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公開番号2025072193
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182784
出願日2023-10-24
発明の名称脱気装置及び液体吐出装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人個人
主分類B41J 2/19 20060101AFI20250430BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】気液分離膜を用いた脱気装置の脱気効率を向上させるとともに、液体中の水分の減少を抑制することを目的とする。
【解決手段】脱気装置30は、水分を含む液体(例えば、インク)が流れる流路31(例えば、インク室33)と、流路31に接し、水を収容する減圧室34と、流路31と減圧室34との境界部に設けられ、気体を透過する気液分離膜35と、減圧室34を減圧する減圧ポンプ36と、流路31と減圧室34との少なくとも一方を加温するヒーター42と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
水分を含む液体が流れる流路と、
前記流路に接し、水を収容する減圧室と、
前記流路と前記減圧室との境界部に設けられ、気体を透過する気液分離膜と、
前記減圧室を減圧する減圧ポンプと、
前記流路と前記減圧室との少なくとも一方を加温するヒーターと、を備えることを特徴とする脱気装置。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記流路と前記減圧室との少なくとも一方の外面を覆う外装部材を備え、
前記ヒーターは、前記外装部材を介して、前記流路と前記減圧室との少なくとも一方を加温することを特徴とする請求項1に記載の脱気装置。
【請求項3】
前記外装部材は、金属で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の脱気装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の脱気装置と、
前記流路から供給される液体を吐出するインクジェットヘッドと、を備えることを特徴とする液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を脱気する脱気装置及び脱気装置を備える液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置において、インク中の溶存空気量が多くなると、インクジェットヘッドの内部で気泡が発生し、吐出不良を起こすおそれがある。そこで、従来、インク中の溶存空気量を減少させる技術が検討されている。例えば、特許文献1、2には、インクの流路に接続された中空糸膜を収容する減圧室と、真空ポンプで減圧室を減圧することで中空糸膜の内部のインクを脱気する構成が記載されている。特許文献3には、液体内の空気を取り除くための脱泡室と、脱泡室を減圧する減圧室と、を備え、脱泡室と減圧室との間の壁が気体を透過可能である構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-147365号公報
特開2019-217712号公報
特開2010-46820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1、2に記載されている中空糸膜は、気体を分離する性能が高い反面、耐久性が低いという問題がある。特許文献3に記載されている気体を透過する壁は、中空糸膜よりも耐久性が高く、低コストであるという利点があるが、水系インクを用いる場合、中空糸膜と比べてインク中の水分が気化した水蒸気が透過されやすいため、インクの粘度が高くなるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記事情を考慮し、気液分離膜を用いた脱気装置の脱気効率を向上させるとともに、液体中の水分の減少を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る脱気装置は、水分を含む液体が流れる流路と、前記流路に接し、水を収容する減圧室と、前記流路と前記減圧室との境界部に設けられ、気体を透過する気液分離膜と、前記減圧室を減圧する減圧ポンプと、前記流路と前記減圧室との少なくとも一方を加温するヒーターと、を備える。
【0007】
前記脱気装置は、前記流路と前記減圧室との少なくとも一方の外面を覆う外装部材を備え、前記ヒーターは、前記外装部材を介して、前記流路と前記減圧室との少なくとも一方を加温してもよい。
【0008】
前記外装部材は、金属で形成されていてもよい。
【0009】
また、本発明に係る液体吐出装置は、前記脱気装置と、前記流路から供給される液体を吐出するインクジェットヘッドと、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、気液分離膜を用いた脱気装置の脱気効率を向上させるとともに、液体中の水分の減少を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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