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公開番号2025064330
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173993
出願日2023-10-06
発明の名称インクジェット記録方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 2/14 20060101AFI20250410BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 反応液やインクの吐出安定性が良好なインクジェット記録方法を提供する。
【解決手段】 水性インクと、前記水性インクと反応する反応剤を含有する水性反応液と、を液体吐出ヘッドから吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、前記水性反応液を吐出する前記液体吐出ヘッドは、前記水性反応液を吐出するための吐出口と、前記吐出口に前記水性反応液を供給するための圧力室と、前記水性反応液を吐出するためのエネルギーを発生するためのエネルギー発生素子と、を有する素子基板と、前記圧力室に水性反応液を供給するための上流側流路と、前記圧力室に連通する下流側流路と、を具備し、前記素子基板は、前記水性反応液の吐出方向において前記記録媒体と対向するフェイス面を有し、前記フェイス面と垂直な方向において、前記吐出口は前記フェイス面よりも前記圧力室側に位置する、インクジェット記録方法。
【選択図】 図16
特許請求の範囲【請求項1】
水性インクと、前記水性インクと反応する反応剤を含有する水性反応液と、を液体吐出ヘッドから吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、
前記水性反応液を吐出する前記液体吐出ヘッドは、
前記水性反応液を吐出するための吐出口と、前記吐出口に前記水性反応液を供給するための圧力室と、前記水性反応液を吐出するためのエネルギーを発生するためのエネルギー発生素子と、を有する素子基板と、
前記圧力室に水性反応液を供給するための上流側流路と、
前記圧力室に連通する下流側流路と、を具備し、
前記素子基板は、前記水性反応液の吐出方向において前記記録媒体と対向するフェイス面を有し、
前記フェイス面と垂直な方向において、前記吐出口は前記フェイス面よりも前記圧力室側に位置する、インクジェット記録方法。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記フェイス面に対して垂直な方向における、前記フェイス面と前記吐出口との距離は1.0μm以上50μm以下である、請求項1に記載のインクジェット記録方法。
【請求項3】
前記フェイス面と平行な方向における、前記フェイス面と前記吐出口との最短距離は1.0mm以下である、請求項1に記載のインクジェット記録方法。
【請求項4】
前記素子基板は、
第1の面に前記エネルギー発生素子が設けられた基板と、
前記第1の面に設けられ、前記圧力室及び前記吐出口を形成する流路形成部材と、
前記流路形成部材の前記吐出口を有する面に設けられ、前記吐出口を露出するための開口を有する保護部材と、を備え、
前記保護部材が前記フェイス面を有する、請求項1に記載のインクジェット記録方法。
【請求項5】
前記保護部材の前記開口は、前記吐出口が複数並んだ吐出口列に対応して設けられている、請求項4に記載のインクジェット記録方法。
【請求項6】
前記保護部材の前記開口は、前記吐出口と1対1対応となるよう設けられている、請求項4に記載のインクジェット記録方法。
【請求項7】
前記保護部材は金属を含むである、請求項4に記載のインクジェット記録方法。
【請求項8】
前記保護部材がステンレスを含むである、請求項7に記載のインクジェット記録方法。
【請求項9】
前記素子基板は、
第1の面に前記エネルギー発生素子が設けられた基板と、
前記第1の面に設けられ、前記圧力室及び前記吐出口を形成する流路形成部材と、
前記流路形成部材が前記フェイス面を有する、請求項1に記載のインクジェット記録方法。
【請求項10】
前記流路形成部材は、前記吐出口を内側に備える凹部を有する、請求項9に記載のインクジェット記録方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット記録方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、インクジェット記録方法は、ポスターや大判の広告の印刷など、サインアンドディスプレイと呼ばれる分野で使用されることが増えている。この分野では、家庭用のインクジェット記録装置と比べ、記録面積が広いことを特徴として挙げることができる。また、画像が目を引く必要があるため、高い発色性を示す画像を記録することができるインクとすることが求められる。
【0003】
サインアンドディスプレイ分野では、その表面がインクの吸収性をほぼ持たない、塩化ビニル(塩ビ)やポリエチレンテレフタラート(PET)などで形成された、非吸収性の記録媒体を用いることが多い。このため、非吸収性の記録媒体における画像の滲みやムラを抑制することが求められる。以下、その表面がインクの吸収性をほぼ持たない記録媒体を、「非吸収性の記録媒体」とも記載する。非吸収性の記録媒体に記録するインクジェット記録方法では、記録媒体においてインクドットが弾かれないようにすることによって、滲みを抑制することが重要である。そのためには、インクが記録媒体に付与された後に、インクを急速に増粘させて固定化する必要がある。
【0004】
非吸収性の記録媒体に記録する方法としては、有機溶剤を主成分とした溶剤系インクや、重合性モノマーを含有する硬化型インクを使用した記録方法が知られている。しかし、近年では、環境負荷や安全性の観点から、水性インクを用いて非吸収性の記録媒体に記録できる記録方法へのニーズが高まっている。
【0005】
水性インクを用いて、非吸収性の記録媒体に記録する方法としては、非吸収性の記録媒体の表面でインクの水分を蒸発させる方法や、インクの成分を凝集させる反応液を用いる方法を挙げることができる。前者は、反応液を付与する手段を設ける必要がないため、ランニングコストの観点で有利である一方で、記録速度を落とす必要があり、生産性が劣る。そのため、反応液を用いる方法が検討されている。
【0006】
また、生産性を向上するために、液体吐出ヘッドのメンテナンスに要する時間を短くし、連続記録を可能にする必要がある。液体吐出ヘッドのメンテナンスは、連続記録の際に、主に使用しない吐出口において反応液やインクが増粘したり、反応液やインク中の顔料や樹脂などの成分が固着したりすることで、吐出性が低下するのを抑制するために必要である。したがって、反応液を用いるとともに、長期間の連続記録の際にも記録が途切れることなく、安定した吐出が維持されるインクジェット記録方法が求められている。
【0007】
これまでにも、液体吐出ヘッドのインク流路における顔料や樹脂などのインク成分の滞留を抑制するために、液体吐出ヘッドの吐出口近傍でインクを流動させる機構を備えた液体吐出ヘッドが提案されている(特許文献1参照)。また、反応液を吐出する吐出口のクリーニング回復性を向上するために、循環流路を有する液体吐出ヘッドを使用したインクジェット記録方法が提案されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2007-118611号公報
特開2020-104487号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明者らは、循環流路を液体吐出ヘッドに備えるだけでは、反応液を用いる液体吐出ヘッドにおける間欠吐出安定性をある程度得られるものの、画像ムラが生じてしまうことを見出した。
【0010】
そこで、本発明は、反応液やインクの吐出安定性が良好なインクジェット記録方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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