中桟と、前記複数の支柱の間で前記上桟と前記中桟とを接続する縦桟と、を有する
請求項1に記載のエレベーターのかご上安全柵。
【請求項3】
前記背面柵部は、上桟及び中桟を有し、
前記左側柵部、前記右側柵部及び前記背面柵部のうち、少なくともいずれか1つの柵部は、前記中桟から下方に突き出して配置される補助縦桟を有する
請求項2に記載のエレベーターのかご上安全柵。
【請求項4】
前記移動桟部を有する前記上桟と、当該上桟よりも下方に配置される中桟との間に補助中桟が配置されている
請求項2に記載のエレベーターのかご上安全柵。
【請求項5】
前記補助中桟と前記中桟との間に第2縦桟が配置されている
請求項4に記載のエレベーターのかご上安全柵。
【請求項6】
前記複数の支柱の各々は、上側支柱部と、下側支柱部と、前記上側支柱部の下端と前記下側支柱部の上端とを連結する連結部と、を有する
請求項2に記載のエレベーターのかご上安全柵。
【請求項7】
前記左側柵部、前記右側柵部及び前記背面柵部のうち、所定の桟には、作業者が桟を把持することを妨害するガード部材が取り付けられている
請求項1に記載のエレベーターのかご上安全柵。
【請求項8】
乗りかごと、前記乗りかごの上に折り畳み可能に据え付けられるかご上安全柵と、を備え、前記かご上安全柵は、エレベーターの乗り場側から見て左側に配置される左側柵部と、前記乗り場側から見て右側に配置される右側柵部と、前記左側柵部と前記右側柵部とを接続する背面柵部とを備えるエレベーターであって、
前記左側柵部と前記右側柵部は、それぞれ上桟を有し、前記左側柵部が有する前記上桟及び前記右側柵部が有する前記上桟のうち、少なくとも一方の上桟は、当該上桟の長さ方向の途中に所定のスペースを形成するように分割されるとともに、前記所定のスペースを開閉するように当該上桟の長さ方向に移動可能な移動桟部を有し、前記所定のスペースを開放する方向に前記移動桟部を移動させて前記かご上安全柵を折り畳んだ状態では、前記所定のスペース内にかご上機器が配置される構成になっている
エレベーター。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベーターのかご上安全柵、及び、エレベーターに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
エレベーターの保守点検を行う作業者は、乗りかごの上に乗って作業を行うことが多い。このため、エレベーターの乗りかごの上には、作業者の安全性を確保するためにかご上安全柵が据え付けられている。かご上安全柵は、折り畳み可能に構成される。そして、エレベーターの保守点検を行う場合は、作業者によってかご上安全柵が展開される。また、エレベーターの保守点検を終えた場合は、作業者によってかご上安全柵が折り畳まれる。
【0003】
この種の従来技術として、例えば特許文献1には、エレベーターの乗り場側から見て左側に配置される左側柵部と、乗り場側から見て右側に配置される右側柵部(右側手摺り)と、左側柵部と右側柵部とを接続する背面柵部(後ろ手摺り)と、を備えるエレベーターのかご上安全柵(かご上手摺り装置)が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-1073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
かご上安全柵は、乗りかごの上に乗って作業する作業者の安全性を向上させるため、かご上安全柵の高さ寸法を大きく確保する必要がある。しかしながら、かご上安全柵の高さ寸法を大きくした場合は、かご上安全柵を折り畳んだときに、かご上安全柵が、乗りかごの上に設置されている機器(以下、「かご上機器」という。)と干渉しやすくなる。
【0006】
本発明の目的は、かご上安全柵の高さ寸法を大きく確保した場合でも、かご上機器との干渉を避けることができるエレベーターのかご上安全柵とこれを備えるエレベーターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、例えば、特許請求の範囲に記載された構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一つを挙げるならば、エレベーターの乗り場側から見て左側に配置される左側柵部と、乗り場側から見て右側に配置される右側柵部と、左側柵部と右側柵部とを接続する背面柵部とを備え、エレベーターの乗りかごの上に折り畳み可能に据え付けられるかご上安全柵である。左側柵部と右側柵部は、それぞれ上桟を有し、左側柵部が有する上桟及び右側柵部が有する上桟のうち、少なくとも一方の上桟は、当該上桟の長さ方向の途中に所定のスペースを形成するように分割されるとともに、所定のスペースを開閉するように当該上桟の長さ方向に移動可能な移動桟部を有し、所定のスペースを開放する方向に移動桟部を移動させてかご上安全柵を折り畳んだ状態では、所定のスペース内にかご上機器が配置される構成になっている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、かご上安全柵の高さ寸法を大きく確保した場合でも、かご上機器との干渉を避けることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係るエレベーターのかご上安全柵の構成を示す斜視図である。
本実施形態に係るエレベーターのかご上安全柵の右側面図である。
本実施形態に係るエレベーターのかご上安全柵の正面図である。
上桟の長さ方向の途中に形成される所定のスペースを移動桟部によって開放した状態を示す拡大図である。
上桟の長さ方向の途中に形成される所定のスペースを移動桟部によって閉じた状態を示す拡大図である。
図4のA-A断面図である。
図5のB-B断面図である。
本実施形態に係るエレベーターのかご上安全柵を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
本実施形態に係るエレベーターのかご上安全柵を折り畳んだ状態を示す正面図である。
本実施形態に係るエレベーターのかご上安全柵を折り畳んだ状態を示す左側面図である。
本実施形態に係るエレベーターのかご上安全柵を折り畳み状態から展開する場合の手順を示すフローチャートである。
本実施形態に係るエレベーターのかご上安全柵を展開状態から折り畳む場合の手順を示すフローチャートである。
展開状態のかご上安全柵とガイド装置との位置関係を示す正面図である。
展開状態のかご上安全柵とガイド装置との位置関係を示す右側面図である。
折り畳み状態のかご上安全柵とガイド装置との位置関係を示す正面図である。
折り畳み状態のかご上安全柵とガイド装置との位置関係を示す右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本明細書及び図面においては、実質的に同一の機能又は構成を有する要素については、同一の符号を付し、重複する説明は適宜、省略する。また、以下の記載及び図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の便宜上、省略及び簡略化されていることがある。各構成要素は、特に限定しない限り、単数でも複数でも構わない。
(【0011】以降は省略されています)
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