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公開番号
2025075194
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186184
出願日
2023-10-31
発明の名称
インク循環機構
出願人
理想科学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/17 20060101AFI20250508BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】コストを低減し且つ高精度にヘッド部のインク温度を測定することが可能なインク循環機構を提供する。
【解決手段】印字ヘッド部2から送出されるインクを蓄積する負圧側インクタンク41と、インク温度調整部1に供給するインクを蓄積する加圧側インクタンク45と、負圧側インクタンク41から加圧側インクタンク45にインクを送出するインクポンプ44と、加圧側インクタンク45の液面が一定レベルに達したことを検出する加圧液面センサ47と、加圧側インクタンク45のインク圧力を測定する加圧圧力センサ46を備える。更に、加圧液面センサ47がオンからオフとなった後、再度オンになるまでの経過時間を測定し、この経過時間と、加圧側インクタンク45のインク圧力と、に基づいて第2インク温度Q2を算出し、第1インク温度Q1及び第2インク温度Q2に基づいてインク温度調整部1による温度制御を行う制御部5を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の印字ヘッドを有する印字ヘッド部と、
前記印字ヘッド部に供給するインクを蓄積するインク蓄積部と、
前記インク蓄積部から送出されるインクのインク温度を調整して、前記印字ヘッド部に供給するインク温度調整部と、
前記インク温度調整部で調整された後の第1インク温度を測定するインク温度センサと、
を備え、
前記インク蓄積部は、
前記印字ヘッド部から送出されるインクを蓄積する負圧側インクタンクと、
前記インク温度調整部に供給するインクを蓄積する加圧側インクタンクと、
前記負圧側インクタンクから前記加圧側インクタンクにインクを送出するインクポンプと、
前記加圧側インクタンクの液面が一定レベルに達したことを検出する加圧液面センサと、
前記加圧側インクタンクのインク圧力を測定する加圧圧力センサと、
を備え、
更に、前記加圧液面センサがオンからオフとなった後、再度オンになるまでの経過時間を測定し、前記経過時間と、前記加圧側インクタンクのインク圧力と、に基づいて前記加圧側インクタンクの第2インク温度を算出し、前記第1インク温度及び第2インク温度に基づいて前記インク温度調整部による温度制御を行う制御部、
を備えたインク循環機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インク循環機構に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
プリンタ等に用いられるインクは、ヘッドから吐出されるインク温度が一定範囲の温度となるように温度を調整する必要がある。特許文献1には、インクの加温部に設置した温度センサでインク温度を測定し、インクの吐出が開始された後の温度センサによるインク温度の測定結果に基づいて、ヘッド部のインク温度が所望温度になるように加温部の基準温度を設定することが開示されている。
【0003】
特許文献2には、ヒータの温度を測定する第1温度センサと、管路を循環する液体の温度を測定する第2温度センサを設置し、各センサで測定される温度に基づいてヒータの出力を制御することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-150791号公報
特開2022-87786号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、前述した特許文献1に開示された技術では、加温部に設置した温度センサにより測定したインク温度に基づいてヘッド部の温度を予測する方法であり、ヘッド部における実際のインク温度との間にずれが生じるという問題がある。特許文献2に開示された技術では、2つの温度センサを設置する必要があり、コストが増加するという問題がある。
【0006】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、コストを低減し且つ高精度にヘッド部のインク温度を測定することが可能なインク循環機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本願発明のインク循環機構は、複数の印字ヘッドを有する印字ヘッド部と、前記印字ヘッド部に供給するインクを蓄積するインク蓄積部と、前記インク蓄積部から送出されるインクのインク温度を調整して、前記印字ヘッド部に供給するインク温度調整部と、前記インク温度調整部で調整された後の第1インク温度を測定するインク温度センサと、を備え、前記インク蓄積部は、前記印字ヘッド部から送出されるインクを蓄積する負圧側インクタンクと、前記インク温度調整部に供給するインクを蓄積する加圧側インクタンクと、前記負圧側インクタンクから前記加圧側インクタンクにインクを送出するインクポンプと、前記加圧側インクタンクの液面が一定レベルに達したことを検出する加圧液面センサと、前記加圧側インクタンクのインク圧力を測定する加圧圧力センサと、を備え、更に、前記加圧液面センサがオンからオフとなった後、再度オンになるまでの経過時間を測定し、前記経過時間と、前記加圧側インクタンクのインク圧力と、に基づいて前記加圧側インクタンクの第2インク温度を算出し、前記第1インク温度及び第2インク温度に基づいて前記インク温度調整部による温度制御を行う制御部、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、コストを低減し且つ高精度にヘッド部のインク温度を測定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係るインク循環機構を模式的に示す説明図である。
図2は、加圧側液面センサの検出状態と、インクポンプの作動状態を示すタイミングチャートである。
図3は、インクポンプの圧量毎の、インク流量とインク温度との関係を示す特性図である。
図4は、温度差と、ヒータを駆動する際のデューティ比、ファンを駆動する際のデューティ比を示す対応図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態に係るインク循環機構を模式的に示す説明図である。インク循環機構は、例えばプリンタに設置され、用紙を印刷するインクを循環させる。
(【0011】以降は省略されています)
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