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公開番号2025065347
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2025018426,2023024570
出願日2025-02-06,2018-11-30
発明の名称害虫防除用定量噴射型エアゾール製品および害虫防除方法
出願人アース製薬株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類A01N 25/06 20060101AFI20250410BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】刺激感が少なく、噴霧対象物を汚染しにくく、かつ、難揮散性殺虫化合物を広範囲に均一に拡散でき、優れた害虫防除効果を示す害虫防除用定量噴射型エアゾール製品および害虫防除方法を提供する。
【解決手段】蒸気圧が1×10-5mmHg(25℃)未満である難揮散性殺虫化合物を含む原液と、噴射剤とからなるエアゾール組成物が充填され、原液は、エアゾール組成物中、40容量%以下となるよう含まれ、1回あたりの噴射量が0.1~1.0mLである、害虫防除用定量噴射型エアゾール製品。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
蒸気圧が1×10
-5
mmHg(25℃)未満である難揮散性殺虫化合物を含む原液と、噴射剤とからなるエアゾール組成物が充填され、
前記原液は、前記エアゾール組成物中、40容量%以下となるよう含まれ、
1回あたりの噴射量が0.1~1.0mLである、害虫防除用定量噴射型エアゾール製品。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記難揮散性殺虫化合物は、フェノトリンまたはペルメトリンを含む、請求項1記載の害虫防除用定量噴射型エアゾール製品。
【請求項3】
衣類の収容される狭小空間に対して使用される、請求項1または2記載の害虫防除用定量噴射型エアゾール製品。
【請求項4】
蒸気圧が1×10
-5
mmHg(25℃)未満の難揮散性殺虫化合物を含む原液と噴射剤とからなり、前記原液が前記エアゾール組成物中、40容量%以下となるよう含まれるエアゾール組成物を、1回あたりの噴射量が0.1~1.0mLとなるよう噴射する、害虫防除方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、害虫防除用定量噴射型エアゾール製品および害虫防除方法に関する。より詳細には、本発明は、刺激感が少なく、噴霧対象物を汚染しにくく、かつ、難揮散性殺虫化合物を広範囲に均一に拡散でき、優れた害虫防除効果を示す害虫防除用定量噴射型エアゾール製品および害虫防除方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、たとえばトランスフルトリン等の揮散性殺虫化合物を主成分とし、このような殺虫化合物を自然揮散させて殺虫効果を得る防虫剤や害虫防除用エアゾール製品が知られている(たとえば特許文献1~2)。また、殺虫化合物がなるべく広範囲に拡散されるように、噴霧量を多くしたエアゾール製品やポンプ製品が知られている。さらに、難揮散性殺虫化合物を主成分とする害虫防除用エアゾール製品が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-73203号公報
特開2010-280633号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1~2に記載の害虫防除方法において、トランスフルトリンなどの揮散性殺虫化合物を用いると、噴霧時に揮散性殺虫化合物が揮散して舞い上がることで使用者がこれを吸引する可能性がある。この場合、使用者は、刺激感を感じることがある。また、噴霧量を多く(たとえば1回あたり1mLより多く)した場合、噴霧した位置の近傍では、床や衣類等が汚染(液シミ等)されることもある。さらに、難揮散性殺虫化合物を含むエアゾール製品は、拡散性が充分でなく、ゴキブリ等の害虫に直撃するよう噴射したり、それらの生息場所に噴射する等、使用方法が限定されており、たとえばクローゼット等の狭小空間に収容された衣類等へは適用されていなかった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものであり、刺激感が少なく、難揮散性殺虫化合物を広範囲に均一に拡散でき、噴霧対象物に対して均一に難揮散性殺虫化合物を付着させることにより局所的な汚染を起こしにくく、優れた害虫防除効果を示す害虫防除用定量噴射型エアゾール製品および害虫防除方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決するための条件について鋭意研究し、以下の知見を得た。すなわち、所定の蒸気圧を示す難揮散性殺虫化合物を含む所定量の原液と噴射剤とからなるエアゾール組成物を、1回の噴射量を特定量に調整して噴射することにより、刺激感が少なく、難揮散性殺虫化合物を広範囲に均一に拡散でき、噴霧対象物に対して均一に難揮散性殺虫化合物を付着させることにより局所的な汚染を起こしにくく、優れた害虫防除効果を示し得ることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、上記課題を解決する本発明の害虫防除用定量噴射型エアゾール製品および害虫防除方法には、以下の構成が主に含まれる。
【0007】
(1)蒸気圧が1×10
-5
mmHg(25℃)未満である難揮散性殺虫化合物を含む原液と、噴射剤とからなるエアゾール組成物が充填され、前記原液は、前記エアゾール組成物中、40容量%以下となるよう含まれ、1回あたりの噴射量が0.1~1.0mLである、害虫防除用定量噴射型エアゾール製品。
【0008】
(2)前記難揮散性殺虫化合物は、フェノトリンまたはペルメトリンを含む、(1)記載の害虫防除用定量噴射型エアゾール製品。
【0009】
(3)衣類の収容される狭小空間に対して使用される、(1)または(2)記載の害虫防除用定量噴射型エアゾール製品。
【0010】
(4)蒸気圧が1×10
-5
mmHg(25℃)未満の難揮散性殺虫化合物を含む原液と噴射剤とからなり、前記原液が前記エアゾール組成物中、40容量%以下となるよう含まれるエアゾール組成物を、1回あたりの噴射量が0.1~1.0mLとなるよう噴射する、害虫防除方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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