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公開番号2025072267
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023202948
出願日2023-11-30
発明の名称ラミネート機能を有するプリンタ
出願人金寶電子工業股フン有限公司
代理人個人,個人
主分類B29C 63/02 20060101AFI20250430BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】ラミネート機能を有するプリンタを提供する。
【解決手段】プリンタ10は、プリンタ本体1、加圧・加熱モジュール2、フィルムセンサ3及び処理ユニット6を有し、プリンタ本体1は、印刷経路と、印刷経路と連通する給紙口11と、給紙口11に対応して配置される給紙カセット12及びピックアップローラ群13を有する。ラミネートフィルム100は、ピックアップローラ群13によって、給紙カセット12、給紙口11を順に経由して印刷経路まで搬送される。加圧・加熱モジュール2は、印刷経路に取り付けられている。フィルムセンサ3は、ラミネートフィルム100を検知するとフィルム信号を生成する。処理ユニット6は、加圧・加熱モジュール2及びフィルムセンサ3に電気的に接続される。処理ユニット6は、フィルム信号を受信したあと加圧・加熱モジュール2の加熱温度及び圧着圧力を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ラミネートフィルムを用い、ラミネート機能を有するプリンタであって、
印刷経路と、前記印刷経路と連通する給紙口と、前記給紙口に対応して配置される給紙カセット及びピックアップローラ群を有し、前記ラミネートフィルムが、前記ピックアップローラ群によって、前記給紙カセット、前記給紙口を順に経由して前記印刷経路まで搬送されるプリンタ本体と、
前記印刷経路に取り付けられており、前記ラミネートフィルムの加熱及び圧着に用いられる加圧・加熱モジュールと、
前記プリンタ本体に取り付けられるとともに、前記給紙口及び前記給紙カセットの少なくとも一方に対応して配置され、前記ラミネートフィルムを検知するとフィルム信号を生成するフィルムセンサと、
前記加圧・加熱モジュール及び前記フィルムセンサに電気的に接続され、前記フィルム信号を受信した後前記加圧・加熱モジュールの加熱温度及び圧着圧力を制御する処理ユニットと、を含むプリンタ。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記加圧・加熱モジュールは、共同で前記ラミネートフィルムを挟持する加圧ローラ及び加熱ローラを含み、前記処理ユニットは、前記フィルム信号を受信すると、前記加熱ローラがフィルム接着温度まで加熱するとともに、前記加圧ローラがフィルム圧着圧力まで前記加熱ローラを加圧するよう制御する請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記フィルムセンサは、前記ピックアップローラ群の一方の側に取り付けられるとともに、前記給紙口に対応して設けられる請求項1に記載のプリンタ。
【請求項4】
前記フィルムセンサは、前記ピックアップローラ群の一方の側に取り付けられるとともに、前記給紙カセットにおける前記給紙口に近接する一端に対応して設けられる請求項1に記載のプリンタ。
【請求項5】
物体センサを更に含み、前記物体センサは前記給紙カセットの上面に取り付けられており、前記物体センサは、前記給紙カセットに前記ラミネートフィルムが載置されたことを検知すると物体信号を生成する請求項1に記載のプリンタ。
【請求項6】
上昇機構を更に含み、前記上昇機構は前記給紙カセットに取り付けられており、前記処理ユニットは、前記物体センサ及び前記上昇機構に電気的に接続され、前記処理ユニットは、前記物体信号を受信すると、前記上昇機構が前記ラミネートフィルムを持ち上げて前記給紙口に前記ラミネートフィルムを進入させるよう制御する請求項5に記載のプリンタ。
【請求項7】
前記上昇機構は、前記給紙カセットの上面に取り付けられる昇降可能傾斜プレートである請求項6に記載のプリンタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタの構造に関し、特に、ラミネート機能を有するプリンタに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
昨今のオフィスでは、書類や写真をラミネートしたい場合、通常、ラミネータを別途用意してラミネート作業を行う必要がある。ラミネータの原理は、主として、加熱によりラミネートフィルムに熱を付与して接着し、且つ、上下のローラで加圧することによりラミネートフィルムに圧を付与して圧着する、というものである。
【0003】
しかし、ラミネータは使用率が低いため、購入意欲が上がらず、空間利用率も悪くなる。且つ、レーザプリンタの内部には、トナーを溶融して用紙に定着させる加熱ユニット及び加圧ローラが備わっている。そこで、如何にしてレーザプリンタにラミネート機能を持たせ、ラミネータの購入を不要とするかが業界の重要な課題となっている。
【0004】
上記に鑑みて、本発明の発明者は、上述した従来技術に対し、研究に専念するとともに、学術理論の運用を組み合わせることで、上記の問題点の解決に尽力することとした。即ち、これを本発明の発明者にとっての開発の目標とした。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、処理ユニットを利用してフィルム信号を受信したあと、加圧・加熱モジュールの加熱温度及び圧着圧力を制御することで、ラミネートしやすくするとの利点をプリンタに持たせるラミネート機能を有するプリンタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例において、本発明は、ラミネートフィルムを用い、ラミネート機能を有するプリンタを提供する。前記プリンタは、印刷経路と、前記印刷経路と連通する給紙口と、前記給紙口に対応して配置される給紙カセット及びピックアップローラ群を有し、前記ラミネートフィルムが、前記ピックアップローラ群によって、前記給紙カセット、前記給紙口を順に経由して前記印刷経路まで搬送されるプリンタ本体、前記印刷経路に取り付けられており、前記ラミネートフィルムの加熱及び圧着に用いられる加圧・加熱モジュール、前記プリンタ本体に取り付けられるとともに、前記給紙口及び前記給紙カセットの少なくとも一方に対応して配置され、前記ラミネートフィルムを検知するとフィルム信号を生成するフィルムセンサ、及び、前記加圧・加熱モジュール及び前記フィルムセンサに電気的に接続され、前記フィルム信号を受信したあと前記加圧・加熱モジュールの加熱温度及び圧着圧力を制御する処理ユニット、を含む。
【発明の効果】
【0007】
上述したように、プリンタの加圧・加熱モジュールは、主に、トナーを溶融して用紙に定着させるために用いられることから、加圧・加熱モジュールに通常設定される温度及び圧力はラミネートフィルムの接着には適さない。そこで、フィルムセンサはラミネートフィルムを検知するとフィルム信号を生成し、処理ユニットは、フィルム信号を受信すると、加圧・加熱モジュールがフィルム接着温度まで加熱するとともにフィルム圧着圧力まで加圧するよう制御する。これにより、プリンタは、ラミネートパラメータを予め設定してラミネートしやすくするとの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明におけるプリンタの使用状態の概略図である。
図2は、本発明におけるプリンタの別の使用状態の概略図である。
図3は、本発明におけるプリンタのもう1つの使用状態の概略図である。
図4は、本発明におけるプリンタのブロック図である。
図5は、本発明におけるプリンタの別のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の詳細及び技術内容について、図面を組み合わせて以下のように説明する。ただし、添付の図面は説明用にすぎず、本発明を制限するためのものではない。
【0010】
図1~図5を参照して、本発明は、ラミネート機能を有するプリンタを提供する。このプリンタ10は、主として、プリンタ本体1、加圧・加熱モジュール2、フィルムセンサ3及び処理ユニット6を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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