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公開番号2025079143
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191626
出願日2023-11-09
発明の名称インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250514BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】取付ベースに対するインクジェットヘッドの位置決め精度を安定的に確保しつつ、インクジェットヘッドの放熱性を高めること。
【解決手段】取付ベースの通孔の縁部に載置して取付けられる被取付部を有した筐体と、前記筐体における前記取付ベースとの接触面とその対向面との間に位置しかつ筐体の位置決めを行うための位置決め部材と、を備え、筐体の熱伝導率は、位置決め部材の熱伝導率よりも大きく、位置決め部材の熱膨張係数は、筐体の熱膨張係数よりも小さくなっている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
取付ベースの通孔の縁部に載置して取付けられる被取付部を有した筐体と、
前記筐体の底部側に設けられ、インクを吐出するためのノズルと、
前記筐体における前記取付ベースとの接触面とその対向面との間に位置し、前記筐体の位置決めの基準となるように前記取付ベースに設けた基準部材に当接可能であって、前記筐体の位置決めを行うための位置決め部材と、を備え、
前記筐体の熱伝導率は、前記位置決め部材の熱伝導率よりも大きく、前記位置決め部材の熱膨張係数は、前記筐体の熱膨張係数よりも小さくなっている、
インクジェットヘッド。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記位置決め部材は、
前記筐体の主走査方向の位置決めの基準となるように前記取付ベースに設けた第1基準部材に当接可能であって、前記筐体の主走査方向の位置決めを行うための第1位置決め部材と、
前記筐体の副走査方向の位置決めの基準となるように前記取付ベースに設けた第2基準部材に当接可能であって、前記筐体の副走査方向の位置決めを行うための第2位置決め部材と、を有する、
請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項3】
前記位置決め部材は、前記被取付部に設けられている、請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項4】
前記筐体の体積は、前記位置決め部材の体積よりも大きくなっている、
請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項5】
前記位置決め部材は、前記筐体における前記取付ベースとの接触面側に配置されている、
請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項6】
前記第1位置決め部材の数は、1つ以上であり、前記第2位置決め部材の数は、2つ以上であり、
1つ以上の前記第1位置決め部材は、前記第1基準部材に当接可能な1つ以上の第1位置決め面を有し、2つ以上の前記第2位置決め部材は、前記第2基準部材に当接可能な2つ以上の前記第2位置決め面を有し、
請求項2に記載のインクジェットヘッド。
【請求項7】
前記第1位置決め部材の数は、1つであり、前記第2位置決め部材の数は、2つであり、
1つの前記第1位置決め部材は、1つの前記第1位置決め面を有し、2つの前記第2位置決め部材は、1つの前記第2位置決め面をそれぞれ有し、1つの前記第1位置決め部材と一方の前記第2位置決め部材は、同一部材からなる、
請求項2に記載のインクジェットヘッド。
【請求項8】
前記被取付部の側面に凹部が形成され、
前記位置決め部材は、前記凹部の内側に前記被取付部の側面に対して没入した状態で設けられている、
請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項9】
前記被取付部の側面に凹部が形成され、前記凹部は、前記被取付部の上面又は下面に開口され、
前記位置決め部材は、前記凹部の内側に設けられている、
請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項10】
前記被取付部の側面に凹部が形成され、前記凹部は、前記被取付部の上及び下面に開口され、
前記位置決め部材は、前記凹部の内側に設けられている、
請求項1に記載のインクジェットヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェットヘッドの先行技術として、例えば特許文献1―2に示すものがある。特許文献1-2に記載のインクジェットヘッドにおいては、インクジェットヘッドを取付ベースに対して位置決めし、かつインクジェットヘッド内に発生した熱を取付ベース側に逃がすために、次のような構成が採られている。
【0003】
特許文献1に記載のインクジェットヘッド(特許文献1ではインクジェット記録ヘッドと称される)は、その下部に、金属製のベースプレートを有している。取付ベースにインクジェットの位置決めの基準となるように設けた基準部材(特許文献1では位置決め部材と称される)に、ベースプレートを当接させることで、インクジェットヘッドを取付ベース(特許文献1ではキャリッジと称される)に対して位置決めすることができる。また、ベースプレートが取付ベースに載置(接触)することで、インクジェットヘッド内に発生した熱を取付ベース側に逃がすことができる。
【0004】
特許文献2に記載のインクジェットヘッドにおいては、取付ベース(特許文献2では取付け板と称される)に固定された基準プレートに被固定体を位置決めすることで、インクジェットヘッドを取付ベースに対して位置決めすることができる。また、ヒートシンクが基準プレートに熱的に接続されることで、インクジェットヘッド内に発生した熱を取付ベース側に逃がすことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-29044号公報
特開2015-150761号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1に記載のインクジェットヘッドにおいて、ベースプレートは、インクジェットヘッドを取付ベースに位置決めする位置決め機能と、インクジェットヘッド内に発生した熱を取付ベース側に逃がす放熱機能とを有している。換言すれば、ベースプレートは、位置決め機能を有した位置決め部材と、放熱機能を有した放熱部材と
を兼用している。そのため、インクジェットヘッドの放熱性を高めるために、ベースプレートの熱伝導率を高くすると、ベースプレートの線膨張係数が高くなり、取付ベースに対するインクジェットヘッドの位置決め精度が低下する。
【0007】
また、特許文献2に記載のインクジェットヘッドにおいては、ヒートシンクが取付ベースに接触していない。そのため、インクジェットヘッド内に発生した熱を取付ベース側に効率よく逃がすことができず、インクジェットヘッドの放熱性を高めることが困難になる。
【0008】
そこで、本発明の目的は、取付ベースに対するインクジェットヘッドの位置決め精度を安定的に確保しつつ、インクジェットヘッドの放熱性を高めることができる、インクジェットヘッド及びインクジェット印刷装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るインクジェットヘッドの一態様は、
取付ベースの通孔の縁部に載置して取付けられる被取付部を有した筐体と、
前記筐体の底部側に設けられ、インクを吐出するためのノズルと、
前記筐体における前記取付ベースとの接触面とその対向面との間に位置し、前記筐体の位置決めの基準となるように前記取付ベースに設けた基準部材に当接可能であって、前記筐体の位置決めを行うための位置決め部材と、を備え、
前記筐体の熱伝導率は、前記位置決め部材の熱伝導率よりも大きく、前記位置決め部材の熱膨張係数は、前記筐体の熱膨張係数よりも小さくなっている。
【0010】
本発明に係るインクジェット記録装置の一態様は、
上記のインクジェットヘッドを備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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