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公開番号
2025065052
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2024172948
出願日
2024-10-02
発明の名称
ストラドルドビークルデータ処理装置およびストラドルドビークルデータ処理方法
出願人
ヤマハ発動機株式会社
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
B62J
50/22 20200101AFI20250410BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】ライダーの運転技術の成長を促すという機能を確保したアドバイス情報を出力しつつ、ストラドルドビークルデータ処理装置のハードウェアリソースの設計自由度を高める。
【解決手段】ストラドルドビークルデータ処理装置1は、ストラドルドビークル10の旋回に関する走行データ30と、ライダーRが自己申告したストラドルドビークル10の旋回に関する情報である自己申告情報40とを少なくとも取得する、データ取得処理S1と、旋回に関する走行データ30の少なくとも一部30aに応じた旋回に関する複数のアドバイス情報50のうち、旋回に関する自己申告情報40との関連性が高い旋回に関するアドバイス情報50と、旋回に関する自己申告情報40とが少なくとも関連付けられた出力データ20を出力する、データ出力処理S2と、を少なくとも実行するように構成されたプロセッサ2を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくともストラドルドビークルの旋回に関する走行データを取得し、少なくとも取得した前記走行データに基づいて前記ストラドルドビークルのライダーの運転技術についてのアドバイス情報を生成して出力する、ストラドルドビークルデータ処理装置であって、
前記ストラドルドビークルの旋回に関する前記走行データと、前記ライダーが自己申告した前記ストラドルドビークルの旋回に関する情報である自己申告情報とを少なくとも取得する、データ取得処理と、
旋回に関する前記走行データの少なくとも一部に応じた旋回に関する複数のドバイス情報のうち、旋回に関する前記自己申告情報との関連性が高い旋回に関する前記アドバイス情報と、旋回に関する前記自己申告情報とが少なくとも関連付けられた出力データを出力する、データ出力処理と、
を少なくとも実行するように構成されたプロセッサを有することを特徴とするストラドルドビークルデータ処理装置。
続きを表示(約 2,600 文字)
【請求項2】
前記データ取得処理において、旋回に関する前記走行データと、前記ストラドルドビークルの旋回に関する複数の事象の情報を少なくとも含む前記自己申告情報とを少なくとも取得することを特徴とする請求項1に記載のストラドルドビークルデータ処理装置。
【請求項3】
前記データ出力処理において、旋回に関する前記走行データの前記少なくとも一部に応じた旋回に関する前記複数のアドバイス情報のうち、前記自己申告情報に含まれる旋回に関する前記複数の事象の情報とそれぞれ関連性の高い複数の情報を少なくとも含む旋回に関する前記アドバイス情報と、旋回に関する前記自己申告情報とが少なくとも関連付けられた前記出力データを出力することを特徴とする請求項2に記載のストラドルドビークルデータ処理装置。
【請求項4】
前記データ取得処理において、旋回に関する前記走行データと、異なるタイミングで前記ライダーが自己申告した、旋回に関する複数の前記自己申告情報とを少なくとも取得し、
前記データ出力処理において、旋回に関する前記走行データの前記少なくとも一部に応じた旋回に関する前記複数のアドバイス情報のうち、旋回に関する前記自己申告情報との関連性が高い旋回に関する前記アドバイス情報が前記自己申告情報ごとに関連付けられるように、異なるタイミングで前記ライダーが自己申告した旋回に関する前記複数の自己申告情報と旋回に関する複数の前記アドバイス情報とが少なくとも関連付けられた前記出力データを出力することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のストラドルドビークルデータ処理装置。
【請求項5】
前記データ取得処理において、旋回に関する前記走行データと旋回に関する前記自己申告情報に加えて少なくとも、前記ライダーが設定した前記ライダーの前記ストラドルドビークルの走行感覚に基づく旋回に関する運転技術の成長度を示す体感成長度情報を取得し、
前記データ出力処理において、旋回に関する前記走行データの前記少なくとも一部に応じた旋回に関する複数のアドバイス情報のうち、旋回に関する前記自己申告情報との関連性が高い旋回に関する前記アドバイス情報と、旋回に関する前記自己申告情報と、旋回に関する前記体感成長度情報とが少なくとも関連付けられた前記出力データを出力することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のストラドルドビークルデータ処理装置。
【請求項6】
前記データ取得処理において、旋回に関する前記走行データと旋回に関する前記自己申告情報に加えて少なくとも、前記ライダーが設定した前記ライダーの前記ストラドルドビークルの走行感覚に基づく旋回に関する運転技術の成長度を示す体感成長度情報を取得し、
前記データ出力処理において、旋回に関する前記走行データの前記少なくとも一部に応じた旋回に関する複数のアドバイス情報のうち、旋回に関する前記自己申告情報との関連性が高い旋回に関する前記アドバイス情報と、旋回に関する前記自己申告情報と、旋回に関する前記体感成長度情報とが少なくとも関連付けられた前記出力データを出力することを特徴とする請求項4に記載のストラドルドビークルデータ処理装置。
【請求項7】
前記データ出力処理において、旋回に関する前記走行データの前記少なくとも一部に応じた旋回に関する前記複数のアドバイス情報のうち、旋回に関する前記自己申告情報との関連性が高い旋回に関する前記アドバイス情報と、旋回に関する前記自己申告情報と、前記データ取得処理で取得された旋回に関する前記走行データの少なくとも一部とが少なくとも関連付けられた前記出力データを出力することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のストラドルドビークルデータ処理装置。
【請求項8】
前記データ取得処理において、所定の運転訓練の前の前記ストラドルドビークルの旋回に関する訓練前走行データと、前記所定の運転訓練の後の前記ストラドルドビークルの旋回に関する訓練後走行データとを少なくとも含む前記走行データと、旋回に関する前記自己申告情報とを少なくとも取得し、
前記データ出力処理において、前記訓練前走行データおよび前記訓練後走行データの少なくとも一方の少なくとも一部に応じた旋回に関する前記複数のアドバイス情報のうち、旋回に関する前記自己申告情報との関連性が高い前記アドバイス情報と、旋回に関する前記自己申告情報と、旋回に関する前記訓練前走行データの少なくとも一部と、旋回に関する前記訓練後走行データの少なくとも一部とが少なくとも関連付けられた前記出力データを出力することを特徴とする請求項7に記載のストラドルドビークルデータ処理装置。
【請求項9】
前記データ取得処理において取得される旋回に関する前記自己申告情報が、前記ライダーが情報を入力できる端末装置を介した前記ライダーとの情報のやりとりによって前記自己申告情報を導き出すサポートシステムから取得された情報であることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のストラドルドビークルデータ処理装置。
【請求項10】
少なくともストラドルドビークルの旋回に関する走行データを取得し、少なくとも取得した前記走行データに基づいて前記ストラドルドビークルのライダーの運転技術についてのアドバイス情報を生成して出力する、ストラドルドビークルデータ処理装置におけるストラドルドビークルデータ処理方法であって、
前記ストラドルドビークルの旋回に関する前記走行データと、前記ライダーが自己申告した前記ストラドルドビークルの旋回に関する情報である自己申告情報とを少なくとも取得する、データ取得処理と、
旋回に関する前記走行データの少なくとも一部に応じた旋回に関する複数のアドバイス情報のうち、旋回に関する前記自己申告情報との関連性が高い旋回に関する前記アドバイス情報と、旋回に関する前記自己申告情報とが少なくとも関連付けられた出力データを出力する、データ出力処理と、
を少なくとも有することを特徴とするストラドルドビークルデータ処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ストラドルドビークルのライダーの運転技術についてのアドバイス情報を出力するストラドルドビークルデータ処理装置およびストラドルドビークルデータ処理方法に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ストラドルドビークルのライダーの運転技術についてのアドバイス情報を出力するストラドルドビークルデータ処理装置がある。例えば、特許文献1のストラドルドビークルデータ処理装置は、走行データである複合データと複合基準データとを取得し、ライダーの運転技術についてのアドバイスなどのコメントを出力する。複合データは、旋回動作中の軌跡に関する旋回軌跡データと、旋回動作中のストラドルドビークルおよびライダーの少なくとも一方の姿勢に関する旋回姿勢データとが関連付けられた複合データ、または、直線状の軌跡とこの直線状の軌跡に連続する円弧状の軌跡に関する直線円弧軌跡データと、この軌跡を走行したときのストラドルドビークルの加速度に関する加速度データとが関連付けられた複合データである。複合基準データは、複合データとの類似度および相違度の基準となるデータである。特許文献1のストラドルドビークルデータ処理装置は、複合基準データに対する複合データの類似度が高い特徴点についてのコメントである高類似度コメントと、複合基準データに対する複合データの相違度が高い特徴点についてのコメントである高相違度コメントと、複合データとが少なくとも関連付けられた複合コメントデータを出力する。この構成により、ライダーの運転技術の成長を促すために多くの項目についてそれぞれコメントを生成する場合、または、ライダーの運転技術の成長を促すために多くの走行シーンについてそれぞれコメントを生成する場合に比べて、ストラドルドビークルデータ処理装置で処理されるデータ量が低減される。それにより、特許文献1のストラドルドビークルデータ処理装置は、ライダーの運転技術の成長を促すという機能を確保したコメントを出力しつつ、ストラドルドビークルデータ処理装置のプロセッサやメモリなどのハードウェアリソースの設計自由度を向上できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開公報2023/112092号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ストラドルドビークルのライダーの運転技術についてのアドバイス情報を出力するストラドルドビークルデータ処理装置は、ライダーの運転技術の成長を促すという機能を確保したアドバイス情報を出力しつつ、ハードウェアリソースの設計自由度を高めることが求められている。
【0005】
本発明は、特許文献1のストラドルドビークルデータ処理装置とは異なる技術によって、ライダーの運転技術の成長を促すという機能を確保したアドバイス情報を出力しつつ、ハードウェアリソースの設計自由度を向上できるストラドルドビークルデータ処理装置およびストラドルドビークルデータ処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一実施形態のストラドルドビークルデータ処理装置は、以下の構成を有する。
少なくともストラドルドビークルの旋回に関する走行データを取得し、少なくとも取得した前記走行データに基づいて前記ストラドルドビークルのライダーの運転技術についてのアドバイス情報を生成して出力する、ストラドルドビークルデータ処理装置であって、前記ストラドルドビークルの旋回に関する前記走行データと、前記ライダーが自己申告した前記ストラドルドビークルの旋回に関する情報である自己申告情報とを少なくとも取得する、データ取得処理と、旋回に関する前記走行データの少なくとも一部に応じた旋回に関する複数のアドバイス情報のうち、旋回に関する前記自己申告情報との関連性が高い旋回に関する前記アドバイス情報と、旋回に関する前記自己申告情報とが少なくとも関連付けられた出力データを出力する、データ出力処理と、を少なくとも実行するように構成されたプロセッサを有する。
【0007】
この構成によると、ストラドルドビークルデータ処理装置は、ストラドルドビークルの旋回に関する走行データと、ライダーが自己申告したストラドルドビークルの旋回に関する自己申告情報とを取得する。自己申告情報は、ライダーが自己申告した情報であるため、ライダーの関心の高い情報である。また、ストラドルドビークルの旋回時には、ライダーと車両との一体感が生じ、ライダーの運転技術の差が表れやすい。そのため、旋回に関する自己申告情報は、ライダーの関心がより高い情報である。ストラドルドビークルデータ処理装置は、旋回に関する走行データの少なくとも一部に応じた旋回に関する複数のアドバイス情報のうち、旋回に関する自己申告情報との関連性が高い旋回に関するアドバイス情報と、旋回に関する自己申告情報とが少なくとも関連付けられた出力データを出力する。このように、出力されるアドバイス情報は、ライダーの関心が高い情報である旋回に関する自己申告情報と、旋回に関する走行データとによって決定されるため、ライダーがより受け入れやすく、より取り組みやすいアドバイス情報を出力できる。つまり、旋回に関する自己申告情報と、旋回に関する走行データを使うことで、ライダーの運転技術の成長をより促しやすいアドバイス情報を出力できる。
ここで、例えば、走行データだけを用いてアドバイス情報を生成する場合であって、ライダーの運転技術の成長を促すために多くの項目についてそれぞれアドバイスコメントを生成する場合は、ストラドルドビークルデータ処理装置で処理されるデータ量が多くなる。また、例えば、走行データだけを用いてアドバイス情報を生成する場合であって、ライダーの運転技術の成長を促すために多くの走行シーンについてそれぞれアドバイスコメントを生成する場合も、ストラドルドビークルデータ処理装置で処理されるデータ量が多くなる。このようなストラドルドビークルデータ処理装置と比べて、本発明のストラドルドビークルデータ処理装置は、特許文献1のストラドルドビークルデータ処理装置と同様に、ライダーの運転技術の成長を促すというアドバイス情報の機能を確保しつつ、ストラドルドビークルデータ処理装置で処理されるデータ量を抑えることができる。それにより、処理能力やメモリ容量の小さいハードウェアリソースを使用することができる。その結果、ストラドルドビークルデータ処理装置のプロセッサやメモリなどのハードウェアリソースの設計自由度を向上できる。
また、自己申告情報と走行データに基づいたアドバイス情報を出力するという技術思想は、特許文献1における、複合データ(走行データ)の複合基準データ(走行データ)に対する類似度および相違度が高い特徴点についてのアドバイスなどのコメントを出力するという技術思想とは異なる。
したがって、本発明のストラドルドビークルデータ処理装置は、特許文献1のストラドルドビークルデータ処理装置とは異なる技術によって、ライダーの運転技術の成長を促すというアドバイス情報の機能を確保しつつ、ハードウェアリソースの設計自由度を向上できる。
【0008】
(2)本発明の一実施形態のストラドルドビークルデータ処理装置は、上記(1)の構成に加えて、以下の構成を有してもよい。
前記データ取得処理において、旋回に関する前記走行データと、前記ストラドルドビークルの旋回に関する複数の事象の情報を少なくとも含む前記自己申告情報とを少なくとも取得する。
【0009】
この構成によると、自己申告情報は、旋回に関する複数の事象の情報を含む。そのため、ストラドルドビークルデータ処理装置で処理されるデータ量の増加を抑えつつ、ライダーの運転技術の成長を促すというアドバイス情報の機能をより高めやすい。したがって、ライダーの運転技術の成長を促すというアドバイス情報の機能を確保しつつ、ハードウェアリソースの設計自由度を向上できる。
【0010】
(3)本発明の一実施形態のストラドルドビークルデータ処理装置は、上記(2)の構成に加えて、以下の構成を有してもよい。
前記データ出力処理において、旋回に関する前記走行データの前記少なくとも一部に応じた旋回に関する前記複数のアドバイス情報のうち、前記自己申告情報に含まれる旋回に関する前記複数の事象の情報とそれぞれ関連性の高い複数の情報を少なくとも含む旋回に関する前記アドバイス情報と、旋回に関する前記自己申告情報とが少なくとも関連付けられた前記出力データを出力する。
(【0011】以降は省略されています)
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