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公開番号
2025067182
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023176944
出願日
2023-10-12
発明の名称
コンクリート打設管理支援装置およびコンクリート打設管理支援方法
出願人
清水建設株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
E04G
21/02 20060101AFI20250417BHJP(建築物)
要約
【課題】少人数で精度よく品質管理を行うことができるコンクリート打設管理支援装置およびコンクリート打設管理支援方法を提供する。
【解決手段】鋼管12の内部のコンクリートCの上面までの距離を所定の時間間隔で計測するレーザー計測手段16と、前記レーザー計測手段16による計測値に基づいて、コンクリートCの打設高さおよび打設速度を算出する算出手段18と、算出した打設速度が所定の管理速度より速い場合には、打設速度を下げるように前記コンクリート供給手段14を制御する一方、算出した打設速度が前記管理速度より遅い場合には、打設速度を上げるように前記コンクリート供給手段14を制御する制御手段20とを有するようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コンクリート供給手段によって鋼管の内部に供給されるコンクリートの打設工事の管理を支援するための装置であって、
前記鋼管の上方または前記鋼管の内部の上方の所定の位置に設けられ、前記鋼管の内部のコンクリートの上面までの距離を所定の時間間隔で計測するレーザー計測手段と、
前記レーザー計測手段による計測値に基づいて、コンクリートの打設高さおよび打設速度を算出する算出手段と、
算出した打設速度が所定の管理速度より速い場合には、打設速度を下げるように前記コンクリート供給手段を制御する一方、算出した打設速度が前記管理速度より遅い場合には、打設速度を上げるように前記コンクリート供給手段を制御する制御手段とを有することを特徴とするコンクリート打設管理支援装置。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記レーザー計測手段を首振り可能に支持する固定手段を有し、前記固定手段は、前記鋼管または鋼材に対して着脱自在に固定されることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート打設管理支援装置。
【請求項3】
コンクリート供給手段によって鋼管の内部に供給されるコンクリートの打設工事の管理を支援するための方法であって、
コンクリートの打設開始前に、前記鋼管の上方または前記鋼管の内部の上方の所定の位置に、レーザー計測手段を設置するステップと、
コンクリートの打設開始後に、前記レーザー計測手段により前記鋼管の内部のコンクリートの上面までの距離を所定の時間間隔で計測するステップと、
前記レーザー計測手段による計測値に基づいて、コンクリートの打設高さおよび打設速度を算出するステップと、
算出した打設速度が所定の管理速度より速い場合には、打設速度を下げるように前記コンクリート供給手段を制御する一方、算出した打設速度が前記管理速度より遅い場合には、打設速度を上げるように前記コンクリート供給手段を制御するステップとを有することを特徴とするコンクリート打設管理支援方法。
【請求項4】
コンクリートの打設開始前に、前記レーザー計測手段を固定手段に対して首振り可能に設置した後、前記固定手段を前記鋼管または鋼材に対して着脱自在に固定することを特徴とする請求項3に記載のコンクリート打設管理支援方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート充填鋼管へのコンクリート打設に好適なコンクリート打設管理支援装置およびコンクリート打設管理支援方法に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、鋼管の中にコンクリートを充填したCFT(コンクリート充填鋼管)構造の柱が知られている(例えば、特許文献1を参照)。CFTのコンクリート打設工法には、落し込み充填工法と、圧入工法がある。落し込み充填工法は、バケットやトレミー管などの道具を用いてコンクリートを鋼管の上部から下部まで落とし込み、順次道具を引き上げて鋼管の内部にコンクリートを充填させる工法である。圧入工法は、鋼管の下部の圧入口にポンプ配管を接続し、鋼管の下部より上部に向けてコンクリートを充填させる工法である。
【0003】
こうしたCFTのコンクリート打設工事の品質管理業務においては、検尺テープなどの目盛りを作業員が目視で読み取ることで打設高さを計測し、打設速度の算出を手計算で行いながら、無線等の連絡手段を用いてポンプ車のオペレータにコンクリート吐出量の調整指示を行っていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-196019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記の従来の方法では、打設時の品質管理のために「検尺テープの目盛りを読み上げる」、「時間管理、記録シートへの記入を行う」、「打設速度の計算を行う」、「オペレータへの無線指示を出す」等多くの工程が生じるため、1か所の工事に立ち会う管理者が多数必要になる。また、目視で目盛りの数値を読み上げることから、打設速度管理のリアルタイム性や精度を確保しにくいという問題があった。このため、少人数で精度よく品質管理を行うための手法の開発が求められていた。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、少人数で精度よく品質管理を行うことができるコンクリート打設管理支援装置およびコンクリート打設管理支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るコンクリート打設管理支援装置は、コンクリート供給手段によって鋼管の内部に供給されるコンクリートの打設工事の管理を支援するための装置であって、前記鋼管の上方または前記鋼管の内部の上方の所定の位置に設けられ、前記鋼管の内部のコンクリートの上面までの距離を所定の時間間隔で計測するレーザー計測手段と、前記レーザー計測手段による計測値に基づいて、コンクリートの打設高さおよび打設速度を算出する算出手段と、算出した打設速度が所定の管理速度より速い場合には、打設速度を下げるように前記コンクリート供給手段を制御する一方、算出した打設速度が前記管理速度より遅い場合には、打設速度を上げるように前記コンクリート供給手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る他のコンクリート打設管理支援装置は、上述した発明において、前記レーザー計測手段を首振り可能に支持する固定手段を有し、前記固定手段は、前記鋼管または鋼材に対して着脱自在に固定されることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係るコンクリート打設管理支援方法は、コンクリート供給手段によって鋼管の内部に供給されるコンクリートの打設工事の管理を支援するための方法であって、コンクリートの打設開始前に、前記鋼管の上方または前記鋼管の内部の上方の所定の位置に、レーザー計測手段を設置するステップと、コンクリートの打設開始後に、前記レーザー計測手段により前記鋼管の内部のコンクリートの上面までの距離を所定の時間間隔で計測するステップと、前記レーザー計測手段による計測値に基づいて、コンクリートの打設高さおよび打設速度を算出するステップと、算出した打設速度が所定の管理速度より速い場合には、打設速度を下げるように前記コンクリート供給手段を制御する一方、算出した打設速度が前記管理速度より遅い場合には、打設速度を上げるように前記コンクリート供給手段を制御するステップとを有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る他のコンクリート打設管理支援方法は、上述した発明において、コンクリートの打設開始前に、前記レーザー計測手段を固定手段に対して首振り可能に設置した後、前記固定手段を前記鋼管または鋼材に対して着脱自在に固定することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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