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公開番号
2025074562
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185449
出願日
2023-10-30
発明の名称
開閉体制御装置
出願人
三井金属アクト株式会社
代理人
弁理士法人航栄事務所
主分類
E05F
15/655 20150101AFI20250507BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】外部に設けられた蓄電装置から供給される電力が低下したり、蓄電装置からの電力供給が断たれたりした場合でも、中間位置保持制御を実行できる開閉体制御装置を提供する。
【解決手段】開閉体制御装置10は、駆動源21と、スライドドア1を任意の中間位置に保持する電磁クラッチ22と、を有する駆動ユニット20と、駆動ユニット20に電力を供給する制御ユニット30と、を備える。制御ユニット30には、開閉体制御装置10の外部に設けられた補機用バッテリ40が電気的に接続されている。制御ユニット30は、補助電源31と、切替部33と、制御部34と、を備える。制御部34は、スライドドア1を開閉動作させる開閉制御と、スライドドア1を中間位置に保持する中間位置保持制御と、を実行可能である。制御部34は、駆動ユニット20に供給される電力の電力源が補助電源31となるように切替部33を切り替えて、中間位置保持制御を開始する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
開閉体を開閉移動させる動力を出力する駆動源と、前記開閉体を全閉位置から全開位置の間の任意の中間位置に保持する保持装置と、を有する駆動ユニットと、
前記駆動ユニットに電力を供給する制御ユニットと、
を備える開閉体制御装置であって、
前記制御ユニットには、
前記開閉体制御装置の外部に設けられ、前記駆動ユニットを駆動する電力を供給する蓄電装置と、
前記開閉体をフルラッチ位置及びハーフラッチ位置で係止可能なラッチ装置と、
前記開閉体を開閉する際にユーザによって操作される入力装置と、
が電気的に接続されており、
前記制御ユニットは、
補助電源と、
前記駆動ユニットに供給される電力の電力源を前記蓄電装置と前記補助電源とで切り替える切替部と、
前記駆動ユニットに供給する電力を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記駆動ユニットに供給する電力を制御して、前記開閉体を開閉動作させる開閉制御と、前記駆動ユニットに供給する電力を制御して、前記開閉体を前記中間位置に保持する中間位置保持制御と、を実行可能であり、
前記駆動ユニットに供給される電力の電力源が前記補助電源となるように前記切替部を切り替えて、前記中間位置保持制御を開始する、
開閉体制御装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の開閉体制御装置であって、
前記切替部は、
前記蓄電装置から供給される電力が所定値未満になった場合、前記駆動ユニットに供給される電力の電力源を前記補助電源に切り替える、
開閉体制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の開閉体制御装置であって、
前記制御部は、
前記中間位置保持制御の実行中、前記補助電源の蓄電残量が規定値未満になると、前記中間位置保持制御を終了する、
開閉体制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載の開閉体制御装置であって、
前記制御部は、
前記駆動ユニットに供給する電力を制御して、前記開閉体が移動している場合に前記開閉体の移動にブレーキをかけるブレーキ制御を実行可能であり、
前記中間位置保持制御の終了後に前記開閉体の移動が検出された場合、前記駆動ユニットに供給される電力の電力源が前記補助電源となるように前記切替部を制御して、前記ブレーキ制御を実行する、
開閉体制御装置。
【請求項5】
請求項3に記載の開閉体制御装置であって、
前記制御部は、
前記駆動ユニットに供給する電力を制御して、前記開閉体を前記開閉制御よりも低速度で前記全閉位置及び前記全開位置の少なくとも一方まで移動させる低速開閉制御を実行可能であり、
前記中間位置保持制御を終了すると、前記駆動ユニットに供給される電力の電力源が前記補助電源となるように前記切替部を制御して、前記低速開閉制御を実行する、
開閉体制御装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の開閉体制御装置であって、
前記補助電源は、キャパシタであり、前記制御ユニットに搭載されている、
開閉体制御装置。
【請求項7】
請求項1から5のいずれか1項に記載の開閉体制御装置であって、
前記保持装置は、電磁クラッチである、
開閉体制御装置。
【請求項8】
開閉体を開閉移動させる動力を出力する駆動源として機能するとともに、前記開閉体を全閉位置から全開位置の間の任意の中間位置に保持する保持装置としても機能するブラシレスモータを有する駆動ユニットと、
前記駆動ユニットに電力を供給する制御ユニットと、
を備える開閉体制御装置であって、
前記制御ユニットには、
前記開閉体制御装置の外部に設けられ、前記駆動ユニットを駆動する電力を供給する蓄電装置と、
前記開閉体をフルラッチ位置及びハーフラッチ位置で係止可能なラッチ装置と、
前記開閉体を開閉する際にユーザによって操作される入力装置と、
が電気的に接続されており、
前記制御ユニットは、
補助電源と、
前記駆動ユニットに供給される電力の電力源を前記蓄電装置と前記補助電源とで切り替える切替部と、
前記駆動ユニットに供給する電力を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記駆動ユニットに供給する電力を制御して、前記開閉体を開閉動作させる開閉制御と、前記駆動ユニットに供給する電力を制御して、前記開閉体を前記中間位置に保持する中間位置保持制御と、を実行可能であり、
前記駆動ユニットに供給される電力の電力源が前記補助電源となるように前記切替部を切り替えて、前記中間位置保持制御を開始する、
開閉体制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に設けられるサイドドアやバックドア等の開閉体を制御する開閉体制御装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、車両に設けられるサイドドアやバックドア等の開閉動作をモータ等の駆動源の動力で制御する開閉体制御装置が知られている。開閉体制御装置は、一般に、車両に搭載されるバッテリ等、開閉体制御装置の外部に設けられた蓄電装置の電力を用いて、モータ等の駆動源を動作させる。
【0003】
さらに、開閉体制御装置においては、開閉体を全閉位置から全開位置の間の任意の中間位置に保持することができるものが知られている。この種の開閉体制御装置は、一般に、開閉体制御装置の外部に設けられた蓄電装置の電力を用いて開閉体を中間位置に保持する。そのため、この種の開閉体制御装置に対しては、開閉体を中間位置に保持する際の電力消費を抑制することが求められている。
【0004】
そこで例えば、特許文献1には、スライドドアが中間位置で停止した際にモータ及び電磁クラッチへの通電を停止し、スライドドアの移動が検出された場合に、電磁クラッチ及びモータを駆動制御することによって、電力消費を抑制する車両用ドア制御装置が記載されている。
【0005】
また例えば、特許文献2には、車両の傾斜の有無に応じて、傾斜があるときにクラッチ保持手段によりスライドドアをクラッチ保持し、傾斜がないときにはクラッチ保持しないようにすることによって、クラッチ保持手段での電力浪費を抑制するオートスライドドア制御装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第3576483号公報
特開2014-163095号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の車両用ドア制御装置は、スライドドアが移動しない限り通電は停止され電力消費が抑えられるが、スライドドアが少しでも移動するとモータが駆動するため、スライドドアがわずかに移動した後しばらく移動しない場合に、スライドドアの中間位置保持を維持することができないという課題がある。また、特許文献1の車両用ドア制御装置は、スライドドアが移動しない状態で長時間放置された場合、暗電流等による電力消費が長時間継続され、開閉体制御装置の外部に設けられた蓄電装置の蓄電残量(SOC:State Of Charge)が低下するため、当該蓄電装置の蓄電残量(SOC)が所定値以下になり、開閉体制御装置を動作させることができなくなってしまう場合がある。
【0008】
特許文献2のオートスライドドア制御装置についても同様に、傾斜がなくクラッチ保持しない状態で長時間放置された場合、開閉体制御装置の外部に設けられた蓄電装置の蓄電残量(SOC)が低下するため、当該蓄電装置の蓄電残量(SOC)が所定値以下になり、開閉体制御装置を動作させることができなくなってしまう場合がある。
【0009】
本発明は、開閉体制御装置の外部に設けられた蓄電装置の蓄電残量(SOC)が低下した場合に限らず、開閉体制御装置の外部に設けられた蓄電装置からの電力供給が断たれた場合でも、開閉体を全閉位置から全開位置の間の任意の中間位置に保持する中間位置保持制御を実行可能な開閉体制御装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1態様は、
開閉体を開閉移動させる動力を出力する駆動源と、前記開閉体を全閉位置から全開位置の間の任意の中間位置に保持する保持装置と、を有する駆動ユニットと、
前記駆動ユニットに電力を供給する制御ユニットと、
を備える開閉体制御装置であって、
前記制御ユニットには、
前記開閉体制御装置の外部に設けられ、前記駆動ユニットを駆動する電力を供給する蓄電装置と、
前記開閉体をフルラッチ位置及びハーフラッチ位置で係止可能なラッチ装置と、
前記開閉体を開閉する際にユーザによって操作される入力装置と、
が電気的に接続されており、
前記制御ユニットは、
補助電源と、
前記駆動ユニットに供給される電力の電力源を前記蓄電装置と前記補助電源とで切り替える切替部と、
前記駆動ユニットに供給する電力を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記駆動ユニットに供給する電力を制御して、前記開閉体を開閉動作させる開閉制御と、前記駆動ユニットに供給する電力を制御して、前記開閉体を前記中間位置に保持する中間位置保持制御と、を実行可能であり、
前記駆動ユニットに供給される電力の電力源が前記補助電源となるように前記切替部を切り替えて、前記中間位置保持制御を開始する、
開閉体制御装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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