TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025063218
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2025007060,2023176442
出願日2025-01-17,2020-04-26
発明の名称クロマ量子化パラメータのマッピング関数のシグナリングのための方法及び装置
出願人華為技術有限公司,HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04N 19/70 20140101AFI20250408BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 クロミナンス成分用のクロミナンス量子化パラメータ(QP)をルミナンス成分用のルミナンスQPに基づいて取得する方法を提供する。
【解決手段】 当該方法は、デコーダによって実行され、当該方法は、受信したビットストリームを構文解析して、ルミナンスQPと、QPインデックス(QPi)をクロミナンスQP(QPc)に関連付けるマッピング関数(f)の情報と、を取得し、ルミナンスQPに少なくとも部分的に基づいてQPiを取得し、取得した上記情報に基づいてマッピング関数を取得し、取得したマッピング関数と、取得したQPiとに基づいて、QPcを取得することを有する。
【選択図】 図13

特許請求の範囲【請求項1】
デコーダによって実行される方法であって、
ビットストリームを受信し、
前記ビットストリームを構文解析して、ルミナンス量子化パラメータ(QP)と、QPインデックス(QPi)をクロミナンスQP(QPc)に関連付けるクロマQPマッピングテーブルについての情報と、を取得し、前記クロマQPマッピングテーブルの値はマッピング関数を満たし、該マッピング関数は、区分マッピング関数であり、該区分マッピング関数の情報が、該区分マッピング関数のピボット点を有し、前記クロマQPマッピングテーブルについての前記情報は、前記区分マッピング関数の前記ピボット点を含み、前記ピボット点の数並びにそのそれぞれのx及びy座標が、現在のピボット点の座標と先行するピボット点の座標との間のデルタ値に基づいて、前記ビットストリーム内でシグナリングされ、
取得した前記ルミナンスQPに少なくとも部分的に基づいてQPiを取得し、
前記区分マッピング関数の前記ピボット点に基づいてクロマQPマッピングテーブルを取得し、
取得した前記クロマQPマッピングテーブルと、取得した前記QPiとに基づいて、第1のQPcを取得する、
ことを有し、
前記クロマQPマッピングテーブルは、前記デコーダによってサポートされる許容QPi範囲内のQPiに対応する集合Xの各要素xを、又は前記集合Xの何らかの部分集合を、前記デコーダによってサポートされる許容QPc範囲内のQPcに対応する集合Yの1つの要素yに関連付け、前記デコーダによってサポートされる前記許容QPc範囲は、0から63の範囲である、
方法。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記マッピング関数は、線形方程式に基づく区分関数である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記クロマQPマッピングテーブルの前記情報は、シーケンスパラメータセット内でシーケンスレベルでシグナリングされる、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法を実行する処理回路を有するデコーダ。
【請求項5】
コンピュータに請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法を実行させるように構成されたコンピュータプログラム。
【請求項6】
デコーダであって、
1つ以上のプロセッサと、
前記プロセッサに結合され、前記プロセッサによる実行のためのプログラミングを格納した非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体であり、前記プログラミングは、前記プロセッサによって実行されるときに、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法を実行するように当該デコーダを構成する、コンピュータ読み取り可能記憶媒体と、
を有するデコーダ。
【請求項7】
コンピュータプログラムコードを有体に具現化するコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムコードは、コンピュータユニットによって実行されるときに、該コンピュータユニットに請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
【請求項8】
映像データをビットストリームの形態で格納するように構成された非一時的なメモリストレージと、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたビデオデコーダと、
を有する映像データ復号装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この特許出願は、2019年4月26日に出願された米国仮特許出願第62/839,6076号と、2019年6月21日に出願された国際特許出願第PCT/RU2019/000444号と、2019年7月7日に出願された米国仮特許出願第62/871,197号と、2019年7月9日に出願された米国仮特許出願第62/872,238号との優先権を主張する。
続きを表示(約 2,800 文字)【0002】
本出願(開示)の実施形態は、概して画像及び/又は映像復号の分野に関し、より具体的にはクロマ量子化パラメータシグナリングのための装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
映像コーディング(映像符号化及び復号)は、例えば、放送デジタルTV、インターネット及びモバイルネットワーク上での映像伝送、例えばビデオチャットなどのリアルタイム会話アプリケーション、ビデオ会議、DVD及びBlu-rayディスク、ビデオコンテンツ収集・編集システム、並びにセキュリティ用途のビデオカメラといった、広範囲のデジタル映像アプリケーションで使用されている。
【0004】
比較的短い映像であってもそれを描写するために必要とされる映像データの量はかなりになり得るものであり、それが、限られた帯域幅容量を持つ通信ネットワークを介してデータをストリーミングする又はその他の方法で通信するときに困難をもたらし得る。従って、映像データは一般に、今日の遠隔通信ネットワークを介して通信される前に圧縮される。映像のサイズはまた、メモリリソースが限られ得るために、映像がストレージ装置に格納されるときにも問題となり得る。映像圧縮装置は、しばしば、伝送又は記憶に先立って、ソースにてソフトウェア及び/又はハードウェアを用いて映像データをコーディングし、それにより、デジタル映像画像を表すのに必要なデータの量を減少させる。そして、圧縮されたデータが、送り先で、映像データを復号する映像解凍装置によって受信される。限られたネットワークリソースと、増加の一途をたどるいっそう高い映像品質の要求とに伴い、ピクチャ品質の犠牲を殆ど乃至は全く払わずに圧縮比を向上させる改良された圧縮及び解凍技術が望ましい。
【発明の概要】
【0005】
本出願の実施形態は、独立請求項に従った符号化及び復号のための装置及び方法を提供する。
【0006】
上述の目的及び他の目的が、独立請求項に係る事項によって達成される。更なる実装形態が、従属請求項、明細書及び図面から明らかである。
【0007】
本開示は、クロミナンス成分用のクロミナンス量子化パラメータ(QP)をルミナンス成分用のルミナンスQPに基づいて取得する方法を開示し、当該方法は、デコーダによって実行され、当該方法は、
ビットストリームを受信し、
前記ビットストリームを構文解析して、前記ルミナンスQPと、QPインデックス(QPi)を前記クロミナンスQP(QPc)に関連付けるクロマQPマッピングテーブルについての情報と、を取得し、
前記ルミナンスQPに少なくとも部分的に基づいて前記QPiを取得し、
取得した前記情報に基づいて前記クロマQPマッピングテーブルを取得し、
取得した前記クロマQPマッピングテーブルと、取得した前記QPiとに基づいて、QPcを取得し、
取得した前記QPcに基づいてクロミナンス量子化パラメータを取得する、
ことを有する。
【0008】
従って、ビットストリーム内でシグナリングされる情報に基づいてクロマQPマッピングテーブルが取得される。
【0009】
上述の方法において、
qP
Cb
、qP
Cr
及びqP
CbCr
が、
qP
Chroma
=Clip3(-QpBdOffset,63,Qp

)、
qP
Cb
=ChromaQpTable[0][qP
Chroma
]、
qP
Cr
=ChromaQpTable[1][qP
Chroma
]、
qP
CbCr
=ChromaQpTable[2][qP
Chroma
]、
として導出されることができ、
Cb成分及びCr成分用のクロマ量子化パラメータQp’
Cb
及びQp’
Cr
、並びにジョイントCb-CrコーディングQp’
CbCr
が、
Qp’
Cb
=Clip3(-QpBdOffset,63,qP
Cb
+pps_cb_qp_offset+slice_cb_qp_offset+CuQpOffset
Cb
)+QpBdOffset、
Qp’
Cr
=Clip3(-QpBdOffset,63,qP
Cr
+pps_cr_qp_offset+slice_cr_qp_offset+CuQpOffset
Cr
)+QpBdOffset、
Qp’
CbCr
=Clip3(-QpBdOffset,63,qP
CbCr
+pps_joint_cbcr_qp_offset_value+slice_joint_cbcr_qp_offset+CuQpOffset
CbCr
)+QpBdOffset、
として導出されることができ、
ChromaQpTableは、前記クロマQPマッピングテーブルであり、
QPiは、qP
Chroma
に対応し、
QPcは、qP
Cb
、qP
Cr
及びqP
CbCr
に対応し、
QpBdOffsetは、式:
QpBdOffset=6*bit_depth_minus8
を用いてルマアレイ及びクロマアレイのサンプルのビット深度に基づいて計算されるビット深度オフセットであり、
bit_depth_minus8は、両端を含めて0から8の範囲内とされ、
pps_cb_qp_offset及びpps_cr_qp_offsetは、それぞれ、Qp’
Cb
及びQp’
Cr
を導出するのに使用される、ルマ量子化パラメータQp’

に対するオフセットを規定し、
【0010】
上述の方法において、前記クロマQPマッピングテーブルは、前記デコーダによってサポートされる許容QPi範囲内のQPiに対応し得る集合Xの各要素xを、又は前記集合Xの何らかの部分集合を、前記デコーダによってサポートされる許容QPc範囲内のQPcに対応し得る集合Yの1つの要素yに関連付け得る。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

華為技術有限公司
スケーラブルな符号化及び復号方法及び装置
4日前
華為技術有限公司
クロマ量子化パラメータのマッピング関数のシグナリングのための方法及び装置
12日前
個人
防犯AIプラグイン
23日前
個人
コメント配信システム
1か月前
個人
テレビ会議拡張システム
18日前
個人
電気音響変換装置
1か月前
日本放送協会
無線通信装置
23日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
13日前
個人
無線中継赤外線コピーリモコン
20日前
キヤノン電子株式会社
画像処理装置
24日前
キヤノン電子株式会社
画像処理装置
1か月前
TOA株式会社
音響システム
19日前
キヤノン株式会社
画像読取装置
10日前
株式会社ニコン
カメラボディ
10日前
株式会社ニコン
撮像装置
18日前
株式会社ユピテル
撮像装置等
18日前
理想科学工業株式会社
連絡システム
18日前
キヤノン株式会社
冷却装置と電子機器
19日前
17LIVE株式会社
サーバ及び方法
11日前
二幸産業株式会社
建物設備の管理装置
5日前
キヤノン株式会社
撮像装置
3日前
キヤノン株式会社
撮像装置
18日前
株式会社国際電気
カメラシステム
1か月前
株式会社JVCケンウッド
映像記録装置
19日前
株式会社国際電気
無線通信システム
23日前
株式会社国際電気
通信局及び通信システム
1か月前
ニッタン株式会社
引率支援システム
18日前
KDDI株式会社
基地局及び通信端末
19日前
株式会社豊田自動織機
情報送受信方法
3日前
株式会社JVCケンウッド
撮影画像処理装置
20日前
日産自動車株式会社
スピーカ取付構造
23日前
株式会社国際電気
滞留検知システム
25日前
アズビル株式会社
情報処理装置及びプログラム
23日前
キヤノン株式会社
画像読取装置、画像形成装置
23日前
シャープ株式会社
動画像符号化装置、復号装置
19日前
アイホン株式会社
インターホン機器の設置構造
1か月前
続きを見る