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公開番号
2025081941
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023195055
出願日
2023-11-16
発明の名称
血液浄化装置、その制御方法、およびプログラム
出願人
ニプロ株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
A61M
1/16 20060101AFI20250521BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】センサを追加することなく、漏血センサに対して排液管路が正しく装着されていることを把握できる。
【解決手段】本開示に基づく血液浄化装置1は、血液浄化器100と、動脈側血液回路130と、静脈側血液回路140と、透析液管路110と、排液管路120と、血液ポンプ131と、給液ポンプ111と、排液ポンプ121と、漏血センサ2と、制御部と、を備える。制御部は、漏血センサ2に排液管路120が装着される前の漏血センサ2の第1測定値を取得し、漏血センサ2に排液管路120が装着された後の漏血センサ2の第2測定値を取得して、第1測定値と第2測定値とに基づいて漏血センサ2からの排液管路120の外れを判断する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
血液浄化器と、
前記血液浄化器に接続され、前記血液浄化器に血液を流入させるための動脈側血液回路と、
前記血液浄化器に接続され、前記血液浄化器から血液を流出させるための静脈側血液回路と、
前記血液浄化器、前記動脈側血液回路、または、前記静脈側血液回路に接続され、所定の液体を供給する液供給管路と、
前記血液浄化器から排出された排液を流す排液管路と、
前記動脈側血液回路に設けられ、血液を送り出す血液ポンプと、
前記液供給管路に設けられ、前記所定の液体を送り出す液供給ポンプと、
前記排液管路に設けられ、前記排液を送り出す排液ポンプと、
前記排液管路を装着し、前記血液浄化器から前記排液管路に漏れた血液を検知可能な漏血センサと、
前記漏血センサからの入力に応じて、前記血液浄化器から前記排液管路に血液が漏れたと判断する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記漏血センサに前記排液管路が装着される前の前記漏血センサの第1測定値を取得し、前記漏血センサに前記排液管路が装着された後の前記漏血センサの第2測定値を取得して、前記第1測定値と前記第2測定値とに基づいて前記漏血センサからの前記排液管路の外れを判断する、血液浄化装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記第2測定値に所定の値を重みとして乗じた値を前記第1測定値と比較し、当該値が前記第1測定値以下となる場合、前記排液管路が前記漏血センサから外れていると判断する、請求項1に記載の血液浄化装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記第1測定値と前記第2測定値との割合と、閾値との比較に基づいて、前記排液管路が前記漏血センサから外れていると判断する、請求項1または請求項2に記載の血液浄化装置。
【請求項4】
血液浄化器と、前記血液浄化器に接続され、前記血液浄化器に血液を流入させるための動脈側血液回路と、前記血液浄化器に接続され、前記血液浄化器から血液を流出させるための静脈側血液回路と、前記血液浄化器、前記動脈側血液回路、または、前記静脈側血液回路に接続され、所定の液体を供給する液供給管路と、前記血液浄化器から排出された排液を流す排液管路と、前記動脈側血液回路に設けられ、血液を送り出す血液ポンプと、前記液供給管路に設けられ、前記所定の液体を送り出す液供給ポンプと、前記排液管路に設けられ、前記排液を送り出す排液ポンプと、前記排液管路を装着し、前記血液浄化器から前記排液管路に漏れた血液を検知可能な漏血センサと、前記漏血センサからの入力に応じて、前記血液浄化器から前記排液管路に血液が漏れたと判断する制御部と、を備える血液浄化装置の制御方法であって、
前記漏血センサに前記排液管路が装着される前の前記漏血センサの第1測定値を取得するステップと、
前記漏血センサに前記排液管路が装着された後の前記漏血センサの第2測定値を取得するステップと、
前記第1測定値と前記第2測定値とに基づいて前記漏血センサからの前記排液管路の外れを判断するステップと、含む、血液浄化装置の制御方法。
【請求項5】
血液浄化器と、前記血液浄化器に接続され、前記血液浄化器に血液を流入させるための動脈側血液回路と、前記血液浄化器に接続され、前記血液浄化器から血液を流出させるための静脈側血液回路と、前記血液浄化器、前記動脈側血液回路、または、前記静脈側血液回路に接続され、所定の液体を供給する液供給管路と、前記血液浄化器から排出された排液を流す排液管路と、前記動脈側血液回路に設けられ、血液を送り出す血液ポンプと、前記液供給管路に設けられ、前記所定の液体を送り出す液供給ポンプと、前記排液管路に設けられ、前記排液を送り出す排液ポンプと、前記排液管路を装着し、前記血液浄化器から前記排液管路に漏れた血液を検知可能な漏血センサと、前記漏血センサからの入力に応じて、前記血液浄化器から前記排液管路に血液が漏れたと判断する制御部と、を備える血液浄化装置の前記制御部で実行されるプログラムであって、
前記プログラムは、
前記漏血センサに前記排液管路が装着される前の前記漏血センサの第1測定値を取得するステップと、
前記漏血センサに前記排液管路が装着された後の前記漏血センサの第2測定値を取得するステップと、
前記第1測定値と前記第2測定値とに基づいて前記漏血センサからの前記排液管路の外れを判断するステップと、含む、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、血液浄化装置、その制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2016-147117号公報(特許文献1)には、患者の血液を体外循環させつつ浄化するための血液浄化装置が開示されている。血液浄化装置では、透析液導出チューブに漏血センサが取り付けられており、透析液導出チューブを流れる透析液にダイアライザから血液が漏れた場合、それを漏血センサで検知し得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-147117号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたように、従来、排液管路(透析液導出チューブ)に血液が漏れているか否かを検知するために漏血センサが設けられている。しかし、漏血センサに対して排液管路が正しく装着されておらず、漏血センサから排液管路が外れていた場合、排液管路に血液が漏れていても漏血センサが漏血を検知することができない。また、漏血センサ以外に、排液管路の外れを検知することができるセンサを設けると、血液浄化装置の製造コストが上昇することになる。
【0005】
本開示は上記の課題に鑑みてなされたものであり、センサを追加することなく、漏血センサに対して排液管路が正しく装着されていることを把握できる、血液浄化装置、その制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]血液浄化器と、上記血液浄化器に接続され、上記血液浄化器に血液を流入させるための動脈側血液回路と、上記血液浄化器に接続され、上記血液浄化器から血液を流出させるための静脈側血液回路と、上記血液浄化器、上記動脈側血液回路、または、上記静脈側血液回路に接続され、所定の液体を供給する液供給管路と、上記血液浄化器から排出された排液を流す排液管路と、上記動脈側血液回路に設けられ、血液を送り出す血液ポンプと、上記液供給管路に設けられ、上記所定の液体を送り出す液供給ポンプと、上記排液管路に設けられ、上記排液を送り出す排液ポンプと、上記排液管路を装着し、上記血液浄化器から上記排液管路に漏れた血液を検知可能な漏血センサと、上記漏血センサからの入力に応じて、上記血液浄化器から上記排液管路に血液が漏れたと判断する制御部と、を備え、上記制御部は、上記漏血センサに上記排液管路が装着される前の上記漏血センサの第1測定値を取得し、上記漏血センサに上記排液管路が装着された後の上記漏血センサの第2測定値を取得して、上記第1測定値と上記第2測定値とに基づいて上記漏血センサからの上記排液管路の外れを判断する。
【0007】
このように構成された血液浄化装置によれば、制御部が、第1測定値と第2測定値とに基づいて漏血センサからの排液管路の外れを判断するので、センサを追加することなく、漏血センサに対して排液管路が正しく装着されていることを把握できる。
【0008】
[2]上記制御部は、上記第2測定値に所定の値を重みとして乗じた値を上記第1測定値と比較し、当該値が上記第1測定値以下となる場合、上記排液管路が上記漏血センサから外れていると判断する、[1]に記載の血液浄化装置。
【0009】
このように構成された血液浄化装置によれば、第1測定値と第2測定値とに基づいて漏血センサからの排液管路の外れを容易に判断することができる。
【0010】
[3]上記制御部は、上記第1測定値と上記第2測定値との割合と、閾値とに基づいて、上記排液管路が上記漏血センサから外れていると判断する、[1]または[2]に記載の血液浄化装置。
(【0011】以降は省略されています)
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