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公開番号2025088279
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202882
出願日2023-11-30
発明の名称印刷装置および捺染物の製造方法
出願人理想科学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250604BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】洗濯による画像のひび割れが抑制される捺染物を製造可能な印刷装置および捺染物の製造方法を提供する。
【解決手段】計測部は、インクを凝集させる前処理液の布への浸透速度を計測する。前処理液吐出ヘッド41は、前処理液を吐出する。白インク吐出ヘッド42は、白インクを吐出する。カラーインク吐出ヘッド43は、カラーインクを吐出する。制御部は、前処理液吐出ヘッド41が前処理液を布に吐出し、前処理液が吐出された布にウェットオンウェット法で白インク吐出ヘッド42が白インクを吐出し、前処理液および白インクが吐出された布にウェットオンウェット法でカラーインク吐出ヘッド43がカラーインクを吐出するよう制御する。制御部は、計測部が計測した浸透速度に基づき、白インク吐出ヘッド42による白インクの吐出量を制御する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
インクを凝集させる前処理液の布への浸透速度を計測する計測部と、
前記前処理液を吐出する第1吐出部と、
白インクを吐出する第2吐出部と、
カラーインクを吐出する第3吐出部と、
前記第1吐出部が前記前処理液を布に吐出し、前記前処理液が吐出された布にウェットオンウェット法で前記第2吐出部が前記白インクを吐出し、前記前処理液および前記白インクが吐出された布にウェットオンウェット法で前記第3吐出部が前記カラーインクを吐出するよう制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記計測部が計測した前記浸透速度に基づき、前記第2吐出部による前記白インクの吐出量を制御することを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記計測部は、
布に前記前処理液を滴下する滴下部と、
布の静止画像または動画像を布の側方から撮像する撮像部と、
前記滴下部からの前記前処理液の滴下前後の布を前記撮像部が経時的に撮像した複数の静止画像、または前記滴下部からの前記前処理液の滴下後の布を前記撮像部が経時的に撮像した複数の静止画像もしくは動画像を用いて、前記前処理液の布への浸透が完了したタイミングを判断し、前記前処理液が布に滴下されたタイミングおよび前記前処理液の布への浸透が完了したタイミングに基づき、前記浸透速度を算出する演算部と
を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記前処理液は、多価金属イオンを含み、
前記白インクは、白色顔料を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項4】
0.05mlの前記前処理液の布への浸透時間をA(秒)とすると、単位面積当たりの前記白インクの吐出量B(g/m

)は、
10≦A<60の場合、下記の式(1)を満たし、
A<10の場合、下記の式(2)を満たし、
A≧60の場合、下記の式(3)を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
B≦200 …(1)
B≦300-10A …(2)
B≦196-0.2A …(3)
【請求項5】
インクを凝集させる前処理液の布への浸透速度を計測する工程と、
前記前処理液を布に吐出する工程と、
前記前処理液が吐出された布にウェットオンウェット法で白インクを吐出する工程と、
前記前処理液および前記白インクが吐出された布にウェットオンウェット法でカラーインクを吐出する工程とを含み、
前記白インクを吐出する工程において、前記浸透速度を計測する工程で計測された前記浸透速度に基づき、前記白インクの吐出量を制御することを特徴とする捺染物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置および捺染物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
衣類等の布に、文字、絵、図柄等の画像を捺染して捺染物を製造する技術が知られている。
【0003】
このような技術に関し、特許文献1には、布等の記録媒体のうち画像が形成された部分を摩擦部材で摩擦し、摩擦部材の汚染の程度に応じて、記録媒体に塗布する前処理剤の吐出量を制御する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、十分な摩擦堅牢度を持ちつつ、手触りや風合いの良さを損なわない前処理剤の塗布量を設定することができる。
【0004】
また、特許文献2には、捺染対象の種類に応じて処理液の塗布量を制御することで、所望の摩擦堅牢度を有する画像を形成できるインクジェット捺染装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-6514号公報
特開2021-165445号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述のような捺染物を洗濯すると、画像にひび割れが生じることがある。特許文献1,2の技術では、摩擦堅牢度が高い捺染物を製造することができるが、洗濯による画像のひび割れを抑制することはできない。
【0007】
本発明は上記に鑑みてなされたもので、洗濯による画像のひび割れが抑制される捺染物を製造可能な印刷装置および捺染物の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様によれば、インクを凝集させる前処理液の布への浸透速度を計測する計測部と、前記前処理液を吐出する第1吐出部と、白インクを吐出する第2吐出部と、カラーインクを吐出する第3吐出部と、前記第1吐出部が前記前処理液を布に吐出し、前記前処理液が吐出された布にウェットオンウェット法で前記第2吐出部が前記白インクを吐出し、前記前処理液および前記白インクが吐出された布にウェットオンウェット法で前記第3吐出部が前記カラーインクを吐出するよう制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記計測部が計測した前記浸透速度に基づき、前記第2吐出部による前記白インクの吐出量を制御することを特徴とする印刷装置が提供される。
【0009】
本発明の他の態様によれば、インクを凝集させる前処理液の布への浸透速度を計測する工程と、前記前処理液を布に吐出する工程と、前記前処理液が吐出された布にウェットオンウェット法で白インクを吐出する工程と、前記前処理液および前記白インクが吐出された布にウェットオンウェット法でカラーインクを吐出する工程とを含み、前記白インクを吐出する工程において、前記浸透速度を計測する工程で計測された前記浸透速度に基づき、前記白インクの吐出量を制御することを特徴とする捺染物の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、洗濯による画像のひび割れが抑制される捺染物を製造可能である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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