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公開番号
2025078349
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023190841
出願日
2023-11-08
発明の名称
画像処理装置
出願人
理想科学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/21 20060101AFI20250513BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】CMYK個別の経時変化を考慮した濃度補正を行う。
【解決手段】インクと記録媒体の組合わせ毎の経時劣化情報を記憶する記憶手段と、カラーで読み取られた読取り画像データから黒文字部と黒文字以外を判別する判別手段と、黒文字部が有ると判別した場合、黒文字部の最大濃度とKインクの経時劣化情報とを比較することにより経時変化を算出し、黒文字がないと判別した場合、余白部のイエローで印字された識別画像に基づいて経時変化を算出する経時時間算出手段と、経時変化に基づいて、CMYK各インクのドロップ数別経時変化の劣化量からCMYK各インクの濃度補正変換γカーブを生成する濃度補正変換γカーブ生成手段と、濃度補正変換γカーブに基づいて、印刷する際の画像を補正する画像補正手段と、を備える。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
インクと記録媒体の組合わせ毎の経時劣化情報を記憶する記憶手段と、
カラーで読み取られた読取り画像データから黒文字部と黒文字以外を判別する判別手段と、
前記判別手段により黒文字部が有ると判別した場合、前記黒文字部の最大濃度とKインクの前記経時劣化情報とを比較することにより経時変化を算出し、前記黒文字部がないと判別した場合、余白部のイエローで印字された識別画像に基づいて経時変化を算出する経時時間算出手段と、
前記経時時間算出手段により算出された経時変化に基づいて、CMYK各インクのドロップ数別経時変化の劣化量からCMYK各インクの濃度補正変換γカーブを生成する濃度補正変換γカーブ生成手段と、
前記濃度補正変換γカーブ生成手段により生成された濃度補正変換γカーブに基づいて、印刷する際の画像を補正する画像補正手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、CMYK個別の経時変化を考慮した濃度補正を行う画像処理装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
印字物の色味(濃度・彩度)は、時間とともに色褪せていく。特にインクジェットのインクにはその傾向が強い。そのため、色褪せ防止のために、例えば、クリアファイル等に入れて空気に触れないように保存したり、温度や湿度の一定な恒温室のような場所で保存したりすることがあるが、一定時間経過後に見た印字物の色バランスに違和感が生じる場合がある。その原因は、CMYK各色のインクが同じ経時変化ではなく、色褪せ度合いにばらつきがあるためである。
【0003】
また、紫外線(太陽光や紫外線の出る電灯など)に当たった用紙は紙白にも変化が出て黄色みを帯びたり特にイエローやマゼンタのインクが色褪せる。これらを考慮し、安定した色味を維持するためには、空気や紫外線に触れず、温度や湿度の一定な環境下で保存することであるが、一般のユーザーがこれらの環境を持つことは現実的ではない。
【0004】
特許文献1には、読取り時に元画像データの画像濃度を濃くする補正処理が提案されている。また、特許文献2には、固定パターンで印字した結果をイメージスキャナで読取り、印字結果の濃度と固定パターンの濃度との差を算出し、この濃度差より印字濃度を補正する機能が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-142274号公報
特開平7-333930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1では読取り時に元画像データの画像濃度を濃くする補正処理を行っているが、色材消費量を制限する色材セーブ処理にのみ対応しているので、CMYK個別の経時変化を考慮した濃度補正にはなっていない。また、特許文献2では、固定パターンで印字した結果をイメージスキャナで読取り、印字結果の濃度と固定パターンの濃度との差を算出し、この濃度差より印字濃度を補正しているが、特許文献1と同様に、CMYK個別の経時変化を考慮した濃度補正にはなっていない。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、CMYK個別の経時変化を考慮した濃度補正を行う画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置の特徴は、
インクと記録媒体の組合わせ毎の経時劣化情報を記憶する記憶手段と、
カラーで読み取られた読取り画像データから黒文字部と黒文字以外を判別する判別手段と、
前記判別手段により黒文字部が有ると判別した場合、前記黒文字部の最大濃度とKインクの前記経時劣化情報とを比較することにより経時変化を算出し、前記黒文字がないと判別した場合、余白部のイエローで印字された識別画像に基づいて経時変化を算出する経時時間算出手段と、
前記経時時間算出手段により算出された経時変化に基づいて、CMYK各インクのドロップ数別経時変化の劣化量からCMYK各インクの濃度補正変換γカーブを生成する濃度補正変換γカーブ生成手段と、
前記濃度補正変換γカーブ生成手段により生成された濃度補正変換γカーブに基づいて、印刷する際の画像を補正する画像補正手段と、
を備えたことにある。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る画像処理装置の特徴によれば、CMYK個別の経時変化を考慮した濃度補正を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態のインクジェット印刷装置の概略構成図である。
本実施形態のインクジェット印刷装置が備える画像処理部の機能構成図である。
本実施形態のインクジェット印刷装置が備える画像処理部における処理を模式的に説明した説明図である。
(a)は、経時時間算出部により生成されたCMYK各インクのドロップ数別の経時変化データの一例を示した図であり、(b)は、濃度補正変換γカーブ部により生成されたCMYK各インクの濃度補正変換γカーブの一例を示した図である。
濃度補正変換γカーブ部による濃度補正変換γカーブの生成を説明した説明図である。
本実施形態のインクジェット印刷装置における事前の前処理動作の処理内容を示すフローチャートである。
本実施形態のインクジェット印刷装置における事前の補正動作の処理内容を示すフローチャートである。
本実施形態のインクジェット印刷装置における事前の補正動作の処理内容を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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