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公開番号2025068255
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-28
出願番号2023178030
出願日2023-10-16
発明の名称ワイパ機構
出願人理想科学工業株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20250421BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ワイパ機構において、インクジェットヘッド側面のインク付着を抑制する。
【解決手段】ワイパ機構1は、インクジェットヘッド111のノズル列111aが設けられたヘッド面Sをワイプ方向D1にワイプする第1ワイパ11,51,61,71及び第2ワイパ12,52,62,72を備える。第1ワイパ11,51,61,71は、第2ワイパ12,52,62,72よりもワイプ方向D1における下流側において、ヘッド面Sをワイプする。第1ワイパ11,51,61,71及び第2ワイパ12,52,62,72の先端のワイプ方向D1に直交する幅方向D2の幅W11,W51,W61,W71,W12,W52,W62,W72は、ヘッド面Sの幅方向D2のヘッド面幅W1よりも短い。
【選択図】図9A


特許請求の範囲【請求項1】
インクジェットヘッドのノズル列が設けられたヘッド面をワイプ方向にワイプする第1ワイパ及び第2ワイパを備え、
前記第1ワイパは、前記第2ワイパよりも前記ワイプ方向における下流側において、前記ヘッド面をワイプし、
前記第1ワイパ及び前記第2ワイパの先端の前記ワイプ方向に直交する幅方向の幅は、前記ヘッド面の前記幅方向のヘッド面幅よりも短い
ことを特徴とするワイパ機構。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記ヘッド面は、前記ノズル列が設けられたノズル面と、当該ノズル面の周囲に位置するマスクプレート底面とを含み、
前記第1ワイパの前記先端の幅は、前記ノズル面の前記幅方向のノズル面幅以下であり、
前記第2ワイパの前記先端の幅は、前記ノズル面幅以上で且つ前記ヘッド面幅未満である
ことを特徴とする請求項1記載のワイパ機構。
【請求項3】
前記ワイプ方向における前記第1ワイパと前記第2ワイパとの間に配置され、前記ヘッド面を前記ワイプ方向にワイプする中間ワイパを更に備え、
前記中間ワイパの先端の前記幅方向の幅は、前記ヘッド面幅未満である
ことを特徴とする請求項2記載のワイパ機構。
【請求項4】
前記ノズル面には、前記幅方向に間隔を隔てて2列の前記ノズル列が配置され、
前記第1ワイパの前記先端の幅は、前記2列のノズル列の間隔と同等である
ことを特徴とする請求項2又は3記載のワイパ機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットヘッドをワイプするワイパ機構に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、インクジェットヘッドのノズル列が設けられたノズル面の清掃手段として、インクジェットヘッド内のインクを圧力で押し出し(パージ動作)、ノズル面のインクをワイパで拭き取る方法がある。このようにインクを拭き取るためのワイパとしては、ワイプ方向に直交する幅方向において、ノズル面と、このノズル面の周囲のマスクプレート底面とを含むヘッド面(ヘッド底面)を全体に亘ってワイプするワイパが用いられている。
【0003】
ワイパを用いたインクジェット印刷装置としては、例えば、拭きむらを減少させるために、単一のワイパが、インクジェットヘッドの吐出面(ヘッド面)から離れた状態でインクを掻く第1動作と、吐出面に接触した状態でインクを掻く第2動作とを実行するインクジェット印刷装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-24199号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のように、ワイパがヘッド面の全体をワイプするため、クリーニングを繰り返し実施すると、インクがヘッド面から幅方向にはみ出すことでマスクプレート側面(インクジェットヘッド側面)へのインク付着量が徐々に増加する。最終的にはマスクプレート側面に付着するインク量は飽和してしまうため、クリーニングを繰り返した場合、インク付着量の低減はできない。
【0006】
このようにマスクプレート側面にインクが残留すると、用紙がインクジェットヘッドに接触したりインク滴が落下したりすることによって、用紙汚れが発生する。
【0007】
本発明の目的は、インクジェットヘッド側面のインク付着を抑制することができるワイパ機構を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの態様では、ワイパ機構は、インクジェットヘッドのノズル列が設けられたヘッド面をワイプ方向にワイプする第1ワイパ及び第2ワイパを備え、前記第1ワイパは、前記第2ワイパよりも前記ワイプ方向における下流側において、前記ヘッド面をワイプし、前記第1ワイパ及び前記第2ワイパの先端の前記ワイプ方向に直交する幅方向の幅は、前記ヘッド面の前記幅方向のヘッド面幅よりも短い。
【発明の効果】
【0009】
前記態様によれば、インクジェットヘッド側面のインク付着を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施の形態におけるインクジェット印刷装置の内部構造を示す正面図である。
一実施の形態におけるインクジェット印刷装置の主要な制御構成を示す図である。
一実施の形態に係る、ワイプ位置にあるワイパ機構を示す正面図である。
一実施の形態に係るワイパ機構を示す平面図である。
一実施の形態における第1ワイパ、第2ワイパ、及びインクジェットヘッドを示す左側面図である。
一実施の形態におけるインクジェットヘッドを示す底面図である。
比較例及び実施例1~4におけるワイパ後のマスクプレートへのインク付着量を示すグラフである。
実施例1における各部の寸法を説明するための正面図である。
実施例1におけるインクの流れを説明するための正面図である。
実施例1におけるワイプ後にインクジェットヘッドに付着したインクを説明するための正面図である。
実施例2における各部の寸法を説明するための正面図である。
実施例2におけるインクの流れを説明するための正面図である。
実施例2におけるワイプ後にインクジェットヘッドに付着したインクを説明するための正面図である。
実施例3における各部の寸法を説明するための正面図である。
実施例3における第1ワイパ、第2ワイパ、中間ワイパ、及びインクジェットヘッドを示す左側面図である。
実施例4における各部の寸法を説明するための正面図である。
比較例における各部の寸法を説明するための正面図である。
比較例におけるインクの流れを説明するための正面図である。
比較例におけるワイプ後にインクジェットヘッドに付着したインクを説明するための正面図である。
比較例におけるワイプ後にインクジェットヘッドに付着したインクを説明するための左側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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