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公開番号
2025114449
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024145685
出願日
2024-08-27
発明の名称
インクジェットインク及びインクセット
出願人
理想科学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
11/30 20140101AFI20250729BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】滲みの少ない画像を形成可能であり、且つ、優れた吐出性を備えたインクジェッ
トインクを提供する。
【解決手段】色材、バインダ樹脂、水、及び有機溶剤Sを含み、前記水は、インク全量に対し、3.0~10.0質量%であり、前記有機溶剤Sは、沸点が150℃以上200℃未満の有機溶剤Aを、前記有機溶剤S全量に対して90.0質量%以上の量で含む、インクジェットインク。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
色材、バインダ樹脂、水、及び有機溶剤Sを含み、
前記水は、インク全量に対し、3.0~10.0質量%であり、
前記有機溶剤Sは、沸点が150℃以上200℃未満の有機溶剤Aを、前記有機溶剤S全量に対して90.0質量%以上の量で含み、
前記有機溶剤Aは、沸点が150℃以上200℃未満の水溶性有機溶剤Bを、前記有機溶剤S全量に対して50.0質量%以上の量で含む、インクジェットインク。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記水溶性有機溶剤Bが、ハンセン溶解度パラメータ(HSP値)が25.0MPa
1/2
以下であり、沸点が150℃以上200℃未満の水溶性有機溶剤Bxを含む、請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項3】
前記水溶性有機溶剤Bxが、前記水溶性有機溶剤B全量に対して、75.0質量%以上である、請求項2に記載のインクジェットインク。
【請求項4】
色材、バインダ樹脂、水、及び有機溶剤Sを含み、
前記水は、インク全量に対し、3.0~10.0質量%であり、
前記有機溶剤Sは、沸点が150℃以上200℃未満の有機溶剤Aを、前記有機溶剤S全量に対して90.0質量%以上の量で含み、
前記インク全量に対する前記水の量をW質量%としたとき、前記有機溶剤Sと水との質量比(有機溶剤S:水)99:1の混合物Maの23℃における粘度a(mPa・s)と、前記有機溶剤Sと水との質量比(有機溶剤S:水)100-W:Wの混合物Mbの23℃における粘度b(mPa・s)との比a/bが、0.95以下である、インクジェットインク。
【請求項5】
前記有機溶剤Aが、ハンセン溶解度パラメータ(HSP値)が25.0MPa
1/2
以下であり、沸点が150℃以上200℃未満の有機溶剤Axを含む、請求項4に記載のインクジェットインク。
【請求項6】
前記バインダ樹脂が、(メタ)アクリル樹脂を含む、請求項1又は4に記載のインクジェットインク。
【請求項7】
請求項1又は4に記載のインクジェットインクと、
凝集剤、及び、前処理液全量に対して10.0質量%より多い水を含む前処理液とを含む、インクジェットインクセット。
【請求項8】
前記凝集剤が、多価金属塩およびカチオン性水溶性樹脂からなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項7に記載のインクジェットインクセット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、インクジェットインク及びインクセットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット記録方式は、流動性の高いインクジェットインクを微細なノズルから液滴として噴射し、ノズルに対向して置かれた基材に画像を記録するものであり、低騒音で高速印字が可能であることから、近年急速に普及している。このようなインクジェット記録方式に用いられるインクとして、水を主溶媒として含有する水性インク、重合性モノマを主成分として高い含有量で含有する紫外線硬化型インク(UVインク)、ワックスを主成分として高い含有量で含有するホットメルトインク(固体インク)とともに、非水系溶剤を主溶媒として含有する、いわゆる非水系インクが知られている。非水系インクは、主溶媒が揮発性有機溶剤であるソルベントインク(溶剤系インク)と、主溶媒が低揮発性あるいは不揮発性の有機溶剤である油性インク(オイル系インク)に分類できる。ソルベントインクは主に有機溶剤の蒸発によって基材上で乾燥するのに対して、油性インクは基材への浸透が主となって乾燥する。
【0003】
塩化ビニル樹脂、オレフィン樹脂等のプラスチック基材に対して、インクジェット印刷が行われることがある。従来、インクが浸透しにくい基材上に印刷を行う場合、画像に滲みが発生しないように揮発性が高い有機溶剤をインクに用いる場合が多い。また、塩化ビニル樹脂、オレフィン樹脂等のプラスチック基材は、一般に耐熱性はあまり高くないため、インクは低温で早く乾燥することが望ましい。
【0004】
しかし、例えばソルベントインクにおいて、低沸点で揮発性が高い有機溶剤を用いた場合、インクジェットヘッド部でのノズル詰まりや、ノズル付近でのインク固着による吐出不良が生じやすい場合がある。また、印刷時の作業環境の観点から、有機溶剤を含むインクを用いる場合には、揮発性があまり高くなく、安全性が高い有機溶剤が望ましい。
【0005】
特許文献1には、ジエチレングリコールモノメチルエーテルまたはジエチレングリコールモノエチルエーテルの少なくともどちらか一方と、ジエチレングリコールエチルメチルエーテルとを含むインクジェット記録用インクが記載されている。
【0006】
特許文献2には、(ポリ)エチレングリコールジアルキルエーテルと、(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテルモノアセテートおよび/または(ポリ)アルキレングリコールジアセテートとを含む非水系インクジェットインク組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2012-233086号公報
特開2017-190373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の実施形態は、滲みの少ない画像を形成可能であり、且つ、優れた吐出性を備えたインクジェットインクを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のいくつかの実施形態において、色材、バインダ樹脂、水、及び有機溶剤Sを含み、前記水は、インク全量に対し、3.0~10.0質量%であり、前記有機溶剤Sは、沸点が150℃以上200℃未満の有機溶剤Aを、前記有機溶剤S全量に対して90.0質量%以上の量で含む、インクジェットインクが提供される。
【0010】
本発明の一実施形態は、色材、バインダ樹脂、水、及び有機溶剤Sを含み、前記水は、インク全量に対し、3.0~10.0質量%であり、前記有機溶剤Sは、沸点が150℃以上200℃未満の有機溶剤Aを、前記有機溶剤S全量に対して90.0質量%以上の量で含み、前記有機溶剤Aは、沸点が150℃以上200℃未満の水溶性有機溶剤Bを、前記有機溶剤S全量に対して50.0質量%以上の量で含む、インクジェットインクに関する。
(【0011】以降は省略されています)
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