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公開番号2025063831
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2024150290
出願日2024-08-30
発明の名称車両前部構造
出願人トヨタ車体株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B62D 25/16 20060101AFI20250409BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】車両と歩行者との衝突時において、歩行者に入力される衝突荷重を低減しつつ、車体の組立作業の簡略化を図ることができる車両前部構造を得る。
【解決手段】車両10は、車体前部14において車体骨格の一部を構成するエプロンアッパメンバ16と、車体前部14における車両幅方向外側かつ車両上方側の意匠面の一部を構成するフロントフェンダパネル18と、フロントフェンダパネル18の裏面18Cに対して配置されてフロントフェンダパネル18のみに取り付けられ、フロントフェンダパネル18とエプロンアッパメンバ16との間に位置すると共に、変形することでフロントフェンダパネル18側からの衝突荷重を吸収可能な衝撃吸収部材22と、を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車体前部において車体骨格の一部を構成する構造部材と、
前記車体前部における車両幅方向外側かつ車両上方側の意匠面の一部を構成するアウタパネルと、
前記アウタパネルの裏面に対して配置されて当該アウタパネルのみに取り付けられ、当該アウタパネルと前記構造部材との間に位置すると共に、変形することで当該アウタパネル側からの衝突荷重を吸収可能な衝撃吸収部と、
を有する車両前部構造。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記衝撃吸収部は、衝撃吸収部材を備え、
前記衝撃吸収部材は、前記衝撃吸収部材の車両上方側の部分を構成し、前記アウタパネルに対して固定された荷重支持片部と、
前記荷重支持片部の車両下方側に当該荷重支持片部と一体に設けられ、前記アウタパネルの反対側に凸となって膨らむと共に、車両上下方向から見て一部が前記構造部材と重なる膨出部と、を含んで構成されている、
請求項1に記載の車両前部構造。
【請求項3】
前記衝撃吸収部は、連結部材をさらに備え、
前記連結部材は、前記膨出部の前記アウタパネル側の部分における車両幅方向内側と車両幅方向外側とを連結している、
請求項2に記載の車両前部構造。
【請求項4】
前記膨出部は、前記荷重支持片部の車両幅方向外側の周縁部から車両下方側に延出されると共に、車両上下方向から見て前記構造部材と重なる縦壁部を含んで構成されている、
請求項2に記載の車両前部構造。
【請求項5】
前記膨出部は、前記縦壁部の車両下方側の周縁部から車両幅方向外側に延出された下壁部と、当該下壁部の車両幅方向外側の周縁部から車両上方側に延出された延出壁部と、をさらに備え、
前記連結部材は、前記縦壁部の車両上方側の部分と前記延出壁部の車両上方側の部分とを連結している、
請求項4に記載の車両前部構造。
【請求項6】
前記連結部材は、当該連結部材の車両上方側の部分を構成すると共に前記アウタパネルに接着剤で接合された上側取付片部と、当該連結部材の車両下方側の部分を構成すると共に当該アウタパネルに接着剤で接合された下側取付片部と、を含んで構成されている、
請求項3に記載の車両前部構造。
【請求項7】
前記構造部材における車両上方外側の部分に前記膨出部側に凸とされた第1角部が設けられ、
前記膨出部の車両下方側の部分に前記縦壁部と連続して前記アウタパネル側に凸とされかつ車両上下方向から見て前記第1角部と重なる第2角部が設けられている、
請求項4に記載の車両前部構造。
【請求項8】
前記荷重支持片部は、車両幅方向内側及び車両下方側の少なくとも一方に凸となるように湾曲している、
請求項2~請求項7の何れか1項に記載の車両前部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両前部構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、樹脂製車両用部材に関する発明が開示されている。この発明では、車両前部に内板部材が配置されており、この内板部材は、走行中の車両と歩行者とが衝突した際に歩行者側からの衝突荷重で変形することでこの衝突荷重を吸収し、走行者が受ける衝撃を小さくすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-271701号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載された先行技術では、内板部材がフェンダとホイルエプロンレインフォースメントとに連結されている。このため、上記先行技術では、車体の組立時において、内板部材をフェンダ及びホイルエプロンレインフォースメントの両方に位置決めする必要があり、車体の組立作業が煩雑なものとなることが考えられる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、車両と歩行者との衝突時において、歩行者に入力される衝突荷重を低減しつつ、車体の組立作業の簡略化を図ることができる車両前部構造を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係る車両前部構造は、車体前部において車体骨格の一部を構成する構造部材と、前記車体前部における車両幅方向外側かつ車両上方側の意匠面の一部を構成するアウタパネルと、前記アウタパネルの裏面に対して配置されて当該アウタパネルのみに取り付けられ、当該アウタパネルと前記構造部材との間に位置すると共に、変形することで当該アウタパネル側からの衝突荷重を吸収可能な衝撃吸収部と、を有している。
【0007】
第1の態様に係る車両前部構造によれば、構造部材によって車体前部における車体骨格の一部が構成されている。また、アウタパネルによって、車体前部における車両幅方向外側かつ車両上方側の意匠面の一部が構成されている。
【0008】
ところで、走行中の車両と歩行者とが衝突したときに、歩行者の頭部等が車体前部における車両幅方向外側かつ車両上方側の意匠面に衝突することが考えられる。このとき、車両側に歩行者側の衝突エネルギーを吸収するものがなければ、歩行者はアウタパネルを介して構造部材からの反力を受けることが考えられる。
【0009】
ここで、本態様では、アウタパネルと構造部材との間に衝撃吸収部が配置されている。このため、歩行者側からアウタパネルに入力された衝突荷重は、衝撃吸収部が変形することで吸収される。
【0010】
また、本態様では、衝撃吸収部がアウタパネルの裏面に対して配置されると共にアウタパネルのみに取り付けられており、衝撃吸収部をアウタパネル及び構造部材に取り付けるような構成に比べて、衝撃吸収部の位置決めを容易に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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