TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025070535
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180932
出願日
2023-10-20
発明の名称
印刷装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ネクスト
主分類
B41J
29/38 20060101AFI20250424BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】複数のユーザにより共有して使用される場合でも、個々のユーザの利便性を高めることが可能な印刷装置を提供する。
【解決手段】コントローラ10は、複数のユーザのうち、いずれかのユーザを指定する操作を受け付け済みの状態で、取得済の印刷データを用いて印刷するとき、指定されたユーザに対応付けてメモリに記憶されているユーザデフォルト設定をデフォルト設定として用いて、印刷エンジン15に印刷させる、ように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
印刷エンジンと、
メモリと、
コントローラと、を備え、
前記コントローラは、
印刷データを取得し、当該印刷データに印刷設定が対応付けられていない場合に、又は、当該印刷データに対応付けられている印刷設定を用いない場合に、前記メモリに記憶されているデフォルト設定に従って、前記印刷エンジンに印刷データを用いて印刷させることが可能であり、
前記コントローラは、
複数のユーザそれぞれに対応付けられた印刷設定であるユーザデフォルト設定を前記メモリに記憶させることが可能であり、
前記コントローラは、
複数のユーザのうち、いずれかのユーザを指定する操作を受け付け済みの状態で、取得済の前記印刷データを用いて印刷するとき、指定されたユーザに対応付けて前記メモリに記憶されている前記ユーザデフォルト設定を、前記デフォルト設定として用いて、前記印刷エンジンに印刷させる、ように構成されている印刷装置。
続きを表示(約 2,800 文字)
【請求項2】
シートを給紙する給紙トレイを備え、
前記コントローラは、
前記給紙トレイに関する設定を含む前記ユーザデフォルト設定を、前記メモリに記憶させることが可能であり、
前記コントローラは、
複数のユーザのうち、いずれかのユーザを指定する操作を受け付け済みの状態で、取得済の前記印刷データを用いて前記印刷エンジンに印刷させるとき、指定されたユーザに対応付けて前記メモリに記憶されている、前記ユーザデフォルト設定に応じた前記給紙トレイを用いて、前記印刷エンジンに印刷させる、構成である請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
ユーザインタフェースを備え、
前記給紙トレイは複数あり、
前記コントローラは、
複数のユーザのうちいずれかのユーザを指定したログイン操作を受け付け、ユーザのログインを契機に、ログインユーザに対応付けて前記メモリに記憶されている複数の前記給紙トレイのいずれかに関する設定を含む前記ユーザデフォルト設定を、前記デフォルト設定として用いることを、前記ユーザインタフェースを用いて報知する報知処理を実行し、
前記コントローラは、
前記ユーザがログインした状態で、印刷データを印刷する場合に、指定されたユーザに対応付けて前記メモリに記憶されている前記ユーザデフォルト設定に応じた前記給紙トレイからシートを給紙させることで、前記印刷エンジンに印刷させる、構成である請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記報知処理で、
複数の前記給紙トレイのいずれかに関する設定を含む前記ユーザデフォルト設定を前記デフォルト設定として用いることの報知は、前記給紙トレイに載置されたシートの確認を示唆する内容である、構成である請求項3に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
ユーザのログインを契機に、前記報知処理により、複数の前記給紙トレイのいずれかに関する設定を含む前記ユーザデフォルト設定を前記デフォルト設定として用いることを報知すると、前記ユーザインタフェースに待機画面を表示し、
前記待機画面には、前記報知処理により報知した、前記デフォルト設定として用いる、ログインユーザに対応した前記ユーザデフォルト設定に対応する操作オブジェクトを含み、
前記コントローラは、
前記操作オブジェクトが操作されると、前記デフォルト設定として用いる、ログインユーザに対応した前記ユーザデフォルト設定の内容を示す画面を、前記ユーザインタフェースに表示させる、構成である請求項3に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記コントローラは、
ユーザがログインした後に、前記報知処理により、複数の前記給紙トレイのいずれかに関する設定を含む前記ユーザデフォルト設定を前記デフォルト設定として用いることを報知すると、待機画面を表示し、
前記待機画面の表示中に、前記給紙トレイが操作されると、前記デフォルト設定として用いる、ログインユーザに対応した前記ユーザデフォルト設定の内容を示す画面を表示する、構成である請求項3に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記コントローラは、
1ユーザに対応付けて、複数の前記ユーザデフォルト設定を、前記メモリに記憶させることが可能であり、
前記コントローラは、
複数のユーザのうち、いずれかのユーザを指定する操作を受け付け済みの状態で、指定されたユーザに対応付けて前記メモリに記憶されている、複数の前記ユーザデフォルト設定のうち、選択された前記ユーザデフォルト設定を、前記デフォルト設定として用いて、前記印刷エンジンに印刷させる、構成である請求項1に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記コントローラは、
複数のユーザのうち、いずれかのユーザを指定したログイン操作を受け付け、ユーザのログインが成功した際に、ログインユーザに対応付けて前記メモリに記憶されている、複数の前記ユーザデフォルト設定のうちいずれかを選択する選択操作を受け付け、
ユーザがログインした状態で、印刷データを印刷する場合に、ログイン操作を受け付けた時の選択操作によって選択された前記ユーザデフォルト設定を、前記デフォルト設定として用いて、前記印刷エンジンに印刷させる、構成である請求項7に記載の印刷装置。
【請求項9】
ユーザインタフェースを備え、
前記コントローラは、
複数のユーザのうち、いずれかのユーザを指定したログイン操作を受け付け、ユーザがログインし、ログインユーザに対応付けて前記メモリに記憶されている、複数の前記ユーザデフォルト設定のうちいずれかを、自動的に選択し、その後、前記ユーザインタフェースに待機画面を表示し、
前記コントローラは、
複数のユーザデフォルト設定のうちいずれかを選択する選択操作を受け付けることが可能であり、前記選択操作は、前記待機画面の表示中の操作を含み、
前記コントローラは、
ユーザがログインし、かつ、前記待機画面の表示中に受け付けた操作を含む、複数の前記ユーザデフォルト設定のうちいずれかを選択する選択操作を受け付けていない状態で、印刷データを印刷する場合は、ログイン操作を受け付けた時に自動選択されたユーザデフォルト設定を、前記デフォルト設定として用いて、前記印刷エンジンに印刷させ、
ユーザがログインし、かつ、前記待機画面の表示中に受け付ける操作を含む、複数のユーザデフォルト設定のうちいずれかを選択する選択操作を受け付け済の状態で、印刷データを取得した場合は、選択操作によって選択された前記ユーザデフォルト設定を、前記デフォルト設定として用いて、前記印刷エンジンに印刷させる、構成である請求項7に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記コントローラは、
複数のユーザのうち、いずれかのユーザを指定したログイン操作を受け付け、ユーザがログインし、ログインユーザに対応付けて前記メモリに記憶されている、複数の前記ユーザデフォルト設定のうちいずれかを、自動的に選択した際に、ログインユーザに対応付けて前記メモリに記憶されている、複数のユーザデフォルト設定のうちいずれかを、自動的に選択したことを報知し、
報知後に、ログインユーザに対応付けて前記メモリに記憶されている、複数の前記ユーザデフォルト設定のうちいずれかを選択する選択操作を、受け付け可能な構成である、請求項9に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷に関する情報である印刷設定を用いて印刷する技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、給紙トレイが本体に装着されると、設定画面を表示し、装着された給紙トレイに載置されるシートに関する設定を含む印刷設定を、設定画面を介して設定する操作を受付けることが可能な印刷装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-036979号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
印刷装置を複数のユーザで共有して使用する場合、ユーザ毎に、使用頻度の高い印刷設定があるため、各ユーザが印刷装置を使用するときに、ユーザが、印刷設定の内容を変更するための操作を行う必要が生じる場合がある。また、ユーザが、異なるユーザにより印刷設定が変更されていることを知らないで、印刷装置を使用する場合に、想定していた印刷設定で出力が行われないこととなり、印刷を再度やり直す必要が生じる場合もある。
【0005】
本実施形態に開示の印刷装置は、上記課題を鑑みたものであり、複数のユーザにより共有して使用される場合でも、個々のユーザの利便性を高めることが可能な印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明では、印刷エンジンと、メモリと、コントローラと、を備えている。コントローラは、印刷データを取得し、当該印刷データに印刷設定が対応付けられていない場合に、又は、当該印刷データに対応付けられている印刷設定を用いない場合に、メモリに記憶されているデフォルト設定に従って、印刷エンジンに印刷データを用いて印刷させることが可能である。コントローラは、複数のユーザそれぞれに対応付けられた印刷設定であるユーザデフォルト設定をメモリに記憶させることが可能であり、コントローラは、複数のユーザのうち、いずれかのユーザを指定する操作を受け付け済みの状態で、取得済の印刷データを用いて印刷するとき、指定されたユーザに対応付けてメモリに記憶されているユーザデフォルト設定を、デフォルト設定として用いて、印刷エンジンに印刷させる、ように構成されている。
【0007】
上記構成では、コントローラは、複数のユーザのうち、いずれかのユーザを指定する操作を受け付け済みの状態で、取得済の印刷データを用いて印刷するとき、指定されたユーザに対応付けてメモリに記憶されているユーザデフォルト設定を、デフォルト設定として用いて、印刷エンジンに印刷させる。これにより、複数のユーザのうち、いずれかのユーザが指定されている状態では、このユーザに対応付けられたユーザデフォルト設定を用いて印刷が行われるため、複数のユーザにより印刷装置が共有して使用される場合でも、個々のユーザの利便性を高めることが可能となる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数のユーザにより共有して使用可能な印刷装置において、個々のユーザの利便性を高めることが可能な印刷装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
MFPの構成図である。
MFPの内部を説明する断面図である。
ユーザIFに表示される画面遷移図である。
コントローラにより実行される処理を説明するフローチャートである。
トレイ設定のうち、パブリックデフォルト設定を説明する図である。
図4のS4で実行される処理を説明するフローチャートである。
お気に入りトレイ機能設定を説明する図である。
トレイ設定のうち、ユーザデフォルト設定を説明する図である。
トレイ設定のうち、ユーザデフォルト設定を説明する図である。
図4のS7で実行される処理を説明するフローチャートである。
図4のS12で実行される処理を説明するフローチャートである。
図6のS28で実行される処理を説明するフローチャートである。
ユーザIFに表示される画面遷移図である。
【0010】
(第1実施形態) 以下、本実施形態に係る印刷装置について、MFP(Multifunction Peripheralの略称)1を例に説明する。図1、図2で示すMFP1は、コントローラ10と、ユーザIF13と、通信IF14と、印刷エンジン15と、スキャナ16と、FAXIF17と、を備え、これらがコントローラ10に電気的に接続されている。「IF」は、Interfaceの略称である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東レ株式会社
凸版印刷版原版
4か月前
シヤチハタ株式会社
反転式印判
3か月前
独立行政法人 国立印刷局
印刷物
1か月前
三光株式会社
感熱記録材料
28日前
株式会社リコー
液体吐出装置
21日前
日本製紙株式会社
感熱記録体
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
3か月前
独立行政法人 国立印刷局
記録媒体
3か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
3か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
25日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
理想科学工業株式会社
印刷装置
1か月前
キヤノン株式会社
印刷システム
1か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
25日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
25日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
フジコピアン株式会社
中間転写シート
4か月前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
4か月前
三栄電機株式会社
プリンタ
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ベルク工業有限会社
静電成膜装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
サーマルプリンタ
1か月前
株式会社リコー
液体吐出方法
1か月前
デュプロ精工株式会社
孔版印刷装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
液体を吐出する装置
2か月前
株式会社リコー
液体を吐出する装置
2か月前
パテントフレア株式会社
紙幣の偽造防止法
11日前
株式会社電気印刷研究所
金属画像形成方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る