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公開番号
2025069756
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-01
出願番号
2023179674
出願日
2023-10-18
発明の名称
ウインドスクリーン装置
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62J
17/04 20060101AFI20250423BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】ウインドスクリーンの高さ調整をより簡単に行うことができるウインドスクリーン装置を提供する。
【解決手段】ウインドスクリーン31を上下揺動可能に支持する上リンク部材61とブラケット40とを連結するシャフト54を備え、シャフト54の車両左右方向の一側には、ブラケット40に相対回転不能に支持されるブラケット側ギヤ57と、上リンク部材61に相対回転不能に支持されるリンク側ギヤ58と、を備え、ブラケット側ギヤ57およびリンク側ギヤ58の各々の軸方向の対向部には、相対回転を規制可能な回転規制部(凹凸形状57a,58a)を備え、回転規制部は、ギヤロック機構59に押圧されて、ブラケット側ギヤ57およびリンク側ギヤ58の相対回転を規制し、ギヤロック機構59による押圧を解除すると、ブラケット側ギヤ57およびリンク側ギヤ58の相対回転規制を解除可能となる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ウインドスクリーン(31)と、
前記ウインドスクリーン(31)を支持するホルダー(50)と、
車体に固定されるブラケット(40)と、
前記ブラケット(40)に基端部(61a,62a)が上下揺動可能に支持され、先端部(61c,62c)に前記ホルダー(50)を支持するリンク部材(61,62)と、
車両左右方向に沿って延び、前記リンク部材(61)の前記基端部(61a)と前記ブラケット(40)のリンク連結部(42)とを車両左右方向に貫通して連結するシャフト(54)と、を備え、
前記シャフト(54)の車両左右方向の一側には、
前記シャフト(54)と同軸に配置され、前記ブラケット(40)の前記リンク連結部(42)に相対回転不能に支持されるブラケット側係合部材(57)と、
前記ブラケット側係合部材(57)よりも車両左右方向外側で前記シャフト(54)と同軸に配置され、前記リンク部材(61)の前記基端部(61a)に相対回転不能に支持され、前記ブラケット側係合部材(57)に対して軸方向で対向するとともに軸方向で進退可能なリンク側係合部材(58)と、
前記リンク側係合部材(58)よりも車両左右方向外側に配置され、前記リンク側係合部材(58)を車両左右方向内側に押圧して前記リンク側係合部材(58)と前記ブラケット側係合部材(57)とを相対回転不能な状態に固定するロック機構(59)と、を備え、
前記ブラケット側係合部材(57)および前記リンク側係合部材(58)の各々の軸方向の対向部には、前記ブラケット側係合部材(57)および前記リンク側係合部材(58)の相対回転を規制可能な回転規制部(57a,58a)を備え、
前記ロック機構(59)は、
ロック位置(P3)とロック解除位置(P4)とに切り替わる操作子(66)と、
前記操作子(66)が前記ロック位置(P3)にあるときに前記リンク側係合部材(58)を車両左右方向内側に押圧し、前記操作子(66)が前記ロック解除位置(P4)にあるときに前記リンク側係合部材(58)の車両左右方向内側への押圧を解除する押圧部材(67)と、を備え、
前記操作子(66)が前記ロック位置(P3)にあるとき、前記ブラケット側係合部材(57)および前記リンク側係合部材(58)の各々の前記回転規制部は、前記押圧部材(67)の押圧力により前記ブラケット側係合部材(57)および前記リンク側係合部材(58)の相対回転を規制した状態に固定され、
前記操作子(66)が前記ロック解除位置(P4)にあるとき、前記ブラケット側係合部材(57)および前記リンク側係合部材(58)の各々の前記回転規制部は、前記リンク側係合部材(58)が車両左右方向外側に移動可能となって、前記ブラケット側係合部材(57)および前記リンク側係合部材(58)の相対回転の規制を解除可能となる、ウインドスクリーン装置。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記ブラケット側係合部材(57)および前記リンク側係合部材(58)の各々の軸方向の前記対向部には、前記回転規制部(57a,58a)として、互いに噛み合う凹凸形状(57a,58a)を備えている、請求項1に記載のウインドスクリーン装置。
【請求項3】
前記押圧部材(67)と前記リンク側係合部材(58)との間に縮設される弾性部材(68)を備え、
前記操作子(66)が前記ロック解除位置(P4)にあるとき、前記ブラケット側係合部材(57)および前記リンク側係合部材(58)の各々の前記凹凸形状(57a,58a)は、前記弾性部材(68)の付勢力により互いに噛み合った状態となり、かつ前記押圧部材(67)は前記弾性部材(68)の付勢力により前記リンク側係合部材(58)から離間した状態となり、この状態で、前記リンク側係合部材(58)は、規定以上のトルクによって、前記弾性部材(68)の付勢力に抗して車両左右方向外側に変位可能となり、前記ブラケット側係合部材(57)および前記リンク側係合部材(58)が相対回転可能となる、請求項2に記載のウインドスクリーン装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウインドスクリーン装置に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、乗車位置の前方に立ち上がるウインドスクリーンと、ウインドスクリーンを手動で上下昇降可能とするスクリーン支持機構と、を備えたウインドスクリーン装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7194262号広報
特許第6367263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記従来の構成においては、ウインドスクリーンの高さ調整のロックを解除するための操作部は、スクリーン支持機構の左右両側に設けられている。ウインドスクリーンの高さ調整のロックを解除するときには、使用者が左右両側の操作部に対して左右方向外側に引く操作を同時に行う必要がある。このため、ウインドスクリーンの高さ調整を行う際には、使用者は両手で操作を行う必要があるが、ウインドスクリーンの高さ調整をより簡単に行うことができる構成が要望されている。
【0005】
そこで本発明は、ウインドスクリーンの高さ調整をより簡単に行うことができるウインドスクリーン装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決手段として、本発明の第一の態様は、ウインドスクリーン(31)と、ウインドスクリーン(31)を支持するホルダー(50)と、車体に固定されるブラケット(40)と、ブラケット(40)に基端部(61a,62a)が上下揺動可能に支持され、先端部(61c,62c)にホルダー(50)を支持するリンク部材(61,62)と、車両左右方向に沿って延び、リンク部材(61)の基端部(61a)とブラケット(40)のリンク連結部(42)とを車両左右方向に貫通して連結するシャフト(54)と、を備え、シャフト(54)の車両左右方向の一側には、シャフト(54)と同軸に配置され、ブラケット(40)のリンク連結部(42)に相対回転不能に支持されるブラケット側係合部材(57)と、ブラケット側係合部材(57)よりも車両左右方向外側でシャフト(54)と同軸に配置され、リンク部材(61)の基端部(61a)に相対回転不能に支持され、ブラケット側係合部材(57)に対して軸方向で対向するとともに軸方向で進退可能なリンク側係合部材(58)と、リンク側係合部材(58)よりも車両左右方向外側に配置され、リンク側係合部材(58)を車両左右方向内側に押圧してリンク側係合部材(58)とブラケット側係合部材(57)とを相対回転不能な状態に固定するロック機構(59)と、を備え、ブラケット側係合部材(57)およびリンク側係合部材(58)の各々の軸方向の対向部には、ブラケット側係合部材(57)およびリンク側係合部材(58)の相対回転を規制可能な回転規制部(57a,58a)を備え、ロック機構(59)は、ロック位置(P3)とロック解除位置(P4)とに切り替わる操作子(66)と、操作子(66)がロック位置(P3)にあるときにリンク側係合部材(58)を車両左右方向内側に押圧し、操作子(66)がロック解除位置(P4)にあるときにリンク側係合部材(58)の車両左右方向内側への押圧を解除する押圧部材(67)と、を備え、操作子(66)がロック位置(P3)にあるとき、ブラケット側係合部材(57)およびリンク側係合部材(58)の各々の回転規制部は、押圧部材(67)の押圧力によりブラケット側係合部材(57)およびリンク側係合部材(58)の相対回転を規制した状態に固定され、操作子(66)がロック解除位置(P4)にあるとき、ブラケット側係合部材(57)およびリンク側係合部材(58)の各々の回転規制部は、リンク側係合部材(58)が車両左右方向外側に移動可能となって、ブラケット側係合部材(57)およびリンク側係合部材(58)の相対回転の規制を解除可能となる。
この構成によれば、ウインドスクリーンを支持するホルダーと車体に固定されるブラケットとをリンク部材を介して連結し、リンク部材のブラケット側の基端部には、軸方向の押圧により互いに相対回転不能となるブラケット側係合部材およびリンク側係合部材を配置する。車両左右方向一側に配置したロック機構は、操作子の操作により、押圧部材によるリンク側係合部材の押圧および押圧解除を切り替える。押圧部材による押圧を解除した状態で、リンク側係合部材は車両左右方向外側に移動可能となり、ブラケット側係合部材およびリンク側係合部材の相対回転が許容される。このようなロック機構および操作子を車両左右方向一側に集約して配置することで、使用者による片手操作が可能となり、ウインドスクリーンの高さ調整を容易に行うことができる。また、機構部品の小型化および部品点数の削減が可能となり、装置全体の軽量コンパクト化を図ることができる。
【0007】
本発明の第二の態様は、上記第一の態様において、ブラケット側係合部材(57)およびリンク側係合部材(58)の各々の軸方向の対向部には、回転規制部(57a,58a)として、互いに噛み合う凹凸形状(57a,58a)を備えている。
この構成によれば、ブラケット側係合部材およびリンク側係合部材の各々の対向部に、回転規制部としての凹凸形状を備えることで、押圧部材による押圧によりブラケット側係合部材およびリンク側係合部材の相対回転を確実に規制することができる。
【0008】
本発明の第三の態様は、上記第二の態様において、押圧部材(67)とリンク側係合部材(58)との間に縮設される弾性部材(68)を備え、操作子(66)がロック解除位置(P4)にあるとき、ブラケット側係合部材(57)およびリンク側係合部材(58)の各々の凹凸形状(57a,58a)は、弾性部材(68)の付勢力により互いに噛み合った状態となり、かつ押圧部材(67)は弾性部材(68)の付勢力によりリンク側係合部材(58)から離間した状態となり、この状態で、リンク側係合部材(58)は、規定以上のトルクによって、弾性部材(68)の付勢力に抗して車両左右方向外側に変位可能となり、ブラケット側係合部材(57)およびリンク側係合部材(58)が相対回転可能となる。
この構成によれば、弾性部材によりリンク側係合部材を車両左右方向内側に付勢することで、押圧部材による押圧が解除されても、ブラケット側係合部材およびリンク側係合部材の相対回転が適度に規制される。一方、リンク側係合部材に規定以上のトルクが作用すると、リンク側係合部材の凹凸形状がブラケット側係合部材の凹凸形状に乗り上げ、リンク側係合部材が弾性部材の付勢力に抗して車両左右方向外側に変位し、凹凸形状の噛み合いを一段ずつずらしながらリンク側係合部材を回転可能となる。これにより、ロック機構の押圧部材によるリンク側係合部材の押圧を解除した後は、ブラケットに対してリンク部材を所定のノック感を持って揺動させることが可能となり、ウインドスクリーンの高さ調整を容易に行うことができる。弾性部材の付勢力により弾性的にスクリーン高さの仮保持を行うことで、例えば操作子を引きながらスクリーン高さ調整を行うような構成に比べて、操作手順を簡略化することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ウインドスクリーンの高さ調整をより簡単に行うことができるウインドスクリーン装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態における自動二輪車の左側面図である。
上記自動二輪車のウインドスクリーン周辺の左側面図である。
上記ウインドスクリーンが下限位置にあるときの左側面図である。
上記ウインドスクリーンが上限位置にあるときの左側面図である。
上記ウインドスクリーンが下限位置にあるときの右側面図である。
スクリーン支持機構の正面図(前面図)である。
スクリーンロック装置のギヤロック機構のギヤロック状態の説明図である。
図7(A)のB7矢視図である。
上記ギヤロック機構のギヤロック解除状態の説明図である。
図8(A)のB8矢視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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