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公開番号
2025062684
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2023171865
出願日
2023-10-03
発明の名称
胃瘻カテーテル
出願人
ニプロ株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
A61J
15/00 20060101AFI20250408BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】バンパー型の胃瘻カテーテルにおいて、挿抜の抵抗を低減し、交換時の痛みを緩和することである。
【解決手段】胃瘻カテーテル10は、外筒10と、外筒10に挿入された内筒20とを備える。外筒10の先端部には、径方向に開閉可能なアンカー部13が複数設けられている。内筒20は、外筒10の先端方向に移動し、外筒10のアンカー部23の先端を径方向外側に展開してバンパー3を形成するように構成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ルーメンを有する筒状の胃瘻カテーテルであって、
外筒と、
前記外筒の軸方向に延びる操作部材と、
を備え、
前記外筒の先端部には、径方向に開閉可能なアンカー部が複数設けられ、
前記操作部材は、前記外筒に対して相対移動し、前記外筒の前記アンカー部の先端を径方向外側に展開してバンパーを形成するように構成されている、胃瘻カテーテル。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記外筒には、前記アンカー部を分離するスリット又は易破断部が前記外筒の先端から複数形成されている、請求項1に記載の胃瘻カテーテル。
【請求項3】
前記操作部材は、前記外筒に挿入された内筒であって、
前記内筒は、前記外筒の先端から突出して前記外筒の前記アンカー部を展開させる、請求項1又は2に記載の胃瘻カテーテル。
【請求項4】
前記内筒は、先端部を分離するスリット又は易破断部が前記内筒の先端から形成され、当該先端部が前記外筒の前記アンカー部に連結されている、請求項3に記載の胃瘻カテーテル。
【請求項5】
前記外筒は、ベース部と、前記ベース部の先端部に外嵌された第1部材と、前記第1部材を介して前記ベース部に固定された筒状の第2部材とを含み、
前記第2部材は、前記アンカー部が形成された前記外筒の前記先端部を構成し、前記内筒が挿入されることで展開して前記バンパーを形成するように構成されている、請求項3に記載の胃瘻カテーテル。
【請求項6】
前記外筒及び前記内筒の各基端部には、前記外筒の軸方向に沿った前記内筒の移動を固定し、前記内筒が前記外筒の先端から突出した状態を維持するロック構造が設けられている、請求項3~5のいずれか一項に記載の胃瘻カテーテル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、胃瘻カテーテルに関し、より詳しくは、バンパー型の胃瘻カテーテルに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、胃瘻に使用されるカテーテルとして、胃内で胃の壁に引っ掛かって固定される胃瘻カテーテルが知られている。このタイプの胃瘻カテーテルには、バルーン型とバンパー型の2種類が存在する。バルーン型の胃瘻カテーテルは、胃壁に引っ掛かるバルーンを萎めた状態で挿抜されるため、バンパー型と比べて挿抜が容易である。一方、長期間にわたってバルーンの状態を安定に維持することは難しく、バンパー型と比べて短期間で交換が必要という課題がある。
【0003】
特許文献1には、ルーメンが設けられた筒状のカテーテル本体と、筒状のカテーテル本体の先端部に設けられた可撓性のバンパーとを備えたバンパー型の胃瘻カテーテルが開示されている。特許文献1のカテーテルは、専用の器具をカテーテル本体に挿入して本体よりも大径のバンパーを伸長させることで縮径させ、この状態で瘻孔に挿入され、また瘻孔から抜去される。特許文献1の胃瘻カテーテルは径方向に膨らんだ球状のバンパーを備え、バンパーは専用の器具を用いて伸ばされることで、バンパーはカテーテル本体の軸方向に伸びて長球状に変形する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-136138公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のバンパー型の胃瘻カテーテルは、バンパーを長球状に変形させた状態で瘻孔から引き抜かれるが、バンパーの軸方向中間部分の径が依然として大きく、交換時に痛みがある。特許文献1のカテーテルにおいても、挿抜時の抵抗の低減について未だ改良の余地が大きい。
【0006】
本発明の目的は、バンパー型の胃瘻カテーテルにおいて、挿抜の抵抗を低減し、交換時の痛みを緩和することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る胃瘻カテーテルは、ルーメンを有する筒状の胃瘻カテーテルであって、外筒と、前記外筒の軸方向に延びる操作部材とを備え、前記外筒の前記先端部には、径方向に開閉可能なアンカー部が複数設けられ、前記操作部材は、前記外筒に対して相対移動し、前記外筒の前記アンカー部の先端を径方向外側に展開してバンパーを形成するように構成されていることを特徴とする。
【0008】
上記構成によれば、カテーテルを瘻孔に挿入した後、操作部材により、閉じられた外筒の先端部(アンカー部)を展開して胃壁に引っ掛かるバンパーを形成できる。外筒の先端部は初期の状態において閉じた状態であって外径が小さいため、瘻孔への挿入をスムーズに行うことができる。そして、瘻孔への挿入後において、操作部材が外筒に対して相対移動することで、バンパーを構成する外筒のアンカー部の先端は操作部材により径方向に展開される。カテーテルを瘻孔から抜去する際も、操作部材を外筒に対して相対移動させ元の位置に戻すことでバンパーが閉じて外筒の先端部の外径が小さくなる。したがって、カテーテル挿抜時の抵抗を効果的に低減でき、交換時の痛みを十分に緩和できる。
【0009】
本発明に係る胃瘻カテーテルにおいて、前記外筒には、前記アンカー部を分離するスリット又は易破断部が前記外筒の先端から複数形成されていることが好ましい。
【0010】
上記構成によれば、例えば、複数のアンカー部の付け根同士が連結されるようにスリットを形成することで、構成部品の取り扱いが容易になり、また各アンカー部の展開時の連動性がより良好になる。
(【0011】以降は省略されています)
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