TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025067949
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2025020666,2021026434
出願日2025-02-12,2021-02-22
発明の名称積層体、チューブ容器本体およびチューブ容器
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B32B 27/32 20060101AFI20250417BHJP(積層体)
要約【課題】高いリサイクル性と高い耐擦傷性とを有するチューブ容器本体を作製することのできる積層体を提供する。
【解決手段】積層体であって、積層体が、ヒートシール性を有する第1の樹脂層と、ガスバリア性樹脂層と、基材と、ヒートシール性を有する第2の樹脂層と、印刷層と、印刷保護層とを積層体の厚さ方向にこの順に備え、積層体が、基材の少なくとも一方の面上に蒸着膜を備え、第1の樹脂層、基材および第2の樹脂層が、それぞれ、ポリエチレンにより構成される、積層体。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
積層体(レリーフ型ホログラムもしくは回折格子のレリーフ形状が賦型された光回折構造層、または体積型ホログラムが形成された光回折構造層が設けられた積層体を除く)であって、
前記積層体が、ヒートシール性を有する第1の樹脂層と、ガスバリア性樹脂層と、基材と、ヒートシール性を有する第2の樹脂層と、印刷層と、印刷保護層とを積層体の厚さ方向にこの順に備え、
前記第1の樹脂層、前記基材および前記第2の樹脂層が、それぞれ、ポリエチレンにより構成される、
積層体。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記印刷保護層が、エネルギー線硬化性樹脂の硬化物または熱硬化性樹脂の硬化物を含む、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記第2の樹脂層と前記基材との間、前記基材と前記ガスバリア性樹脂層との間、および前記ガスバリア性樹脂層と前記第1の樹脂層との間から選ばれる1つ以上に、溶融押出ポリエチレン層または接着剤層を備える、請求項1または2に記載の積層体。
【請求項4】
前記第1の樹脂層および前記第2の樹脂層を構成するポリエチレンが、それぞれ独立に、低密度ポリエチレンおよび直鎖状低密度ポリエチレンから選ばれる少なくとも1種である、請求項1~3のいずれか一項に記載の積層体。
【請求項5】
前記第1の樹脂層および前記第2の樹脂層の厚さが、それぞれ独立に、30μm以上150μm以下である、請求項1~4のいずれか一項に記載の積層体。
【請求項6】
前記基材の厚さが、10μm以上100μm以下である、請求項1~5のいずれか一項に記載の積層体。
【請求項7】
前記ガスバリア性樹脂層が、第1のポリエチレン樹脂層と、第1の接着剤層と、ガスバリア性樹脂を含む層と、第2の接着剤層と、第2のポリエチレン樹脂層とを備える、請求項1~6のいずれか一項に記載の積層体。
【請求項8】
前記ガスバリア性樹脂を含む層の厚さが、10μm以上100μm以下である、請求項7に記載の積層体。
【請求項9】
前記積層体全体におけるポリエチレンの含有量が、90質量%以上である、請求項1~8のいずれか一項に記載の積層体。
【請求項10】
チューブ容器本体の胴部を形成するための積層体であって、前記第1の樹脂層が胴部内面側のシーラント層であり、前記第2の樹脂層が胴部外面側のシーラント層である、請求項1~9のいずれか一項に記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体、チューブ容器本体およびチューブ容器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
歯磨ペーストおよび洗顔クリーム等のペースト状の半流動体物を充填しておき、搾り出して使用するための包装容器として、チューブ容器が知られている。チューブ容器は、通常、チューブ容器本体とキャップとを備える。チューブ容器本体は、一般的に、一端が閉塞し、かつ他端が開口した胴部と、その胴部の開口他端に連接する、注出口を有する頭部とを備える。胴部の一端の閉塞前に胴部内に内容物を充填して、次いで胴部の一端を閉塞することで、内容物を収容したチューブ容器が製造される。
【0003】
チューブ容器本体の胴部を構成する部材として、ポリエチレンフィルム、ポリエステルフィルム、ガスバリア層およびアルミニウム箔などを積層して得られる積層体が広く使用されている(例えば、特許文献1および2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-282184号公報
特開2014-231372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、循環型社会の構築を求める声の高まりとともに、包装容器には高いリサイクル性が求められている。しかしながら、従来のチューブ容器本体を構成する胴部は、上記したように、複数の異種材料からなる層を備える積層体により構成される。積層体において材料の異なる層ごとに分離することは困難であることから、現状ではチューブ容器本体をリサイクルすることは困難である。また、上記胴部の形成材としてリサイクル性の高い積層体を用いると、該積層体は耐擦傷性が低いことからチューブ容器本体に傷が付きやすく、意匠性が低下しえることが判明した。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その解決課題は、高いリサイクル性と高い耐擦傷性とを有するチューブ容器本体を作製することのできる積層体を提供することである。
【0007】
本発明の解決課題は、上記積層体を備える、チューブ容器本体およびチューブ容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の積層体は、ヒートシール性を有する第1の樹脂層と、ガスバリア性樹脂層と、基材と、ヒートシール性を有する第2の樹脂層と、印刷層と、印刷保護層とを積層体の厚さ方向にこの順に備え、積層体が、基材の少なくとも一方の面上に蒸着膜を備え、第1の樹脂層、基材および第2の樹脂層が、それぞれ、ポリエチレンにより構成される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、高いリサイクル性と高い耐擦傷性とを有するチューブ容器本体を作製可能な積層体を提供できる。本発明によれば、上記積層体を備え、高いリサイクル性と高い耐擦傷性とを有する、チューブ容器本体およびチューブ容器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の積層体の一実施形態を示す断面概略図である。
図2は、本発明の積層体の一実施形態を示す断面概略図である。
図3は、チューブ容器本体の筒状胴部の原反の上視図である。
図4は、本発明の積層体を含むチューブ容器本体と、キャップとを備えるチューブ容器の一実施形態を示す斜視図である。
図5は、図4のA-A断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

東レ株式会社
積層体
10か月前
東レ株式会社
積層体
3か月前
東レ株式会社
積層体
10か月前
東レ株式会社
積層体
6か月前
東レ株式会社
積層体
10か月前
東レ株式会社
積層体
9か月前
東レ株式会社
フィルム
7か月前
東レ株式会社
積層構造体
2か月前
東レ株式会社
多層成形品
11か月前
ユニチカ株式会社
積層体
2か月前
東レ株式会社
積層フィルム
11か月前
アイカ工業株式会社
化粧板
6か月前
アイカ工業株式会社
化粧板
8か月前
東レ株式会社
積層フィルム
2か月前
東レ株式会社
積層フィルム
23日前
東洋紡株式会社
離型フィルム
11か月前
エスケー化研株式会社
積層体
2か月前
東洋紡株式会社
離型フィルム
11か月前
東ソー株式会社
多層フィルム
1か月前
積水樹脂株式会社
磁性シート
28日前
ダイニック株式会社
ターポリン
8か月前
三菱製紙株式会社
離型フィルム
11か月前
東ソー株式会社
蓋材用フィルム
4か月前
三菱製紙株式会社
不織布積層体
1か月前
大倉工業株式会社
多層フィルム
2か月前
日本バイリーン株式会社
表面材
10か月前
株式会社カネカ
ポリイミド積層体
11か月前
三洋化成工業株式会社
複層硬化膜
11か月前
東レ株式会社
サンドイッチ構造体
6か月前
個人
加熱調理に利用可能な鉄製品
4か月前
株式会社カネカ
ポリイミド積層体
11か月前
株式会社エフコンサルタント
面材
11か月前
東レ株式会社
電子機器筐体用部材
3か月前
東レ株式会社
電子機器筐体用部材
3か月前
株式会社カネカ
保護フィルム積層体
8か月前
菊地シート工業株式会社
遮熱シート
2か月前
続きを見る