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公開番号
2025075403
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186535
出願日
2023-10-31
発明の名称
包装材及びその製造方法
出願人
artience株式会社
代理人
主分類
B32B
27/00 20060101AFI20250508BHJP(積層体)
要約
【課題】本発明は、遮光性、表面光沢性、リリース性、ヒートシール性及び水蒸気バリア性に優れた包装材を提供することを目的とする。
【解決手段】ヒートシール層、紙基材層、印刷層及び表面保護層をこの順に有する包装材であって、
前記包装材は、前記いずれかの層間に黒色遮光層、白色遮光層及び光輝性遮光層からなる群より選ばれる少なくとも一種の遮光層を有する包装材。ヒートシール層、紙基材層、印刷層及び表面保護層をこの順に有する包装材の製造方法であって、
前記いずれかの層間に遮光層を有するように、黒色遮光インキ、白色遮光インキ及び光輝性遮光インキからなる群より選ばれる少なくとも一種の遮光インキを、グラビアまたはフレキソ印刷し遮光層を形成する工程を含む、包装材の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ヒートシール層、紙基材層、印刷層及び表面保護層をこの順に有する包装材であって、
前記包装材は、前記いずれかの層間に黒色遮光層、白色遮光層及び光輝性遮光層からなる群より選ばれる少なくとも一種の遮光層を有する包装材。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
遮光層の厚みの合計が、0.5~10μmである、請求項1に記載の包装材。
【請求項3】
ヒートシール層が、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、アクリル樹脂及びポリエチレン系アイオノマーからなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、請求項1又は2に記載の包装材。
【請求項4】
表面保護層が、スチレンアクリル共重合樹脂、ロジン系樹脂、糖由来樹脂、ポリ乳酸樹脂及びセルロース樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、請求項1又は2に記載の包装材。
【請求項5】
表面保護層が、スチレンアクリル共重合樹脂を含む、請求項1又は2に記載の包装材。
【請求項6】
表面保護層の、三次元測定により得られる十点平均粗さSRzが、3~10μmである、請求項1又は2に記載の包装材。
【請求項7】
更に、バリア層を含む、請求項1又は2に記載の包装材。
【請求項8】
バリア層が、ポリビニルアルコール、アクリル樹脂及びスチレンエラストマーからなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、請求項7に記載の包装材。
【請求項9】
バリア層が、ポリビニルアルコールを含む、請求項8に記載の包装材。
【請求項10】
ヒートシール層、紙基材層、印刷層及び表面保護層をこの順に有する包装材の製造方法であって、
前記いずれかの層間に遮光層を有するように、黒色遮光インキ、白色遮光インキ及び光輝性遮光インキからなる群より選ばれる少なくとも一種の遮光インキを、グラビアまたはフレキソ印刷し遮光層を形成する工程を含む、包装材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は包装材及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、商品パッケージその他の包装物には装飾や表面保護のために印刷が施されているのが一般的である。また、印刷物の意匠性、美粧性、高級感等の印刷品質は、そのでき如何によって、消費者の購入意欲を促進させるものであり、産業上の価値は大きい。
【0003】
一般的に、パッケージの構成には主にプラスチックフィルムが用いられ、特にラミネート包装材が用いられることが多かった。例えば、特許文献1においては、基材、印刷層、接着剤層及びシーラント層からなるラミネート包装材であって、印刷層及び接着剤層にバイオマス樹脂が使用された発明が記載されている。しかし、そもそもラミネート型包装材は、石油由来材料で構成されたプラスチックフィルムの使用量が多い。そのため、環境対応、カーボンニュートラルであり、更にプラスチックの使用量を削減可能な紙化包装材が望まれており、技術開発がなされている。
【0004】
例えば、包装材の一部に紙基材を使用した例として、特許文献2には、樹脂層、印刷層、紙基材層、金属蒸着膜層、ガスバリア性被膜層、熱融着可能な樹脂層を順次有する紙製積層体に関する発明が記載されている。しかしながら、環境負荷低減の観点からアルミ箔やアルミ蒸着層は使用しないことが望まれており、別手段での遮光技術が必要となっている。
【0005】
例えば、特許文献3には、表面保護層、印刷層、紙基材層、樹脂層を順次有する包装材料であり、表面保護層にニトロセルロースを含む包装材料に関する発明が記載されている。しかしながら、上記表面保護層は、ウレタン樹脂とニトロセルロースから形成されているため、ウレタン樹脂に由来して表面保護層の強靭性が不足しているため、包装材としてリリース性に課題がある。なおここでいうリリース性とは、印刷において巻き取った包装材から当該包装材を取り出すとき、紙基材の裏面(ヒートシール層)への印刷層及び/又は表面保護層の転移がないことをいう。また、紙基材を使用した包装材は、プラスチックフィルムの包装材に比較して光沢が不足するという課題があった。
【0006】
従って、上記の如く紙基材を用いた包装材が望まれているが、環境負荷を低減しつつ、遮光性、リリース性及び表面光沢性に優れた包装材として満足できるものは未だ見出されていない。よって、紙基材を用いた包装材に実用性を付与するためには、上記課題解決に加え、包装材に求められる水蒸気バリア性、及びヒートシール性を向上させる必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2018-051796号公報
特開2006-256198号公報
特開2020-55171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、遮光性、表面光沢性及びリリース性が良好な包装材を提供する。更には、水蒸気バリア性、ヒートシール性に優れた包装材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は前記課題に対して鋭意研究を重ねた結果、以下に記載の包装材を用いることで上記課題を解決することを見出し、本発明を成すに至った。
【0010】
すなわち、本へ発明は、ヒートシール層、紙基材層、印刷層及び表面保護層をこの順に有する包装材であって、
前記包装材は、前記いずれかの層間に黒色遮光層、白色遮光層及び光輝性遮光層からなる群より選ばれる少なくとも一種の遮光層を有する包装材に関する。
(【0011】以降は省略されています)
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