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公開番号2025095923
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212320
出願日2023-12-15
発明の名称包装用装置および包装方法
出願人ニプロ株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類A61J 3/00 20060101AFI20250619BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】包装用のフィルムに収容される収容物の包装作業の効率性を向上させる。
【解決手段】本体部と該本体部の上面を開閉する蓋部とを備え、所定の収容物が載置された第1フィルムの上に、第2フィルムを重ね合わせた状態で蓋部を閉じることで、該収容物を包装する包装用装置であって、本体部の上面に設けられ、第1フィルムが載置される第1枠部と、蓋部に設けられ、該蓋部が閉じることで第1フィルム及び第2フィルムを、第1枠部とで挟み込む第2枠部と、第1枠部および第2枠部に挟まれた第1フィルム及び第2フィルムを互いに結合させる結合機構とを備え、蓋部には、閉状態において第2枠部と上下方向に貫通する貫通穴が形成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
本体部と該本体部の上面を開閉する蓋部とを備え、所定の収容物が載置された第1フィルムの上に、第2フィルムを重ね合わせた状態で前記蓋部を閉じることで、該収容物を包装する包装用装置であって、
前記本体部の上面に設けられ、前記第1フィルムが載置される第1枠部と、
前記蓋部に設けられ、該蓋部が閉じることで前記第1フィルム及び前記第2フィルムを、前記第1枠部とで挟み込む第2枠部と、
前記第1枠部および前記第2枠部に挟まれた前記第1フィルム及び前記第2フィルムを互いに結合させる結合機構とを備え、
前記蓋部には、閉状態において前記第2枠部と上下方向に貫通する貫通穴が形成される
包装用装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記結合機構は、前記第1枠部または前記第2枠部に設けられた加熱部を有し、該加熱部により前記第1フィルム及び前記第2フィルムを加熱することで互いに溶着させる
請求項1に記載の包装用装置。
【請求項3】
前記本体部には、隣り合って並ぶ複数の前記第1枠部が設けられ、
前記蓋部には、隣り合って並ぶ複数の前記第2枠部が設けられ、かつ、前記第2枠部のそれぞれに対応するように複数の前記貫通穴が形成される
請求項1または2に記載の包装用装置。
【請求項4】
前記収容物は、錠剤形状、カプセル形状または粉末状の医薬品、医薬部外品またはサプリメントを含む
請求項1または2に記載の包装用装置。
【請求項5】
請求項1または2に記載の包装用装置を用いた前記収容物の包装方法であって、
前記蓋部を開いた状態で、前記第1フィルムを前記第1枠部に載置する第1工程と、
前記第1工程後に前記蓋部を閉じ、前記貫通穴を介して前記収容物を前記第1フィルム上に載置する第2工程と、
前記第2工程後に、前記蓋部を開け、前記第2フィルムを前記第1フィルム上に重ね合わせる第3工程と、
前記第3工程後に、前記蓋部を閉じ、前記結合機構により前記第1フィルムと前記第2フィルムとを結合させる第4工程とを含む
包装方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装用装置および包装方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般に薬局などにおいて、病院で処方された薬の種類によっては、薬剤分包機により一回服用ごとに分けて包装される。特許文献1に記載の薬剤分包機は、重ね合わせた2枚の包装用フィルムを袋状に形成する加熱枠および押さえ枠を備える。袋内に薬が収まるように一方の包装用フィルムに予め薬を載置してから、加熱枠と押さえ枠とにより2枚の包装用フィルムをシールする。これにより、薬が収容された分包袋が製造される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭56-143172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような薬剤分包機において、薬を包装用フィルムに載せるとき枠内の領域に収まるように配置する必要があり、包装用フィルム上に載せた薬が枠内の領域からはみ出てしまうと、2枚の包装用フィルムのシールが不十分となって、包装用フィルム内に薬を収容し損なうおそれがある。特に、複数の加熱枠と押さえ枠とがそれぞれ1列並んで配置される薬剤分包機では、複数の分包袋を一列に連ねて製造することができるが、1つでも枠内の領域からはみ出ないように、注意して包装用フィルム上に薬を載せていかなければならず、包装作業の効率が良いとはいえない。
【0005】
斯かる点に鑑みて、本開示の課題は、包装用のフィルムに収容される収容物の包装作業の効率性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、
本体部と該本体部の上面を開閉する蓋部とを備え、所定の収容物が載置された第1フィルムの上に、第2フィルムを重ね合わせた状態で前記蓋部を閉じることで、該収容物を包装する包装用装置であって、
前記本体部の上面に設けられ、前記第1フィルムが載置される第1枠部と、
前記蓋部に設けられ、該蓋部が閉じることで前記第1フィルム及び前記第2フィルムを、前記第1枠部とで挟み込む第2枠部と、
前記第1枠部および前記第2枠部に挟まれた前記第1フィルム及び前記第2フィルムを互いに結合させる結合機構とを備え、
前記蓋部には、閉状態において前記第2枠部と上下方向に貫通する貫通穴が形成される。
【0007】
第1の態様では、第1フィルムを第1枠部に載置した状態で蓋部を閉めると、第1枠部上の第1フィルムが貫通穴を介して外部に露出する。従って、この貫通穴に収容物を投入するだけで、収容物を第1枠部の内側の領域に配置することができる。具体的に、蓋部には厚みがあるため貫通穴には内壁が形成される。この内壁が投入された収容物の第1枠部からのはみだしを抑制する。このように、第1フィルム上に載置された収容物が第1枠部の内側の領域からはみ出ることを抑制できるため、収容物の包装ミスの発生を抑えることができると共に、収容物の包装作業の効率化を向上できる。また、収容物が第1枠部内の領域からはみ出ないように注意深く収容物を第1フィルム上に載置するという作業者の負担を軽減することができる。
【0008】
本開示の第2の態様は、第1の態様において、
前記結合機構は、前記第1枠部または前記第2枠部に設けられた加熱部を有し、該加熱部により前記第1フィルム及び前記第2フィルムを加熱することで互いに溶着させる。
【0009】
第2の態様では、加熱するだけ2つのフィルムを結合できるため、複雑な機構を要さずに簡便にフィルムに収容物を包装できる。
【0010】
本開示の第3の態様は、第1または第2の態様において、
前記本体部には、隣り合って並ぶ複数の前記第1枠部が設けられ、
前記蓋部には、隣り合って並ぶ複数の前記第2枠部が設けられ、かつ、前記第2枠部のそれぞれに対応するように複数の前記貫通穴が形成される。
(【0011】以降は省略されています)

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