TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025066308
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023175800
出願日
2023-10-11
発明の名称
加飾積層体、転写シート、加飾部材、移動体、及び加飾積層体の製造方法
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/00 20060101AFI20250416BHJP(積層体)
要約
【課題】豊かな意匠表現を実現する加飾部材又は加飾積層体を提供する。
【解決手段】加飾積層体10は、オブジェクト90を表示するオブジェクト領域91と、オブジェクト領域91の周囲に位置する背景領域92とを備え、且つオブジェクト領域91と背景領域92とにわたって広がる賦形層20を備えている。賦形層20は、凹凸構造25が形成された賦形面を有する。加飾積層体10は、少なくとも1つの単位光学要素13を有する。単位光学要素13において賦形面は、複数の傾倒面26Aと、隣り合う傾倒面26Aを接続する複数の接続面26Bと、を含む。傾倒面26Aの法線方向に対する角度が、傾倒面26Aに接続する接続面26Bの法線方向に対する角度よりも大きい。単位光学要素13は、背景領域92及びオブジェクト領域91の少なくともいずれか一方の少なくとも一部に形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
オブジェクトを表示するオブジェクト領域と、前記オブジェクト領域の周囲に位置する背景領域とを備え、且つ前記オブジェクト領域と前記背景領域とにわたって広がる賦形層を備えた加飾積層体であって、
前記賦形層は、凹凸構造が形成された賦形面を有し、
前記加飾積層体は、入射した光を前記凹凸構造に応じて反射、屈折および/又は回折させる、少なくとも1つの単位光学要素を有し、
前記単位光学要素において前記賦形面は、前記加飾積層体の法線方向に沿って延びる基準線に向かう方向に並び且つ前記基準線に向かって傾倒する複数の傾倒面と、隣り合う傾倒面を接続する複数の接続面と、を含み、
前記傾倒面の前記法線方向に対する角度が、当該傾倒面に接続する前記接続面の前記法線方向に対する角度よりも大きく、
前記単位光学要素は、前記背景領域及び前記オブジェクト領域の少なくともいずれか一方の少なくとも一部に形成されている、加飾積層体。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記複数の傾倒面は、レンズ面であり、
前記複数の接続面は、ライズ面である、請求項1に記載の加飾積層体。
【請求項3】
前記賦形面は、前記オブジェクト領域及び前記背景領域において、単一の被覆層に覆われている、請求項1に記載の加飾積層体。
【請求項4】
前記オブジェクト領域は、前記背景領域を複数の領域に分断している、請求項1に記載の加飾積層体。
【請求項5】
前記加飾積層体は、複数の前記単位光学要素を有し、
複数の前記単位光学要素は、前記背景領域に形成されている、請求項1に記載の加飾積層体。
【請求項6】
前記賦形面は、前記オブジェクト領域において平坦である、請求項5に記載の加飾積層体。
【請求項7】
前記賦形面は、前記オブジェクト領域において、複数の線状凸部及び複数の突起部の少なくともいずれか一方を有する、請求項5に記載の加飾積層体。
【請求項8】
前記加飾積層体は、複数の前記単位光学要素を有し、
複数の前記単位光学要素は、前記オブジェクト領域に形成されている、請求項1に記載の加飾積層体。
【請求項9】
前記単位光学要素は、前記オブジェクト領域に形成されており、
前記複数の傾倒面と前記複数の接続面とは、平面視において、隣り合う前記傾倒面と前記接続面との境界が前記オブジェクト領域の輪郭に沿って延びるように、配置されている、請求項1に記載の加飾積層体。
【請求項10】
前記単位光学要素は、前記オブジェクト領域内の、前記オブジェクト領域の輪郭に隣接する一部の領域に形成されている、請求項1に記載の加飾積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、加飾積層体、転写シート、加飾部材、移動体、及び加飾積層体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車の内外装製品(インストルメントパネル等)、家電製品、住宅等を加飾するための加飾部材や加飾積層体が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、フレネルレンズとして機能するフレネルレンズ構造が形成されたフレネルレンズ層を含む加飾部材が開示されている。このようなフレネルレンズ層は、賦形型を用いて樹脂を賦形することにより形成される。
【0003】
賦形型は、例えば、次のようにして作製される。まずは、所望のフレネルレンズ構造に対応する凹凸構造が切削によって形成された母型を準備する。次に、母型の凹凸構造上に電鋳処理によって、賦形型となる金属層を形成する。次に、金属層を母型から分離する。これにより、母型の凹凸構造に対応した凹凸構造を有する賦形型が作製される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-154670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
加飾部材及び加飾積層体には、何らかのオブジェクト、すなわち数字、キャラクター、絵柄、幾何学的図形、ロゴ、ブランドマーク、エンブレムなどを表示することが求められる場合がある。例えばレンズ構造が形成されたレンズ層などの、凹凸構造が形成された賦形層を含む加飾部材又は加飾積層体を用いつつ、加飾部材又は加飾積層体にオブジェクトを表示することで、従来にはない意匠表現を実現し得る。
【0006】
本開示は、以上の点を考慮してなされたものであって、オブジェクトを表示する加飾部材又は加飾積層体において、豊かな意匠表現を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施の形態は、以下の[1]~[35]に関連する。
【0008】
[1]
オブジェクトを表示するオブジェクト領域と、前記オブジェクト領域の周囲に位置する背景領域とを備え、且つ前記オブジェクト領域と前記背景領域とにわたって広がる賦形層を備えた加飾積層体であって、
前記賦形層は、凹凸構造が形成された賦形面を有し、
前記加飾積層体は、入射した光を前記凹凸構造に応じて反射、屈折および/又は回折させる、少なくとも1つの単位光学要素を有し、
前記単位光学要素において前記賦形面は、前記加飾積層体の法線方向に沿って延びる基準線に向かう方向に並び且つ前記基準線に向かって傾倒する複数の傾倒面と、隣り合う傾倒面を接続する複数の接続面と、を含み、
前記傾倒面の前記法線方向に対する角度が、当該傾倒面に接続する前記接続面の前記法線方向に対する角度よりも大きく、
前記単位光学要素は、前記背景領域及び前記オブジェクト領域の少なくともいずれか一方の少なくとも一部に形成されている、加飾積層体。
【0009】
[2]
前記複数の傾倒面は、レンズ面であり、
前記複数の接続面は、ライズ面である、[1]に記載の加飾積層体。
【0010】
[3]
前記賦形面は、前記オブジェクト領域及び前記背景領域において、単一の被覆層に覆われている、[1]又は[2]に記載の加飾積層体。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東レ株式会社
積層体
3か月前
東レ株式会社
積層構造体
2か月前
ユニチカ株式会社
積層体
2か月前
東レ株式会社
積層フィルム
23日前
東レ株式会社
積層フィルム
2か月前
エスケー化研株式会社
積層体
2か月前
積水樹脂株式会社
磁性シート
28日前
東ソー株式会社
多層フィルム
1か月前
東ソー株式会社
蓋材用フィルム
4か月前
三菱製紙株式会社
不織布積層体
1か月前
大倉工業株式会社
多層フィルム
2か月前
東レ株式会社
電子機器筐体用部材
3か月前
東レ株式会社
電子機器筐体用部材
3か月前
東レ株式会社
サンドイッチ構造体
6か月前
個人
加熱調理に利用可能な鉄製品
4か月前
菊地シート工業株式会社
遮熱シート
2か月前
クラレプラスチックス株式会社
積層体
3か月前
中京油脂株式会社
積層体
6か月前
個人
葉材を用いた意匠性構造部材
3か月前
東レ株式会社
積層体およびその製造方法
11日前
小松マテーレ株式会社
板材
5か月前
東レ株式会社
フィルム及びその製造方法
28日前
マクセル株式会社
複合部品
1日前
アキレス株式会社
積層シート
3か月前
グンゼ株式会社
樹脂フィルム
5か月前
グンゼ株式会社
積層フィルム
6か月前
日東電工株式会社
複層構造体
16日前
株式会社 RIYONX
人工皮革製制振材
4か月前
東洋紡株式会社
耐熱性ポリエステルフィルム
16日前
日本ポリエチレン株式会社
積層体及び包装材
6か月前
日本ポリエチレン株式会社
積層体及び包装材
6か月前
大日本印刷株式会社
加飾シート
3か月前
大日本印刷株式会社
加飾シート
3か月前
artience株式会社
積層体の製造方法
1か月前
株式会社トクヤマ
積層体、袋体および自立袋
4か月前
株式会社カネカ
片面金属箔積層板の製造方法
6か月前
続きを見る
他の特許を見る