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公開番号
2025079022
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191413
出願日
2023-11-09
発明の名称
車両前部構造
出願人
株式会社SUBARU
代理人
個人
,
個人
主分類
B62D
25/08 20060101AFI20250514BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】歩行者との衝突時に、歩行者に対する障害値を小さくすることのできる車両前部構造を提供する。
【解決手段】車両前部を上方から覆うフード20と、フード20の下方に配置された凹状の収納部30とを備えた車両前記構造において、収納部30の底壁31を下側から支持する支持部50を備え、支持部50は車幅方向へ延び収納部30の前後中央より前側で収納部30を支持し、収納部30は歩行者との衝突時におけるフード20からの入力により、底壁31の支持部50の後端近傍で、支持部50より後ろ側が下方へ移動するよう折れ曲がる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両前部を上方から覆うフードと、
前記フードの下方に配置され底壁、前壁及び後壁を有する凹状の収納部と、
前記収納部の前記底壁を下側から支持する支持部と、を備え、
前記支持部は、車幅方向へ延び、前記収納部の前後中央より前側で前記収納部を支持し、
前記収納部は、歩行者との衝突時における前記フードからの入力により、前記底壁の前記支持部の後端近傍で、前記支持部より後ろ側が下方へ移動するよう折れ曲がる車両前部構造。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記収納部は、前記底壁に形成され、歩行者との衝突時に前記底壁の折り曲げの起点となる底部折り曲げ起点部を有する請求項1に記載の車両前部構造。
【請求項3】
前記収納部は、前記前壁に形成され、歩行者との衝突時に前記前壁の折り曲げの起点となる前部折り曲げ起点部を有する請求項2に記載の車両前部構造。
【請求項4】
前記フードの下方における前記収納部の後方に配置され、前記フード下方の空間を上方から覆うカウルを備え、
前記カウルは、前記収納部の前記後壁に沿って配置される前壁を有し、
前記収納部の前記後壁は、前記カウルの前記前壁に、歩行者との衝突時における前記フードからの入力により、前記カウルに対する拘束が解除されるよう取り付けられる請求項3に記載の車両前部構造。
【請求項5】
前記収納部は、上部に開口部が形成され、前記開口部に設けられ前記フードが下降した状態で前記フードと接触するシール材を有する請求項1から4のいずれか1項に記載の車両前部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フードの下方に荷物を収納する収納部が配置される車両前部構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車車両において、フードの下方に荷物を収納する収納部が配置される場合がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の収納部は、上面を開口させた箱状のケース本体に蓋体が開閉可能に連結される。ケース本体は、側面の2箇所、背面の2箇所の計4箇所で車両に固定される。背面の固定部は、後壁の下部に配置された一対の台座で構成され、後壁の内面に、車両側との固定に用いられるボルトの頭部を収納可能な円形の窪みを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-146741号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、自動車車両が歩行者と衝突すると、歩行者がフード20と接触することにより、フードから収納部へ斜め下側後方への力が作用する。このとき、特許文献1に記載の車両前部構造では、ケース本体が後壁の下部で車両側に強固に固定されているため、衝突時に収納部が下方あるいは後方へ移動せず、歩行者に対する障害値が大きくなるおそれがある。
【0005】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、歩行者との衝突時に、歩行者に対する障害値を小さくすることのできる車両前部構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、
車両前部を上方から覆うフードと、
前記フードの下方に配置され底壁、前壁及び後壁を有する凹状の収納部と、
前記収納部の前記底壁を下側から支持する支持部と、を備え、
前記支持部は、車幅方向へ延び、前記収納部の前後中央より前側で前記収納部を支持し、
前記収納部は、歩行者との衝突時における前記フードからの入力により、前記底壁の前記支持部の後端近傍で、前記支持部より後ろ側が下方へ移動するよう折れ曲がる車両前部構造が提供される。
【0007】
この車両前部構造によれば、収納部に荷物等を収納する際、ユーザは、フードの前側を上方へ移動させ、車両前方から荷物等を収納部内に移動させる。収納部は車両前方からアクセスされることから、収納部内の前側に荷物等が載置されることが多くなる。本発明では、支持部が収納部の前後中央より前側で収納部を支持しているので、荷物等が前寄りに収納される収納物を効率良く支持することができる。
また、歩行者との衝突時、歩行者がフードと接触することにより、フードから収納部へ斜め下側後方への力が作用する。このとき、収納部の底壁は、支持部に支持されている部分では斜め下側後方への移動が抑制されるものの、支持部に支持されていない部分では斜め下側後方への移動は抑制されない。この結果、収納部は、底壁の支持部の後端近傍で、支持部より後ろ側が下方へ移動するよう折れ曲がる。これにより、歩行者との衝突時に、収納部内の荷物等の有無にかかわらず、自動車車両として衝突ストロークを確保することができ、歩行者に対する障害値の低減を図ることができる。
【0008】
また、上記車両前部構造において、前記収納部は、前記底壁に形成され、歩行者との衝突時に前記底壁の折り曲げの起点となる底部折り曲げ起点部を有することが好ましい。
【0009】
また、上記車両前部構造において、前記収納部は、前記前壁に形成され、歩行者との衝突時に前記前壁の折り曲げの起点となる前部折り曲げ起点部を有することが好ましい。
【0010】
また、上記車両前部構造において、
前記フードの下方における前記収納部の後方に配置され、前記フード下方の空間を上方から覆うカウルを備え、
前記カウルは、前記収納部の前記後壁に沿って配置される前壁を有し、
前記収納部の前記後壁は、前記カウルの前記前壁に、歩行者との衝突時における前記フードからの入力により、前記カウルに対する拘束が解除されるよう取り付けられることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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